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同じ材料でも粒度分布やその挙動が異なってくるのはなぜ?
粉体物性の影響・粉体の流動性・付着性との相関とは?
粉体を扱う上で重要なポイントとなる、
粒度分布の考え方・捉え方や、測定法について学びます
講師
(株)ナノシーズ 技術顧問 工学博士 羽多野 重信 先生
受講料
『粒子径・粒度分布(9月19日)』のみのお申込みの場合
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
『粉砕技術(9月20日)』と合わせてお申込みの場合
(同じ会社の違う方でも可。※二日目の参加者を備考欄に記載下さい。)
1名71,280円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
セミナーポイント
粉体を扱う現場では、まず初めに粉体の粒度分布の把握が重要なポイントである。
同じ粉体材料であっても粒度分布が異なると全く別の粉体であるかのような挙動を示すものもある。
しかし、現実にはこの点が的確に把握されていない場合が見られる。
また、同じ試料を別々の工場で測定したところ粒度分布が異なっているということや、
取引先の測定データと自社の測定データが異なっていて困っているということも粒度分布を
複雑にしている原因となっている。
本セミナーでは、このような具体例を交えて、粒度分布をどのように理解し、
取り扱えばよいのかを実用的な観点から考えてみたい。
○受講対象:
・粉体関連の実務に従事している方
・はじめて粉体の取扱いに従事される方
・粒度分布の取扱いに困っている方
・粒度分布測定をもう一歩深めたい方
など
○受講後、習得できること:
・粉体物性のとらえ方
・粒度分布の考え方
・粒度分布測定装置の比較
・粒度分布測定で注意すべきポイント
など
セミナー内容
1.はじめに
1)粒度分布測定はなぜ難しいのか
2)粒度分布のいろいろ
3)粒度と粒子径
2.粒子径の定義
1)単一粒子の粒子径
2)平均粒子径の表現方法
3)粒子径の測定法
3.粒度分布の定義と表現方法
1)積算分布
2)頻度分布
3)ヒストグラム
4.粒度分布測定装置の原理・特徴と測定上の留意点
1)沈降法
2)遠心法
3)画像法
4)気相法
5)レーザー法
6)その他
5.粒度分布の制御法
1)微粒子生成の様式
2)湿式法による制御
3)乾式法による制御
6.粒度分布測定における試料の調整法
1)試料の採取のポイント
2)凝集粒子の分散
7.粒度分布の挙動・測定に関わる粉体物性とその影響
1)粒子形状
2)粒子密度
3)濡れ性
8.粉体の付着性・流動性を左右するパラメータと粒度分布との相関
1)安息角
2)かさ密度
3)付着力
4)せん断力
9.粒度分布に関わる規格
1)JIS規格
2)ISO規格
3)標準試料
<質疑応答>
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