導電性高分子およびナノ炭素複合材料の基礎と導電性向上技術


~応用開発に必要な高導電化のための材料技術を開発~
~ITO代替透明導電材料の開発動向についても解説~


■導電性高分子(ICP)の導電性向上策について


〇ドーパント配向促進剤 〇希釈剤 〇無機酸化物ナノ粒子添加 〇セルロースナノファイバーとの複合化 〇グラフェン添加  〇フェノール誘導体添加 〇金属微粒子との複合化 などの具体的な材料技術とその効果について解説!


■CNT、グラフェン、ナノグラファイト、フラーレンなどのナノ炭素複合材料の導電性向上について


複合化手法と、パーコレーション理論、ダブルパーコレーション理論の有用性等を解説いたします。


■最後に、具体的な応用分野の例として、透明導電材料・フィルムの開発動向についても解説します。



受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


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※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


講師


公財)名古屋産業科学研究所 上席研究員/名古屋大学 名誉教授 小長谷 重次 氏

【略歴】
 1974年~2005年東洋紡(株)総合研究所
 2005年~2007年奈良先端科学技術大学院大学
 2007年~2015年名古屋大学を経て
 現在、名古屋大学名誉教授かつ名古屋産業科学研究所上席研究員
 2007年~2010年フィラー研究会会長(現在フィラー研究会顧問)

【現在の研究テーマ】
 導電性高分子及び導電性フィラーを用いたフレキシブル透明導電膜材料の開発

【受賞歴】
 大阪工研協会工業技術賞(1995年)
 プラスチック成型加工学会「青木固」技術賞(2005年)
 フィラ研究会功労賞(2013年)


趣旨


 導電性高分子の中で、ポリアニリン(PANI)ポリチオフェン(PEDOT)、ポリピロール(PPy)が最も本質的な導電性高分子(ICP)である。またこれ以外にカーボンナノチューブ(CNT)、ナノグラファイト(NGP)、グラフェン(Gr)、フラーレン(Fr)などのナノ炭素を複合化させた高分子も導電性高分子の範疇に加えられる。
 本セミナーではこれら材料の基本的事項から、透明導電膜・フィルム、キャパシタ、太陽電池など、応用開発を目指す上で不可欠な導電性向上策、汎用樹脂との複合化について、最近の文献特許情報および筆者の研究成果を交えながら解説する。さらに具体的な応用例としてフレキシブル透明導電膜材料・フィルム開発の最近の動向について解説する。


プログラム


1.はじめにー導電の基礎―
 1.1 表面・体積抵抗とその評価法
 1.2 導電機構と特徴
   (1) イオン伝導
   (2) 電子伝導

2.導電性高分子の基本
 2.1 導電性高分子ICP
   (1) 外部ドープ型(ポリチオフェン(PEDOT), ポリアニリン、ポリピロール)
   (2) 自己ドープ型(スルホン化ポリアニリン、スルホン化ポリチオフェン)
 2.2 ナノ炭素粒子
   (1) 平面型(グラフェン、ナノグラファイト)
   (2) 繊維・筒状(カーボンナノファイバー(CNF)、カーボンナノチューブ(CNT)
   (3) 球状(フラーレン)
 2.3 導電性高分子ICPの開発・生産動向
 2.4 ナノ炭素粒子の開発・生産動向

3.各種導電材の導電性向上と複合化方法
 3.1 ナノ炭素粒子の導電性向上と複合化法
   (1) パーコレーション
   (2) ダブルパーコレーション理論とその有用性
 3.2 導電性高分子の導電性向上と複合化についての最近の研究例
   (1) ドーパント種・量効果
   (2) セカンドドーパント効果(配向促進剤)
   (3) 高分子バインダー(希釈材)効果
   (4) 無機酸化物ナノ粒子添加効果
   (5) セルロースナノファイバー(吸着)複合効果
   (6) (酸化)グラフェン添加効果
   (7) フェノール誘導体添加効果
   (8) その他、金属微粒子(Ag粒子、Agファイバー、Cu粒子)との複合化

4.各種導電材を用いた非ITO系透明導電材・フィルムの研究開発動向
 4.1 導電性高分子系
   (1) ポリアニリン
   (2) PEDOT
   (3) ポリピロール
 4.2 ナノ炭素粒子系
   (1) カーボンナノチューブ(CNT)
   (2) グラフェン
   (3) フラーレン
 4.3 金属・金属酸化物粒子
   (1) 銀系ナノ粒子・ナノファイバー
   (2) 銅系ナノ粒子・ナノファイバー
   (3) ZnO

5.まとめ及び課題

  □ 質疑応答・名刺交換 □


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

東京都

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【大田区】大田区産業プラザ(PiO)

【京急】京急蒲田駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術   電気・電子技術   繊維・炭素系素材技術

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