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金属有機構造体(MOF)の
吸着剤、分離膜としての応用研究動向
金属有機構造体(MOF)の特徴や合成等の基礎から吸着剤や分離膜等への応用展開までを解説
セミナー趣旨
結晶性多孔質材料の一種である金属有機構造体(MOF)は、その化学組成と細孔構造が明確に定義され、他に類を見ないほどの調整可能性を示すことから、分離、貯蔵、触媒反応をはじめとして広範な研究分野を創出しながら進展している。近年のMOFに関する飛躍的な進展は、MOFが高い空隙率を有し、細孔径と表面特性の調整に優れることによる材料としての多様性ばかりでなく、その合成方法の多様性に拠るところも大きい。
本講演ではMOFの合成や特徴を述べ、吸着や膜分離としての応用について今後の見通しを含めて解説する。MOFの基礎を学びたい方、これからMOFの研究を始める方から、始めてみたがその合成に困っている方、MOFの用途展開の問題を解決したい方などを主たる対象として、MOFの基礎的な特性から最新技術動向までを概説し、課題と展望について議論する。
受講対象・レベル
- 多孔性材料、MOFの初心者から、MOF開発に深く携わっている専門家まで
- MOFの基礎を学びたい方から、MOF合成・製造の問題を解決したい技術者まで
習得できる知識
- MOFの合成と基本物性の把握
- MOFの形態制御技術の習得
- MOFの評価方法の習得
- 応用例(吸着分離、膜分離)の把握
- 国内外の開発状況の把握
- 吸着の基本原理と測定方法の習得
- 膜分離の基本原理と測定方法の習得
セミナープログラム
- MOF概要
- ナノ空間材料
- MOFの特徴
- MOFとゼオライトとの比較
- MOFのコスト
- 開発状況・世界情勢
- MOFの合成方法と評価方法
- 基本的な設計指針と合成方法の課題
- 様々な合成方法
- MOFの合成・評価サイクル
- MOFの機能評価
- MOF吸着剤
- 吸着の基礎原理と吸着剤の課題
- MOFの構造柔軟性と吸着特性
- MOFの構造安定性
- 吸着・分離性能の予測
- MOF吸着剤の応用事例と分離性能
- MOF分離膜
- 膜分離に関する定義
- 膜透過機構
- 膜分離と無機系分離膜の開発状況
- MOF製膜の留意点
- 様々な製膜方法
- MOF膜の応用事例と分離性能
- MOFの特徴を活かした機能開発
- まとめ
□ 質疑応答 □
セミナー講師
関西大学 環境都市工学部 エネルギー・環境工学科 教授 田中 俊輔 氏
セミナー受講料
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44,000円( E-mail案内登録価格41,800円 )
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2名で 44,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額22,000円)
【1名分無料適用条件】
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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
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※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。
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