作業訓練道場 物流職場での後輩育成(その3)

 

◆ 道場で基本学び、現場で仕事を覚える

 ノウハウを伝えることができてきたら、いよいよ作業を標準化していくプロセスに移ります。

 本来であれば、この順番が逆であることを認識しておく必要があります。つまり仕事を始める前提条件として標準化があるということです。仕事を標準化し、標準作業書を作成し、それを使って仕事を教えるというプロセスが正しい手順だということです。

 しかし最初から標準化だとか標準作業書とか言い始めると、その入り口で作業者が抵抗感を覚えてしまい、先に進まない恐れがありますので、まずベテラン社員が仕事を書き出し、それを標準作業書と位置づけ、徐々に改善していく方式をとっても良いと思います。

 前回ご説明した作業者ごとの現状の実力値と目標レベルについては、物流現場に貼り出しましょう。誰の目にも触れるようにし、計画的人財育成を行っているということを周知し、共有していくことが望ましいと思われます。

 

 一つ、事例を紹介しますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

 「作業訓練道場」と称して実際に体を動かし、作業トレーニングを実施できるエリアを設けている会社があります。

 道場ではピッキングのやり方や製品確認の方法、フォークリフトの基本的操作方法などを実際に学べます。仕事の基本中の基本はこの道場で教え、一定のレベルになった時点で実際の作業現場に出ていき、OJT(職場内訓練)で仕事を覚えるというステップです。

 また、定期的に簡単な試験を導入してはいかがでしょうか。5Sや安全の基本を答えさせる問題などを準備し、定期的にそれに答えさせるのです。さら...

に育成を目的とした社内資格を設定し、それを取得させるなどの仕掛けをつくっていくと益々(ますます)人のレベルは上がっていくと思われます。

 

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 物流現場では人が最重要です。人を育てていくことが会社の資源豊富化につながります。ぜひ簡単なところからスタートし、会社レベルを向上していきましょう。

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