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QUESTION 質問No.150

加工精度の悪化と修理の判断(地震被災仮想質問)

市場品質統計・SQC |投稿日時:
3日前の地震で装置の破損はほとんどありませんでしたが、以前に比べて加工精度が微妙に悪くなっているような気がします。過去のデータは抜き取りサンプルの寸法データを保存しています。製品は100種類以上ありますが、それぞれのサンプルデータは5点ずつくらいしかありません。精度変化があったかなかったか統計的に判定する方法を教えてください。
また微妙に悪化していた場合、修理するしないを判断する際の基準となる考え方もご指導願います。

〔これは事務局が考えた仮想の質問です〕

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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

非常に基本的な統計的検定の方法として不偏分散の比による方法があげられます。5個/製品のデータにつき地震前後でのF検定を行えばいいと思います。地震前のデータから不偏分散V1を計算し、地震後の不偏分散V2を計算。V2>V1であれば、F0=V2/V1 を計算し、自由度(φ2、φ1;α) α=5% でF値比較し、F0>F なら有意で、差ありというものです。製品によって異なる可能性もあるので製品ごとに実施すればよいと考えます。
 地震前後で差ありとなれば、調整修理しますが、地震前後での分散の信頼区間を算出し、その範囲が重なった部分に調整後の分散がはいったら修理完了とします。