BCPを本来業務として位置づけ、会社を守る 物流BCPについて考える(その11)

 
  
 
 

【物流BCPについて考える 連載目次】

 次のような理由で、BCPの導入にためらいを感じている会社もあると思います。
 
 
 では、上記のような考え方は正しいのでしょうか。
 
 日本には創業が100年を超える会社が約2万2000社あるそうです。過去にも大地震やパンデミックはありましたので、これらの会社もこういった苦難に直面したものと思われます。中には創業1000年を超える会社もあり、こういった会社では単に自然体でやってきたから事業が継続しているわけではなさそうです。それぞれ創意工夫をしながら、困難な時も乗り越えてきたのです。
 
 次のように創業が100年を超える会社の経営者の言葉には参考にすべき点が含まれています。
 
 
 要は100年を超える老舗企業と呼ばれる会社には「変化を恐れず、それに対応していく考え方」が備わっているということが推測できます。もしかしたら大地震は100年後に来るの...
かもしれません。しかしそれが今年来てもおかしくはないでしょう。
 
 そこで「今できること」を行うことによって対処しておくことは経営者としてなすべきことと考えられます。BCPを本来業務として位置づけ、会社を守っていくという責任感のもと、準備を進めるべきです。あまり背伸びをせず、まずできるところから始めてみましょう。
 
 次回に続きます。
 

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