生体接着材料の概論から分かりやすく解説!
生体・医療用接着剤の研究が初めての方の受講も大歓迎

セミナー講師

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点
バイオ機能分野 バイオポリマーグループ グループリーダー
博士(工学)田口 哲志 先生
【講師略歴】
1999年4月 通商産業省工業技術院 産業技術融合領域研究所 博士研究員
       亜鉛含有人工骨の合成と評価に関する研究
2002年4月 独立行政法人物質・材料研究機構 生体材料研究センター 研究員
       インジェクタブル組織再生足場、多孔体に関する研究
2015年4月 国立研究開発法人物質・材料研究機構 外部連携部門 
       生体接着材料開発センター センター長
       外科用接着剤、組織再生多孔体、人工骨に関する研究
2016年4月 現職
       外科用接着剤、組織再生多孔体、人工骨に関する研究
2018年4月 国立大学法人筑波大学数理物質系 教授(連係大学院)
       外科用接着剤、組織再生多孔体、人工骨に関する研究
【専門】
医用高分子化学/生体界面科学/ゲル
【本テーマ関連学協会での活動】
・日本バイオマテリアル学会 評議員
・日本人工臓器学会 評議員
・日本接着学会 評議員

セミナー受講料

1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナー趣旨

 外科手術後あるいは内科的処置後の創部の閉鎖・被覆は基本的な手技の一つであり、縫合糸や創傷被覆材により行われている。近年、手術・処置の低侵襲化、高度化に伴い、血液や浸出液が存在する環境においても生体組織に対して接着性を示す材料技術の開発が望まれている。本講演では、生体接着材料の概論、背景から材料の設計指針、生体組織に対する接着性・メカニズム・生体親和性について説明する。
・セミナー関連情報
がん手術後の炎症を抑える粒子状の被覆材を開発 (2019.07.30)
〜ブタゼラチン疎水化で接着力が大幅向上、内視鏡で噴霧も可能に 深刻な偶発症の予防へ前進〜
https://www.nims.go.jp/news/press/2019/07/201907300.html

呼吸しても空気が漏れない肺手術用接着剤を開発 (2019.02.19)
〜タラゼラチンの化学修飾により実現 ブタ摘出肺で実証し前臨床試験へ〜
https://www.nims.go.jp/news/press/2019/02/201902140.html

受講対象・レベル

・接着剤・粘着剤メーカーの技術者・研究者
・生体・医療分野への参入を検討している新素材メーカーの技術者・研究者
 ※生体・医療用接着剤を研究したことが無い方の受講も歓迎します。

習得できる知識

・外科・内科領域における創傷被覆・接着材料開発の現状
・医療用接着剤への要求特性、開発指針、求められる生体適合性およびその評価法
・医療用接着剤の今後の技術展望、市場展望

セミナープログラム

1.生体接着材料の概論
  1.1 歯科用接着材料
  1.2 硬組織用接着材料
  1.3 軟組織用接着材料

2.臨床で使用されている軟組織用接着材料の特徴
  2.1 シアノアクリレート系
  2.2 アルデヒド系
  2.3 フィブリン系
  2.4 その他

3.軟組織用接着材料の課題と開発ポイント
  3.1 軟組織用接着材料の要件
  3.2 生体内で用いられる化学反応
  3.3 イメージング技術を用いた生体親和性の定量化方法

4.研究中の生体接着材料および生体組織接着技術
  4.1 ゾル−ゲル型接着材料(呼吸器系、血管組織)
  4.2 噴霧型接着材料
  4.3 リン酸カルシウムによる生体組織接着

5.医療分野における生体接着材料の位置付け
  5.1 生体接着材料の市場構成
  5.2 生体接着材料の将来性