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甘草の基礎知識から国内生産に向けた実用栽培、
栽培品種の開発、品質評価法、問題点までわかりやすく解説
セミナー趣旨
近年、国内での生薬生産に注目が集まっている。その背景には、主に中国から輸入されている生薬の価格上昇と品質の低下にある。さらに、資源枯渇問題や砂漠化などの環境問題も取り上げられ、ますます、日本国内での生薬生産に大きな期待が寄せられている。
この講演では重要生薬の甘草を取り上げる。他の生薬生産にも共通して言えることではあるが、甘草生産における最も重要なポイントは、如何にして生産性を上げることが出来るかである。薬用植物の栽培化は、他の作物と比較しても、栽培法は確立されておらず、種苗供給体制も整っていない。さらに、使用できる登録農薬も少ないのが現状である。このような条件の中、利益が確保できる十分な収量を得ることが重要な課題となる。一方で、一般的な価格以上の価値を生み出す「ブランディング」も重要になると考えられる。この両者を実現するには、それぞれの生薬に対して国内栽培用の品種開発が重要となる。これには、日本薬局方の規定に基づいた成分含量の確保と同時に、生産性や作業性なども考慮した育種目標の設定が必要であり、多大な時間と労力を費やさなければならない。
この講演では、甘草に関する基礎知識(化学成分や基原植物を含む)から国内生産に向けた実用栽培の現状、栽培品種の開発の現状、品質評価法、問題点まで、演者の失敗例や成功例を挙げ、わかりやすく解説する。
習得できる知識
- 甘草に関する基礎知識(化学成分や基原植物を含む)から国内生産に向けた実用栽培の現状、栽培品種の開発の現状、品質評価法、問題点まで、演者の失敗例や成功例
- 甘草の生産に関する正しい知識と現状把握
セミナープログラム
- 甘草とは
- 漢方薬や医薬品、食品での用途とその重要性と問題点
- 甘草の基原植物とその鑑別
- 基原植物の生態
- 地上部の形態
- 地下部の化学的成分による種の鑑別
- 流通する生薬名と基原植物の関係
- 育種目標と栽培品種の開発
- 様々な栽培法の試み(長所、短所)
- 実用栽培の試み
- 品質評価法
- 持続的な安定生産に向けた今後の課題
- 総括
<質疑応答>
セミナー講師
大阪医科薬科大学 薬学部 臨床漢方薬学研究室 教授 芝野 真喜雄 先生
セミナー受講料
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
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※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
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