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全国41,8002024-06-13 -
リチウムイオン電池の高性能化、高安全性確保のための最新技術動向と業界動向・市場展望
33,550オンデマンド
LiBにおける火災、爆発などの事故原因解析と、
安全対策について、最近の中国EV動向を解説
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
セミナー趣旨
i-PhoneやEV用電池が安全方向に改善されている。特に、大電力用、短時間充電用に、セパレータの構成、材料が変化している。本セミナーでは普通の調べ方では見ることのできない電池に関する事故情報を次の5点について解説する。①電池火災、爆発の経年推移②電池火災の原因、対策、安全弁の機能と役割③低速車~大型車までの電池化、キャパシタ化の加速の現状と展望④安全な電池、回路、各種法規制⑤代表的なBMSの現状、展望。電池火災の保険会社の技術鑑定委員をしているので多数の事故例を紹介する。また、EV用電池の生産高は中国が2016年度に世界一になった。近年の中国のEV動向を解説する。
受講対象・レベル
① 各種電池、キャパシタの開発者
② HEV、PEV、PMS、BMSの研究開発者
③ 電池、キャパシタでの電気駆動回路開発者
④ 大型電池、キャパシタの発火、 爆発、安全回路の開発者
習得できる知識
小型車~大型車用電源開発での安全性、各種法規制、梱包包装、コンテナ輸送時の留意点など
セミナープログラム
G 概要:世界のHEV/PEV/EDLCの動向
G1:米国で、Tesler motorが先導し、EV車種の増加と家庭での非常電源機能をPR、韓国、中国への展開
G2:中国では、低速車のEV化、大型車のEDLC化が急加速で、実用化、’16年度、EV用電池生産量で、世界一
1 ここ最近発生しているリチウムイオン電池の膨張,発火,爆発の事例と傾向の分析、電池火災の経年変化、事故数の経年変化
1.1 電池火災事故の過去に学ぶ
1.1.1 Ni-mH電池の火災事故例
1.1.2 火災の原因と対策
1.1.3 日本碍子㈱ NAS電池の火災事故
1.2 日本、韓国、中国でのLiB電池製造工場の火災、爆発例
1.2.1 S社、P社の火災例
1.3. 各種LiB電池のこの2年間の火災事故例
1.3.1 中国でのバス、自動車の発火例
1.3.2 米国、A123社の2007年、2011年の火災例
1.3.3 韓国 LiB電池の火災例(空輸の事故、LG化学のGM社での火災事故)
1.4 日本 Sony社のi-Phoneでの火災事故
1.5 ロシアでのLiB電池事故例及びGS湯浅のB-787の火災例
1.6 米国:Tesler社でのLiB電池の無事故例(安全設計された電池と回路では、燃えない)
2 膨張,発火,爆発が発生する原因の分類
2.1 過去に学ぶ:Ni-mH電池の安全対策
2.1.1 材料品質、製造、梱包、荷役、陸送、海送運搬での留意点
2.2 LiB電池の不純物対策
2.2.1 金属不純物対策
2.2.2 水分対策
2.2.3 Dry room, Dry chamber内のガス不純物対策
3 安全性,安全対策の現状と今後の技術
3.1 発火要因の解析と対策
3.1.1 構成材料の純度(電池原材料)
3.1.2 製造工程での不純物混入説(メッキ、バリの脱落)
3.1.3 製造工程の工程改善効果
① Dry room, Dry chamberの露点の改善
② Dry room内のCO2制御
3.2 LiB電池構成上の対策
3.2.1 セパレータの技術変遷と新構成、新材料、各種セパレータの新構成
3.2.2 PVDF/PAN系新セパレータの概要
3.2.3 低抵抗用新電極構成方法
3.2.4 高速電解液注液方法
4 電池メーカー各社の安全対策手法の比較
スマートフォン用電池、自動車用電池、定置用電池、他
安全弁対策比較、i-Phone用Connectorの構成と新材料動向
5 纏め:LiB電池の火災、爆発の要因
6 将来展望
6.1 電池の研究~製造過程での火災、爆発対策
6.2 燃料電池車の現状と展望
6.3 EDLC単独、または、併用による安全回路
6.4 安全なEV,SUV の展望
セミナー講師
西野 敦 氏 西野技術士事務所 代表
【講師経歴】
金沢大学工学部 電気化学卒、京都大学工学博士 技術士(化学部門)、Panasonic社 中央研究所で課長、部長、本社研究所 所長、同顧問、定年後、西野技術士事務所を設立、日米中台韓の各社の顧問、客員教授(山口大、北見工大、東京農工大、金沢大、 早大理工招聘研究員等)
【活 動】
1 各種電池、各種キャパシタの開発、製品化
2 各種電池材料、キャパシタ材料の開発製品化
3 電気二重層キャパシタ(EDLC)の開発製品化、各種応用開発
4 各種エレクトロガラス、セラミックの開発製品化
5 工業用触媒、環境触媒、家電用触媒の開発 製品化
6 DDS(Drag Delivery System)の開発製品化
7 電気化学会、触媒学会、粉体粉末学会等
セミナー受講料
44,000円 * 資料付
*メルマガ登録者 35,200 円 (20%引き)
*アカデミック価格 26,400 円
★ アカデミック価格
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を
有する大学、大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに
所属大学・大学院を記入のうえ、備考欄に「アカデミック価格希望」と
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通常の特典(2名目無料、3名目以降半額)は適用外 となりますが、
定価の20%引 でご参加いただけます。
受講について
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
・事前配布資料は、当日までに届くように事前に郵送をいたします。開催日時に間に合わない場合には、後日郵送するなどの方法で対応いたします。
・講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布する場合もございますが、参加者のみご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固くお断りいたします。
・開催日時にリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
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