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食品用器具・容器包装の法規制~日本における器具及び容器包装に関するポジティブリスト制度の概要~~海外における食品包装材料に関する法規制動向~<会場開催セミナー>
東京都47,3002024-05-29 -
グローバル化傾向にある抗菌加工製品とキーマテリアルである
注目の抗菌剤について多角的観点から今後の市場・技術を解説!
高分子材料、フィルム、塗料、不織布、フィルタ、アルミニウム部材、
液体消毒剤、医療機器への製品展開例も紹介予定!
2020年のPL制度化にも織り込む方針である抗菌製品
(アクティブ&インテリジェント包装)の国内外法規制及び
認証制度の最新動向を第一人者が解説!
講師
第1講 西包装專士事務所 代表 西 秀樹 氏 (日本包装専士会 顧問(前会長))
第2講 (株)ナノカム 代表取締役社長 薬学博士(東京大学)城武 昇一 氏
第3講 (株)NBCメッシュテック エグゼクティブアドバイザー 工学博士 中山 鶴雄 氏
第4講 (株)LIXIL Technology Research本部 物性分析研究所 所長 井須 紀文 氏
受講料
【1名の場合】54,000円(税込、昼食、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、10,800円が加算されます。
※2名以上ご要望の場合は2名を選択し、備考欄にその旨お書きくださいませ。
プログラム
第1講 抗菌加工製品および食品包装用アクティブ&インテリジェント材料の
国内外法規制及び認証制度の最新動向
【10:15-11:45】
講師:西包装專士事務所 代表 日本包装専士会 顧問(前会長)西 秀樹 氏
【著作】
・食品包装用樹脂のPL制度化進捗状況と企業の対応、コンバーテック、加工技術研究会、Vol.2(2019)
・食品包装の安全衛生性と自主基準、包装技術、日本包装技術協会、Vol.56、No.4(2018)
・アクティブ&インテリジェント包装の法規制と日本の課題、包装技術、日本包装技術協会、
Vol.56、No.8(2018)
【講演趣旨】
抗菌製品を初めとするアクティブ&インテリジェント包装は、食品ロス対策として
有望視されており、厚労省は2020年のPL制度化にも織り込む方針である。
これを機会に更に鮮度保持技術としての伸長が期待される。
本講では、国内外法規制及び認証制度の最新動向を紹介する。
1.包装を取り巻く環境
2.食品包装用材料の種類と使用割合
3.日本の法規制
3-1 食品衛生法と業界自主基準の状況、及び抗菌剤の扱い
3-2 改正食品衛生法に基づくPL制度化審議状況と今後の見込み
3-3 厚労省のアクティブ&インテリジェント材料に関する提案
4.欧州連合(EU)の法規制
4-1 アクティブ&インテリジェント材料規則
4-2 PL案の状況
5.米国の法規制
5-1 規制の仕組みと2つのPLにおける登録状況
6.日本の抗菌製品登録制度
6-1 抗菌製品技術協議会の仕組みと登録状況
6-2 抗菌性評価基準とISO・JIS規格
7.まとめー企業の対応―
【質疑応答 名刺交換】
第2部 抗菌ナノ粒子を用いた抗菌剤の開発と作用効果、複合化による応用例、今後の展開
【12:30-13:50】
講師:(株)ナノカム 代表取締役社長 城武 昇一 氏
【経歴】
千葉大学医学部 文部教官(助手)「産科婦人科学講座」(-1986年度)
千葉市立病院 薬剤部長(1986年―1990年)
横浜市立大学医学部/大学院医学研究科・「薬物療法学」○合教員;文科省,
1990年―2013年)
厚生省 厚生科学研究主任研究員(1994年度)
昭和薬科大学大学院客員教授「臨床薬学特論」M◯合教員,1998年-2004年);
横浜市立大学大学院医学研究科改組・「薬物療法学」○合教員(文科省)―2013年)
株式会社ナノカム設立・代表取締役(2011年9月-現在に至る)
横浜市立大学客員教授(2014年度)
高知大学医学部特任教授(-2018年度)
【講演主旨】
近年、細菌やウィルスに対し薬が効かない多剤耐性が怖い。従来の抗菌剤はその毒性により
菌やウィルスをやっつけたが、生き残った細菌やウィルスが耐性株となって生活を脅かしている。
発明者は、発想を転換し、細菌やウィルスと親しい高次構造体を創造した。
菌は親しい物と接着すると自己融解し、感染活性を失う事象を見つけた。本体は、動物や
植物の細胞には取り込まれず毒性が無く、消化酵素により生分解され、人体や環境への蓄積が無い。
菌が自己融解するので、耐性菌が生じない。多剤耐性菌も、同様に自己融解する。
健康な生活から農薬を使わない安全作物、ペットや昆虫、観賞魚とも暮らす豊かな
安心安全生活、生物共存の地球環境を取り戻したい。
【プログラム】
1.社会背景
1-1 目に見えない菌とウィルスの恐怖
1-2 抗生物質耐性菌の出現と生活ハイリスク
2.世界課題に取り組む
2-1 消毒剤の役割と使い分け
2-2 防腐剤・保存剤の役割と安全性
2-3 地球環境への汚染と環境負荷
3.新しい取り組みと現況
3-1 植物成分
3-2 昆虫成分
3-3 菌やウィルスと親しい仲間づくりの発明と広がり
4.生分解性プラスティックの抗菌・抗ウィルス技術
4-1 新しい作用機序の実証と抗菌活性相関
4-2 生物への安全性と土壌への安全
4-3 抗菌・抗真菌・抗ウィルス効果
5.生物生活の抗菌と実用性
5-1 複合化商品開発
5-2 安心な農作物づくり
5-3 安全なペット、昆虫、観賞魚用品
6.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
第3部 一価銅化合物の抗ウイルス・抗菌作用とそれを応用した汚染制御技術の応用展開
【14:00-15:20】
講師:(株)NBCメッシュテック エグゼクティブアドバイザー 工学博士 中山 鶴雄 氏
【講演趣旨】
一価銅化合物は、ヒドロキシラジカルを生成してウイルスや細菌を短時間で
不活性化できる抗ウイルス・抗菌性に優れた材料である。また、ナノ粒子にすることで
塗料や高分子材料に容易に分散・充填でき、安全性にも優れていることから、
様々な製品や医療機器などへの応用が期待できる。本公演では一価銅化合の抗ウイルス
・抗菌特性とメカニズムを解説し、また、固着による拡散防止技術を用いたウイルス
・細菌汚染の制御技術と、それを用いた塗料、高分子材料、フィルム、不織布、フィルタ、
アルミニウム部材、液体消毒剤、あるいは、医療機器への応用展開の事例について紹介する。
1.株式会社NBCメッシュテックの会社概要
2.ウイルス・細菌の汚染制御技術開発の背景
3.一価銅化合物の抗ウイルス・抗菌作用
3-1 一価銅化合物の抗ウイルス作用とメカニズム
3-2 一価銅化合物の抗菌作用とメカニズム
4.一価銅化合物を用いたウイルス・細菌の汚染制御技術の概要
5.ウイルス固着・不活化薄膜の不織布への応用
5-1 ウイルスの固着効果と不活化効果
5-2 様々な細菌に対する抗菌効果
5-3 インフルエンザウイルスに対する効果
5-4 不織布の各種製品展開
5-5 安全性
6.抗ウイルス性を有するマスクのFDAの医療機器認証
7.一価銅化合物の塗料・インキへの応用
7-1 透明フィルムへの展開
7-2 PE製防護服への展開
7-3 拭き取りシートへの展開
8.一価銅化合物のエタノール製剤への応用
9.一価銅化合物のアルミニウム部材への応用
10.まとめ
【質疑応答】
第4部 住空間の防汚・抗菌技術とその製品例、求められる防汚・抗菌材料
【15:30-16:50】
講師:(株)LIXIL Technology Research本部 物性分析研究所 所長 井須 紀文 氏
【講演趣旨】
2050年にCO2総排出量の80%削減を目指した研究開発を進めている。
住宅用部材はライフサイクルが長い事から、「つかう」段階でいかにエネルギーを使わずに
快適な生活を実現するかが重要な課題である。水まわり用材料は汚れ易い環境にあるため、
材料自体の防汚技術開発は、「つかう」場面での洗浄水量の低減と同時に、
手入れが容易であるというユーザーメリットを実現するために重要である。
本講演では低環境負荷で防汚・抗菌を実現する住宅用材料技術について述べる。
1.これからのモノづくり
1-1 地球環境の現状
1-2 これからのモノづくり
1-3 サステナブルデザイン
2.水の使用量と防汚・抗菌
2-1 日本の生活用水使用量
2-2 家庭用水の内訳
2-3 トイレのLCE試算
3.トイレレの防汚・抗菌技術
3-1 水アカ汚れを防ぐ防汚技術
3-2 細菌汚れを防ぐ防汚・抗菌技術
3-3 抗菌性能試験法
3-4 銀を用いた抗菌釉薬
4.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
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