リターナブル容器:梱包品質向上の進め方(その3)

 

◆リターナブル容器

梱包は包装とかパッケージ、荷姿などと呼ばれます。この内企業間の梱包を「工業包装」、一般消費者向けの梱包を「商業包装」と呼びます。商業包装はその商品を売るためのきっかけともなる要素であり、バリューであるとも考えられます。しかし、大方の場合梱包は不要であると考えられます。お客様が欲しいものは箱の中に入った「商品」であって、外側の箱や緩衝材はごみに他ならないのです。最近では簡易包装がありますが、これは望ましい動きであると思われます。

 

梱包が必要な理由は何でしょうか。その必要性とは、製品を一時保管したり運搬したりする際に製品品質を保護するためにあるということです。つまり梱包は物流行為のためにある、と考えるべきです。つまり私たちに課されたテーマとして、いかに梱包をシンプルにするかを検討せよ、ということです。

 

梱包は使用後にごみにならないことは重要要件です。この対策としてリターナブル容器が使われています。ごみの発生を防ぐとともに、コストメリットも出てきます。

 

リターナブル容器としては鉄製容器や樹脂製容器などが主流です。リターナブル、つまり返却して何度も使う容器ですからいくつかの要件をクリアしなければなりません。その一つに空の状態で圧縮が可能、ということが挙げられます。返却時は中身が入っていませんので、効率を考えると圧縮する必要性が出てくるのです。

 

圧縮方法には「折り畳み」と「ネスティング」があります。ネスティングとは紙コップのように入れ子の状態になることを意味します。また、一定の強度、汚れにくさなどの要件が考えられます。さらに大きさがばらばらだと積み重ねができなかったり、管理が大変...

だったりします。そこでモジュールに規則性を持たせるとともに、種類数をできるだけ絞り込むことが必要になります。

 

その他梱包での留意事項は、梱包時に難しいスキルを要しない、ということも考慮する必要があります。誰でも一定の訓練を行えば習熟できるような梱包仕様を考えたいものです。

 

 

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