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QUESTION 質問No.262

特性要因図の意義

生産  | 投稿日時:
特性要因図の意義がまったくわかりません。パレート図ならパレートの法則があり、グラフなら推移がわかり、管理図なら管理限界などがわかります。それらには意義がちゃんとあると思うのですが、特性要因図にはなにがあるのでしょう? 建前はいりません。実際に特性要因図を作って初めて問題(または解決策)がわかった、なんてことはあるのでしょうか。発表会のときに、見栄えのためにだけやっているような気がしてしょうがないのですが。


ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

工場ですぐ使える品質改善技法の開発と普及活動を行っている高崎ものづくり技術研究所の濱田と申します。

特性要因図の特性とは何でしょうか?また要因とは何でしょうか?工場では、製品の加工寸法など品質特性を維持するために、4M(人、機械、方法、材料)の要因を管理します。

例えば抜き取り検査で、部品加工後の寸法測定結果を魚の頭(特性値)とします。そして、この部品を加工するには、事前に機械の調整や加工手順の決定、機械の日常点検などを行うこと、また作業者の教育訓練も実施します。寸法を規格内に納めるために、4Mの管理項目(要因)をすべて洗い出し、魚の骨として表します。

つまり、特性要因図は、その特性を得るために必要な要因をすべて、漏れなく洗い出すために使うツールなのです。要因が一つでも欠けると特性は得られません。この特性要因図を別の形で表にしたものがQC工程図です。QC工程図で決められた作業を実施することで、良品を作り続けることができるのです。

もし、問題が発生し、部品の寸法が規格から外れた時は、その要因を一つ一つ洗い出して、原因を特定します。決められた管理項目をその通り実施しなかった、あるいは、機械の調整がずれたなどの4M変動要因によって、期待した特性は得られず、規格から外れてしまったのです。そこで、なぜ規格から外れたのか、要因を洗い出します。その時、考えられる要因をすべて洗い出し、漏れを防ぐために特性要因図を使います。

特性要因図は、QCサークル発表会に使うのではなく、本来は日常管理の手段として使用するものです。日常管理では、品質特性に影響を及ぼす要因は何かを常に把握しておくことが重要なポイントとなります。
 ①規格内の寸法(特性)が得られるよう、事前に漏れなく4Mの管理項目(要因)を決める
 ②規格外の寸法(特性)となった場合、すべての管理項目(要因)が守られているかどうかを調査する