
窒化物フィラーの配向制御技術と低充填量での高熱伝導化【Live配信セミナー】
熱伝導率の異方性を制御するには?
より効率的で高い熱伝導性を出すには?
充填構造の理論、充填量向上技術とBNフィラーの配向制御技術を徹底解説!
セミナープログラム
<10:30~12:15>
1.窒化物フィラーの充填、表面改質、配向制御技術と微視構造の設計
富山県立大学 真田 和昭 氏
【プログラム】
1.窒化物フィラーの種類と熱伝導率
2.窒化物フィラーコンポジットの粘度予測
2-1 コンポジットの粘度予測式と適用範囲
2-2 フィラー粒度分布を考慮したコンポジットの粘度予測理論
3.窒化物フィラーの最密充填技術と低フィラー化技術
3-1 フィラー最密充填理論
3-2 フィラー最密充填によるコンポジットの高熱伝導率と低粘度の両立
3-3 コンピューターシミュレーションを活用した新しい充填構造設計手法
3-4 フィラーのハイブリッド化とネットワーク構造形成による低フィラー化技術
4.窒化物フィラーの表面処理技術
4-1 窒化物フィラーの表面処理事例
5.窒化物フィラーコンポジットの熱伝導特性評価
5-1 コンポジットの熱伝導率予測式
5-2 国内外での窒化物フィラーコンポジットの開発動向
【質疑応答・個別質問・名刺交換】
<13:15~14:45>
2.窒化ホウ素の配向制御と、窒化ホウ素/樹脂コンポジット放熱材料の開発
(株)KRI 林 裕之 氏
【プログラム】
1.窒化ホウ素の配向制御
1-1 一軸方向制御
1-1-1 加圧法
1-1-2 ブレード法
1-1-3 遠心法
1-1-4 その他制御法の紹介
1-2 等軸方向(ランダム)制御
2.窒化ホウ素/樹脂コンポジット放熱材料の開発
2-1 窒化ホウ素/汎用性樹脂コンポジット
2-1-1 加圧法で作製したコンポジット
2-1-2 ブレード法で作製したコンポジット
2-1-3 遠心法で作製したコンポジット
2-2 窒化ホウ素/セルロースナノファイバーコンポジット
3.配向制御方法の紹介と、それに基づいて作製したコンポジットの熱特性の紹介
【質疑応答・個別質問・名刺交換】
<15:00~16:30>
3.窒化ホウ素の配向制御による、低充填量での高熱伝導化
三菱電機(株) 三村 研史 氏
【講座概要】
パワーモジュールなどより高放熱が求められる製品においては、樹脂に高熱伝導を有する窒化ホウ素(h-BN)を複合したコンポジット材料が用いられる。このh-BNは熱伝導率に異方性を有する。そのため放熱経路に沿って熱を逃がすためには、h-BN粒子の配向を制御する必要がある。h-BN粒子を70vol%と高充填してもh-BN粒子の面方向への配向が進むだけで厚み方向の熱伝導率は10W/(m・K)と大きな向上は得られない。そこでh-BN粒子を凝集させたBN凝集体を配合してBN粒子の配向を制御すると50vol%の低充填量でも厚み方向の熱伝導率が16W/(m・K)と大きく向上することができる。さらにBN凝集体を配合してBN粒子の配向を制御しながら充填量を増加すると、18 W/(m・K) とセラミックス並みの高い熱伝導率を得ることができた。
【プログラム】
1.電子機器の構造と高熱伝導樹脂材料のニーズ-パワーモジュール適用例を中心に-
2.高熱伝導複合材料の基礎と応用
2-1.樹脂/無機フィラー複合材料の熱伝導率
2-2.モールド型パワーモジュールへの応用
3.複合材料の熱伝導率向上技術
3-1 高熱伝導フィラー(BN)の高充填化
3-2 高熱伝導フィラー(BN)の配向制御
4.高熱伝導複合材料のパワーモジュールへの適用に向けて
【質疑応答・個別質問・名刺交換】
セミナー講師
1.富山県立大学 工学部 機械システム工学科 教授 博士(工学) 真田 和昭 氏
2.(株)KRI 構造制御材料研究部 主任研究員 工学博士 林 裕之 氏
3.三菱電機(株) 先端技術総合研究所 マテリアル技術部 主席技師長 博士(工学) 三村 研史 氏
セミナー受講料
1名につき60,500円(税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
受講料
60,500円(税込)/人