カーボンナノチューブの樹脂/溶媒中への分散とその応用展開

★ 製品化はどこまで進んでいるか?
爆発的な普及には何が求められているのか?


受講料


1名につき 60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕


プログラム


【10:00-11:30】
 1.単層カーボンナノチューブ(SWCNT)分散の高度化を目指した光応答性分散剤の開発

【講師】(国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門 スマート材料グループ 松澤 洋子 氏 


【講座の趣旨】
 分散剤を利用したCNT分散技術について、その重要性、課題、新規コンセプトに基づく分散技術の開拓と応用例を紹介する。

1.CNTの分散について:なぜ分散技術が重要なのか
 1.1 ナノチューブの特性を活かすために
 1.2 分散手法の紹介
 1.3 分散剤の紹介
 1.4 現状の分散剤が抱える課題

2.分散剤の開発:課題を解決し次のステージにすすむために
 2.1 開発のコンセプト
 2.2 光応答性分散剤の設計・合成
 2.3 光応答性分散剤の性能

3.分散技術の高度化に向けて:光応答性分散剤を利用した応用例の紹介
 3.1 SWCNTの精製
 3.2 SWCNTを高度に分散
 3.3 SWCNT薄膜の微細加工
 3.4 光製膜法

4.まとめと展望:分子の吸脱着を利用してSWCNTの表面物性を制御する

【質疑応答】



【12:10-13:40】 
2.スーパーグロースカーボンナノチューブの産業応用に向けた取り組み

【講師】日本ゼオン(株) 総合開発センター CNT研究所 材料開発チーム 竹下 誠 氏 


1.SWCNT の量産技術開発
 1.1 スーパーグロース法によるSWCNT(SGCNT)合成
 1.2 スーパーグロースカーボンナノチューブ(SGCNT)の特長
 1.3 産業に向けた取り組み
 1.4 日本ゼオンにおけるCNT事業展開

2.スーパーグロースSWCNT複合材料開発
 2.1 分散手法とCNT分散性
 2.2 CNT複合材料の物性

【質疑応答】



【13:50-15:20】
 
3.カーボンナノチューブ利用によるCFRP製スポーツ用品衝撃特性の向上

【講師】ミズノ(株) 研究開発部 素材研究開発課 松井 泰志 氏 


【習得できる知識】
CNTの表面処理技術を利用したCFRP製品における機械特性の向上

【講座の趣旨】
CNTの表面処理技術により、FRPマトリックス樹脂内における分散性の向上、および強化繊維とマトリックス樹脂の界面特性向上による衝撃特性の向上を確認

1.CNT実用化に向けた課題

2.表面処理加工によるCNT分散性および樹脂粘度の確認

3.CFRP平板による物性検証

4.ゴルフシャフトによる物性検証

5.繰返し衝撃負荷に対する効果の仮説および確認

6.今後の事業化予定

【質疑応答】



【15:30-17:00】
 
4.単層カーボンナノチューブの添加によるゴム材料の耐熱、耐環境特性の向上

【講師】(国研)産業技術総合研究所 ナノチューブ実用化研究センター CNT用途チーム
    研究員 博士(工学) 阿多 誠介 氏 


【習得できる知識】
CNT分散技術、CNTの分類、CNTとゴムの複合化、最近のCNTトレンド、CNT複合材料の課題、CNTの安全性など

【講座の趣旨】
単層CNTをゴムに複合化する上での留意点や注意点について講演を行う。またCNT複合材料開発のトレンドについて耐熱、耐環境特性を中心に講演する。

1.CNTとは何か
 1.1 CNTの構造と物性
 1.2 CNTの分類
 1.3 CNTの生産量

2.CNTの分散
 2.1 CNTの分散の指向性
 2.2 CNTの分散と物性
 2.3 CNTの分散評価

3.CNTの複合化
 3.1 CNTを混ぜるためには
 3.2 CNT複合材料の代表的な製法
 3.3 CNTの分散状態評価

4.CNT複合材料の物性、耐環境特性を中心として
 4.1 CNT複合材料の耐熱性、耐環境特性
 4.2 耐酸性・耐アルカリ性
 4.3 耐環境特性向上のメカニズム

5.その他のアプリケーション

6.まとめ

【質疑応答】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

60,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術   繊維・炭素系素材技術

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