信頼性工学入門講座

構成

テキスト4冊/テスト4回  テスト形式:Web選択

分野

信頼性工学 > 信頼性工学

制作

価格

38,500円 (税抜 35,000円) 2点 在庫あり

商品説明

これからの品質管理に不可欠な技術

学習のねらい

信頼性は、ますますシステム指向を深める産業界にあって、品質評価をするためには必要不可欠な技術です。また、QC、TQCだけでは充足しえない点をカバーし、より高度な品質管理・品質評価を行うために一層重要度を増してきています。さらに、国際化が進む今日、国際標準に対応するためにも、信頼性試験による品質評価は避けて通れないものになってきています。また、メ一カのみならず、プラントや運輸、航空、情報、サービス等大手ユーザの安全性品質保証の立場からも必要な技術です。
本講座は、信頼性の概念、信頼性技法の種類や活用方法等をわかりやすく体系的に指導しています。考え方を中心とした入門講座ですので、企画・技術だけでなく、製造、販売、保全および管理者の方にも有効です。

学習期間:4か月

「開講は毎月1日です。希望開講月の前月20日までにお申し込みください。」

対象者・レベル

●研究・開発・設計・生産技術・製造・検査・保全・品質保証・管理担当者および管理職の方。
●信頼性工学に興味のある営業、購買の方。
●高校卒業程度の確率、微分、積分の基礎知識のある方。

到達目標

●信頼性工学を自分の仕事に応用するための基礎知識および基礎理論が身につきます。
●データ収集と解析方法・評価試験方法等実務的な信頼性技法がわかります。
●信頼性管理の考え方を組織的に展開するための必要性と、その特色が理解できます。

動作環境

テストは全てWebを活用しますので、 受講にはインターネット環境が必要となります。
●パソコンOSとブラウザ:
OS(Windows® ):Windows 10
OS( Mac® ): Mac OSX 10.12.6以上
ブラウザ(Windows® ):Edge 最新版、Firefox 最新版、Chrome 最新版
ブラウザ( Mac® ): Safari 最新版、Chrome 最新版

●スマートフォン/タブレット:
推奨しておりません。

監修・執筆

●斎藤元雄
●高久清
●三觜武

内容紹介

1. 信頼性とは
まず、QC と信頼性管理の比較等から、信頼性の特徴を解説します。次に、その歴史と国内外の標準および用語の解説をし、さらに、データ管理への展開に触れ、製品のライフサイクルと信頼性管理活動の各段階との関連を理解します。1.信頼性とQC ・QA
近代管理からQCへ/信頼性の導入/TQC と信頼性管理とQA /ソフトウェアQCとソフトウェア信頼性とSQA
2.信頼性・保全性の歴史、規格
信頼性・保全性の歴史/信頼性・保全性の規格
3.信頼性・保全性の概念
用語の意味/尺度
4.信頼性管理の進め方とライフサイクル
信頼性管理の進め方/信頼性管理と文書化/組織と要員の教育訓練

2. 信頼性の数理と信頼性データの収集・解析
問題点の把握とモデル化など基礎数理学的な方法と、寿命分布の定量化手法を解説します。また信頼性データ収集、管理と改善ガイドおよびデータシート作成例などを解説し、信頼性データ解析法としては、基本式および図式による両者の解析応用例について学びます。1.信頼性の数学概要
不確定性現象と統計的規則性/故障の生起と信頼度関数/故障率/確率分布の特性値
2.信頼性データの収集
信頼性データの特徴/データ収集の重要性と注意点/データシートおよび表示方法/データ収集と活用
3.信頼性データの解析(1 )
信頼性データの解析/信頼性データの構造モデル/信頼度の基本式とその求め方/信頼度の区間推定値の求め方/信頼度に関する基本式/指数分析TBF、MTTFおよび区間推定
4.信頼性データの解析(2 )
図形解析とその方法/図形解析上の基本的な手順と注意事項/ワイブル確立紙を用いた解析と事例/ワイブル型累積ハザード紙を用いた解析と事例

3. 信頼性設計
信頼性要求事項をどのように設計に盛り込むかはとくに重要です。本分冊では、まず信頼性設計の考え方を解説し、各種の信頼性技法について、その適用時期を示し、各技法別に(1)技法の目的と概要解説、(2)技法の使い方の解説、(3)技法の事例紹介を行います。1.信頼性設計の進め方
信頼性設計の考え方/システム信頼性のモデル
2.信頼性技法(1 )
FMEA 法/FTA 法
3.信頼性技法(2 )
信頼度予測法/ディレーティング技法/設置審査(DR)
4.信頼性技法(3 )
設計チェックリスト/信頼性コスト設計法/コンフィギュレーション管理

4. 信頼性試験と保証
信頼性試験の原理と特殊性を理解し、信頼性試験を計画・実施する上で考慮すべき基本的要素を解説します。信頼性試験の抜取方式、加速寿命試験およびスクリーニング試験の原理と応用を学習します。最後に、講座のしめくくりとして信頼性と品質保証について述べます。1.信頼性試験の基礎
信頼性試験とは/信頼性試験の位置付け/信頼性試験の特殊性/信頼性試験の計画/試験データとフィールドデータの対比
2.環境試験と抜取試験
環境条件/環境試験/信頼性試験
3.故障物理と加速試験
故障物理とは/故障物理のモデル/加速試験/スクリーニング試験/故障解析
4.信頼性の保証
信頼性と品質保証/信頼性の管理と保証/信頼性をつくりこむ一固有の信頼性/使用・運用・保全段階の信頼性・保全性/信頼性工学のこれから