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炭素系硬質膜の摩擦・摩耗特性評価手法、
改善手法と難加工材応用を徹底解説
講師
日本工業大学 基幹工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 竹内 貞雄 氏
【略歴】
表面技術協会 理事、学術委員長を歴任
物質・材料研究機構・客員研究員、埼玉県産業技術総合研究センター・客員研究員を歴任
ニューダイヤモンドフォーラム 理事
受講料
1名につき50,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき45,000円(税抜)〕
【講演ポイント】
ダイヤモンドを含む炭素系硬質膜の工具への応用に関して新しい展開が始まっている。
ボーイング787に代表されるカーボンファイバーを多用した航空機の量産と自動車関連部品の
加工への応用である。
カーボンファイバーは難加工材であり穴加工のためのドリル・エンドミルの切れ刃は
ねじれているために、ダイヤモンド膜をコーティングしたドリル等が不可欠となっている。
具体的にはダイヤモンドコーテッドドリルには、工具寿命の増大(耐摩耗性の向上 or 厚膜化)、
加工精度の向上(表面凹凸の軽減)等の性能向上が要求されている。
本講義では、ダイヤモンド膜の機械特性評価に関して、独自に開発した密着力試験、
疲労試験機、摩耗試験機の概要を紹介するとともに、ダイヤモンド膜を含む炭素系硬質膜を
耐摩耗部材に応用するための基礎特性評価の現状と、最新の応用事例について紹介する。
プログラム
1.ダイヤモンド膜とDLC膜の合成方法
2.機械的特性評価
2.1 密着力の評価
2.2 摩擦摩耗特性の評価
2.3 破壊強度の評価
2.4 疲労特性の評価
3.ダイヤモンド膜の機械的特性の向上
3.1 密着性向上のための基板処理技術
3.2 多層構造化による膜の強靱化と平滑性の向上
3.3 ボロンドープによる耐摩耗性の向上
4.ダイヤモンド膜を中心とした炭素系硬質膜の応用展開
【質疑応答・名刺交換】
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