抗菌剤・抗菌加工製品の開発と細菌汚染制御技術、評価、規制及び認証制度動向、製品例

グローバル化傾向にある抗菌加工製品とキーマテリアルである
注目の抗菌剤について多角的観点から今後の市場・技術を解説!


高分子材料、フィルム、塗料、不織布、フィルタ、アルミニウム部材、
液体消毒剤、医療機器への製品展開例も紹介予定!


2020年のPL制度化にも織り込む方針である抗菌製品
(アクティブ&インテリジェント包装)の国内外法規制及び
認証制度の最新動向を第一人者が解説!  


講師


第1講 西包装專士事務所 代表 西 秀樹 氏 (日本包装専士会 顧問(前会長))
第2講 (株)ナノカム 代表取締役社長 薬学博士(東京大学)城武 昇一 氏
第3講 (株)NBCメッシュテック エグゼクティブアドバイザー 工学博士 中山 鶴雄 氏 
第4講 (株)LIXIL Technology Research本部 物性分析研究所 所長 井須 紀文 氏 


受講料


【1名の場合】54,000円(税込、昼食、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、10,800円が加算されます。
※2名以上ご要望の場合は2名を選択し、備考欄にその旨お書きくださいませ。


プログラム


第1講 抗菌加工製品および食品包装用アクティブ&インテリジェント材料の
     国内外法規制及び認証制度の最新動向
【10:15-11:45】
講師:西包装專士事務所 代表  日本包装専士会 顧問(前会長)西 秀樹 氏


著作
・食品包装用樹脂のPL制度化進捗状況と企業の対応、コンバーテック、加工技術研究会、Vol.2(2019)
・食品包装の安全衛生性と自主基準、包装技術、日本包装技術協会、Vol.56、No.4(2018) 
・アクティブ&インテリジェント包装の法規制と日本の課題、包装技術、日本包装技術協会、
   Vol.56、No.8(2018) 


講演趣旨
 抗菌製品を初めとするアクティブ&インテリジェント包装は、食品ロス対策として
有望視されており、厚労省は2020年のPL制度化にも織り込む方針である。
これを機会に更に鮮度保持技術としての伸長が期待される。
本講では、国内外法規制及び認証制度の最新動向を紹介する。


1.包装を取り巻く環境
2.食品包装用材料の種類と使用割合
3.日本の法規制
 3-1 食品衛生法と業界自主基準の状況、及び抗菌剤の扱い
 3-2 改正食品衛生法に基づくPL制度化審議状況と今後の見込み
 3-3 厚労省のアクティブ&インテリジェント材料に関する提案

4.欧州連合(EU)の法規制
4-1 アクティブ&インテリジェント材料規則
4-2 PL案の状況 

5.米国の法規制
 5-1 規制の仕組みと2つのPLにおける登録状況

6.日本の抗菌製品登録制度
 6-1 抗菌製品技術協議会の仕組みと登録状況
 6-2 抗菌性評価基準とISO・JIS規格

7.まとめー企業の対応―


【質疑応答 名刺交換】

第2部 抗菌ナノ粒子を用いた抗菌剤の開発と作用効果、複合化による応用例、今後の展開
【12:30-13:50】
講師:(株)ナノカム 代表取締役社長 城武 昇一 氏


【経歴】
千葉大学医学部 文部教官(助手)「産科婦人科学講座」(-1986年度)
千葉市立病院 薬剤部長(1986年―1990年)
横浜市立大学医学部/大学院医学研究科・「薬物療法学」○合教員;文科省,
1990年―2013年)
厚生省 厚生科学研究主任研究員(1994年度)
昭和薬科大学大学院客員教授「臨床薬学特論」M◯合教員,1998年-2004年);
横浜市立大学大学院医学研究科改組・「薬物療法学」○合教員(文科省)―2013年)
株式会社ナノカム設立・代表取締役(2011年9月-現在に至る)
横浜市立大学客員教授(2014年度)
高知大学医学部特任教授(-2018年度)


講演主旨
 近年、細菌やウィルスに対し薬が効かない多剤耐性が怖い。従来の抗菌剤はその毒性により
菌やウィルスをやっつけたが、生き残った細菌やウィルスが耐性株となって生活を脅かしている。
発明者は、発想を転換し、細菌やウィルスと親しい高次構造体を創造した。
 菌は親しい物と接着すると自己融解し、感染活性を失う事象を見つけた。本体は、動物や
植物の細胞には取り込まれず毒性が無く、消化酵素により生分解され、人体や環境への蓄積が無い。
菌が自己融解するので、耐性菌が生じない。多剤耐性菌も、同様に自己融解する。
 健康な生活から農薬を使わない安全作物、ペットや昆虫、観賞魚とも暮らす豊かな
安心安全生活、生物共存の地球環境を取り戻したい。

プログラム
1.社会背景
 1-1 目に見えない菌とウィルスの恐怖
 1-2 抗生物質耐性菌の出現と生活ハイリスク
2.世界課題に取り組む
 2-1 消毒剤の役割と使い分け
 2-2 防腐剤・保存剤の役割と安全性
 2-3 地球環境への汚染と環境負荷
3.新しい取り組みと現況
 3-1 植物成分
 3-2 昆虫成分
 3-3 菌やウィルスと親しい仲間づくりの発明と広がり
 4.生分解性プラスティックの抗菌・抗ウィルス技術
 4-1 新しい作用機序の実証と抗菌活性相関
 4-2 生物への安全性と土壌への安全
 4-3 抗菌・抗真菌・抗ウィルス効果
5.生物生活の抗菌と実用性
 5-1 複合化商品開発
 5-2 安心な農作物づくり
 5-3 安全なペット、昆虫、観賞魚用品
6.まとめ
【質疑応答 名刺交換】



第3部 一価銅化合物の抗ウイルス・抗菌作用とそれを応用した汚染制御技術の応用展開
【14:00-15:20】
講師:(株)NBCメッシュテック エグゼクティブアドバイザー 工学博士 中山 鶴雄 氏


講演趣旨
 一価銅化合物は、ヒドロキシラジカルを生成してウイルスや細菌を短時間で
不活性化できる抗ウイルス・抗菌性に優れた材料である。また、ナノ粒子にすることで
塗料や高分子材料に容易に分散・充填でき、安全性にも優れていることから、
様々な製品や医療機器などへの応用が期待できる。本公演では一価銅化合の抗ウイルス
・抗菌特性とメカニズムを解説し、また、固着による拡散防止技術を用いたウイルス
・細菌汚染の制御技術と、それを用いた塗料、高分子材料、フィルム、不織布、フィルタ、
アルミニウム部材、液体消毒剤、あるいは、医療機器への応用展開の事例について紹介する。


1.株式会社NBCメッシュテックの会社概要
2.ウイルス・細菌の汚染制御技術開発の背景
3.一価銅化合物の抗ウイルス・抗菌作用

 3-1 一価銅化合物の抗ウイルス作用とメカニズム
 3-2 一価銅化合物の抗菌作用とメカニズム


4.一価銅化合物を用いたウイルス・細菌の汚染制御技術の概要
5.ウイルス固着・不活化薄膜の不織布への応用
 5-1 ウイルスの固着効果と不活化効果
 5-2 様々な細菌に対する抗菌効果
 5-3 インフルエンザウイルスに対する効果
 5-4 不織布の各種製品展開
 5-5 安全性


6.抗ウイルス性を有するマスクのFDAの医療機器認証
7.一価銅化合物の塗料・インキへの応用
 7-1 透明フィルムへの展開
 7-2 PE製防護服への展開
 7-3 拭き取りシートへの展開


8.一価銅化合物のエタノール製剤への応用
9.一価銅化合物のアルミニウム部材への応用
10.まとめ

【質疑応答】



第4部 住空間の防汚・抗菌技術とその製品例、求められる防汚・抗菌材料
【15:30-16:50】
講師:(株)LIXIL Technology Research本部 物性分析研究所 所長 井須 紀文  氏


講演趣旨
 2050年にCO2総排出量の80%削減を目指した研究開発を進めている。
住宅用部材はライフサイクルが長い事から、「つかう」段階でいかにエネルギーを使わずに
快適な生活を実現するかが重要な課題である。水まわり用材料は汚れ易い環境にあるため、
材料自体の防汚技術開発は、「つかう」場面での洗浄水量の低減と同時に、
手入れが容易であるというユーザーメリットを実現するために重要である。
本講演では低環境負荷で防汚・抗菌を実現する住宅用材料技術について述べる。


1.これからのモノづくり 
 1-1 地球環境の現状 
 1-2 これからのモノづくり 
 1-3 サステナブルデザイン


2.水の使用量と防汚・抗菌
 2-1 日本の生活用水使用量
 2-2 家庭用水の内訳
 2-3 トイレのLCE試算


3.トイレレの防汚・抗菌技術
 3-1 水アカ汚れを防ぐ防汚技術
 3-2 細菌汚れを防ぐ防汚・抗菌技術
 3-3 抗菌性能試験法
 3-4 銀を用いた抗菌釉薬


4.まとめ


【質疑応答 名刺交換】





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受講料

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キーワード

食品包装   高分子・樹脂材料   化学技術一般

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