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甘草(カンゾウ)のA to Z!
資源確保が重要課題! 自生地の話、成分の話、お金の話、栽培の話…
セミナー趣旨
甘草の用途は広く、漢方薬、医薬品原料、食品添加物や化粧品原料と多岐にわたります。甘草の生産は現在のところ中国をはじめとした海外からの輸入に依存しており、今後の資源確保が課題となっています。本講座では、甘草の基原植物とその多様な用途、自生地の状況、甘草生産の現状、30年以上の私の甘草研究で分かったこと等をご紹介したいと思います。
受講対象・レベル
生薬・薬用植物の研究をしている方
栽培を検討している方
甘草に関連するビジネスへの新規参入を目指している方
※専門外の方、着手しはじめたばかりの方の受講も歓迎します
習得できる知識
・甘草の用途
・甘草自生地の近年の概況と将来展望
・甘草栽培の現状と課題
・甘草関連商品の状況
※同講師の過去セミナー受講者の声(受講後のアンケートより)
「栽培方法の具体的な解説がよかった」
「甘草の経済学が興味深かった」 「大変わかりやすい説明でした」
「よく分かるご講演でとても勉強になりました。資料もわかりやすくて良かったです」
「網羅的な内容で大変勉強になりました」 甘草の用途
甘草自生地の近年の概況と将来展望
甘草栽培の現状と課題
甘草関連商品の状況
セミナープログラム
1 甘草とは
1-1 甘草の基原植物
1-2 甘草の産地と基原植物
2 甘草の成分
2-1 グリチルリチン酸とその誘導体
2-2 甘草の多様なフラボノイド成分
3 甘草の用途
3-1 漢方薬に使われる甘草
3-2 医療用医薬品に使われる甘草
3-3 化粧品・食品添加物原料としての甘草
4 講師が見た甘草自生地とその現状
4-1 中国の甘草自生地
4-2 スペイン、トルコ、中央アジアの甘草自生地
4-3 タジキスタンの甘草自生地 JICA科学技術研究員の活動紹介
5 甘草の経済学
5-1 甘草を扱う国内外の会社
5-2 日本の甘草輸入状況とその変化
5-3 甘草関連製品の価格と原料価格
6 甘草栽培の現状と将来展望
6-1 日本で栽培されている薬草(岩手県を例にして)
6-2 海外での甘草栽培
6-3 甘草の新たな栽培方法:筒栽培、水耕栽培、植物工場
6-4 日本国内での甘草栽培の将来展望
7 甘草基原植物の優良系統の選抜
7-1 国内グループによるグリチルリチン酸高生産株の選抜状況
7-2 室内筒栽培による超?優良系統の選抜(岩手医大での研究状況)
7-3 グリチルリチン酸非生産ウラルカンゾウ系統の生産する新規サポニン
8 講師の甘草研究から分かったこと
8-1 甘草成分の生合成に関する分子生物学的研究
8-2 遺伝子配列による甘草の系統解析
9 甘草に関するよくある質問と回答
9-1 「栽培条件は明らかになっていますか」
9-2 「植物工場で甘草は栽培できますか」
9-3 「甘草の種苗を入手する方法はありますか」
9-4 「甘草を使った新たなビジネスアイデアはありませんか」
10 質疑応答
セミナー講師
立命館大学 薬学部 天然物化学研究室 教授 博士(薬学) 林 宏明 先生
昭和62年 京都大学薬学部卒業
平成4年 京都大学大学院薬学研究科博士課程 博士(薬学)
平成4年 マックスプランク育種学研究所 博士研究員
平成5年 新潟薬科大学 薬学部 生薬学教室 助手
平成10年 岐阜薬科大学 薬学部 生薬学教室 助手
平成19年 岩手医科大学 薬学部 天然物化学講座 准教授
平成31年 立命館大学 薬学部 天然物化学研究室 教授
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
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