<ゼーベック効果の基礎と熱電変換材料の最前線>有機系フレキシブル熱電変換材料/デバイスの基礎・課題と最新技術動向


~IoTのためのフレキシブル/ウェアラブルエナジーハーベスター~★ 電力自給のためのエナジーハーベスティングデバイスへ。内外温度差・排熱を電気エネルギーとして利用するには?★ 「やわらかい」フレキシブルな熱電変換材料/素子の実現に向けて、解説いたします。



講師


奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 教授 中村 雅一 氏
【経歴】
1990-2000 株式会社東レリサーチセンター 半導体中のドーパント分布評価などの研究に従事。
(その間1994-1997) アトムテクノロジー研究体(JRCAT) 基板表面原子配列制御による有機薄膜の配向制御および走査型プローブ顕微鏡を用いた有機薄膜の構造・物性評価に関する研究に従事
2000-2011 千葉大学工学部 有機薄膜トランジスタの作製法と物性研究および走査型プローブ顕微鏡による局所電気物性評価に関する研究に従事
2011-  現職


受講料


43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 ) 


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  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  ※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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  ※他の割引は併用できません。


趣旨


 近年盛んに耳にするようになったIoTの末端に位置する様々な孤立電子機器において、電力自給のためのエナジーハーベスティングデバイスは重要な要素である。人間が生活する限りは少なからぬ熱流が生じており、衣服や人間の住環境には必然的に内外温度差が生じている。この排熱を電気エネルギーとして利用できれば、センサーネットワークやヘルスモニターなどの用途における最低限の電子回路動作が維持できる。
 本講演では、熱電変換の基礎から有機系熱電材料に特有のメカニズムや評価法に至るまでを解説し、我々が狙っている従来概念を超える「やわらかい」熱電材料/素子について、そのコンセプトといくつかの最新結果を紹介する。


プログラム


<得られる知識・技術>
熱電変換材料および熱電変換素子の基本原理、フレキシブルエナジーハーベスターとしての熱電変換の位置づけと要求される性能、研究のトレンドを学ぶことができます。

<プログラム>
1.熱電変換デバイスの基礎
 1.1 エナジーハーベスティングと熱電変換
 1.2 熱電変換デバイスの基本構造
 1.3 熱電変換デバイスの基本設計思想と材料への要求
 1.4 パワーファクターと無次元性能指数

2.ゼーベック効果の基礎
 2.1 ゼーベック効果概要
 2.2 ゼーベック効果の物理的な中身
 2.3 ゼーベック効果の理論式(線形応答理論より)
 2.4 様々な近似理論式
 2.5 やや特殊な例

3.熱電変換材料研究の現状概観
 3.1 世界におけるエネルギー消費量と排熱
 3.2 熱電変換デバイスの市場予測
 3.3 無機熱電変換材料の現状
 3.4 古典的材料設計指針
 3.5 様々な材料の導電率と熱伝導率
 3.6 低次元化やナノ構造形成のメリットと限界
 3.7 熱電変換が普及していない理由考

4.フレキシブル熱電変換素子実現に向けて
 4.1 フレキシブル熱電変換デバイスの必要性
 4.2 有機系熱電材料/デバイスの報告例
 4.3 フレキシブル熱電材料/デバイスにおける要求事項

5.有機系熱電材料の評価
 5.1 有機熱電材料評価のための要求事項
 5.2 様々な市販装置の例
 5.3 独自評価装置の紹介
 5.4 有機系熱電材料探索結果の概況 ~どのような材料系が有望か?~

6.有望な材料系その1:不均一系材料
 6.1 不均一系熱電材料とは?
 6.2 コアシェル型単分子接合を利用した不均一系熱電材料設計
 6.3 CNT/タンパク質複合材料による断熱性熱電材料の創出
 6.4 CNT複合材料の紡糸と布状熱電変換デバイス

7.有望な材料系その2:高純度有機半導体における巨大ゼーベック効果
 7.1 有機半導体における巨大ゼーベック効果の発見
 7.2 巨大ゼーベック効果の普遍性
 7.3 巨大ゼーベック効果発現の条件および物理機構考察
 7.4 巨大ゼーベック効果に実用性はあるか?

  □質疑応答・名刺交換□


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

43,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

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【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

電気・電子技術   半導体技術

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