高周波対応の材料設計のための誘電率の測定&評価技術

低損失材料、高周波材料に対する
マイクロ波からミリ波帯における誘電率測定を解説!


■周波数や材料特性に応じた測定方法の適切な選択と使い分け
■異なる測定系の結果の相互比較
■誘電率測定における測定精度(不確かさ)評価

セミナー趣旨

 近年、高速大容量の無線通信を可能にするミリ波帯電磁波の利用が急速に拡大しています。2020年3月より日本でも5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスが開始された一方で、次世代のポスト5G/6G(第6世代移動通信システム)についても、実現に向けた研究開発が世界的に始められております。また、自動車レーダーやセキュリティシステムなど、通信以外の分野にもミリ波帯電磁波の応用範囲は拡大しています。電磁波を利用するシステムでは、誘電体材料が基板やアンテナなどとして用いられており、その誘電率は設計やシミュレーションに必須のパラメータです誘電率の測定は、周波数や材料の特性に応じて、様々な測定方法を適切に使い分ける必要があります。また、電磁波の利用周波数や用途が拡大する中で、異なる測定系の結果を相互比較するための尺度として、誘電率測定における測定精度(不確かさ)評価の重要性も高まってきています。
 本講座では、高周波基板に用いられる低損失材料や、電磁波吸収体に用いられる高周波材料に対するマイクロ波からミリ波帯における誘電率測定を解説します。目的に合わせた測定法の選び方から測定精度の評価方法までを説明いたします。

セミナープログラム

1.誘電率測定のニーズと代表的な測定方法
 1.1 誘電率の定義
 1.2 誘電率測定のニーズ
 1.3 代表的な測定方法

2.高損失材料の誘電率評価技術
 2.1 反射伝送法の測定原理
 2.2 測定精度(不確かさ)評価

3.低損失材料の面内方向誘電率評価技術
 3.1 スプリットシリンダー共振器法の測定原理
 3.2 測定精度(不確かさ)評価

4.低損失材料の面直方向誘電率評価技術
 4.1 平衡型円板共振器法の測定原理
 4.2 測定精度(不確かさ)評価
 4.3 測定再現性の向上に向けた取り組み
 4.4 測定周波数の170 GHzまでの拡張

5.金属材料の導電率評価技術
 5.1 測定原理
 5.2 測定結果例

6.まとめ

  □質疑応答□

セミナー講師

(国研)産業技術総合研究所 計量標準総合センター
物理計測標準研究部門 電磁気計測研究グループ 主任研究員 博士(工学) 加藤 悠人 氏

■略歴
2012年  東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻 修士課程修了
       (半導体二次元電子系の量子伝導の研究に従事)
2020年 大阪大学大学院 基礎工学研究科 システム創成専攻 博士課程修了
       (高周波帯電磁メタマテリアルの研究に従事)
2012年~現在 産業技術総合研究所 物理計測標準研究部門 電磁気計測研究グループ 勤務
       (高周波帯材料計測の研究に従事)
■専門
電磁波計測

セミナー受講料

44,000円( S&T会員受講料41,800円 )
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

東京都

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【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

電子デバイス・部品   計測工学

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