フィラーの分散・配向状態が複合材料の機能にどう影響を及ぼすか?
材料、形態に応じた測定法の選び方、解析手法を学ぶ!

セミナー講師

1.信州大学 先鋭材料研究所 特任教授 学術博士 野口 徹 氏
2.(株)東レリサーチセンター 形態科学研究部 形態科学第3研究室 増田 昭博 氏

セミナー受講料

1名につき 55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕

セミナープログラム

【10:30〜14:45(昼食休憩含む)】
1.ナノ繊維コンポジット材料の作製とその分散評価
信州大学 野口 徹 氏 
【習得できる知識】
・高分子材料(ゴム、樹脂など)とその特性
・高分子系複合材料
・ナノ繊維の種類
・ナノ繊維の複合化技術
・ナノサイズ効果と応用への展開
【講座趣旨】
 CNT、CNFなどのナノ繊維の調整法として、弾性混練法と、その拡張した調整法を解説する。ナノ繊維は凝集性が高く、まず、この凝集塊を解繊することが重要であり、また、試料作製プロセスでの繊維の凝集を抑制することが、さらに重要である。これは、弾性混練法で克服できる。その結果、通常のマイクロメートルサイズの繊維には見られない、革新的な特性、つまりナノサイズ効果が得られた場合に、応用への道を開くことができる。ナノ繊維を解繊・分散させ、ナノ繊維とマトリックスの界面を制御し、マトリックス中で連続立体構造を制御することによって、新しい革新的な特性を得ることができ、この現象をセルレーションと名付けた。セルレーション技術により作製される応用製品についても概説する

1.ナノ繊維コンポジットの現状
 1-1 カーボンナノチューブ(CNT)系ナノコンポジット
 1-2 セルロースナノファイバー(CNF)系ナノコンポジット

2.ナノコンポジット調整法とセルレーション技術
 2-1 弾性混練法 
 2-2 セルレーションと基本特性

3.ナノ繊維とマトリックスの界面
 3-1 界面の可視化
 3-2 界面相の分子運動性

4.ゴムマトリックスのナノコンポジットの応用
 4-1 油田・ガス田への極限材料の応用
 4-2 その他の分野への応用

5.CNT樹脂ナノコンポジットと応用
 5-1 ポリオレフィンマトリックスのナノコンポジットの調整
 5-2 セルレーションと特性
 5-3 樹脂ナノコンポジットの応用

6.ナノ繊維の解繊・分散・配向
 6-1 形態観察による評価
 6-2 諸特性と分散・配向

7.CNF系ナノコンポジット
 7-1 用いられるCNFの種類
 7-2 二段階弾性混練法によるCNFナノコンポジットの調整と特性
 7-3 CWSolid法によるCNFナノコンポジットの調整と特性

【質疑応答】


【15:00〜17:00】
2.ポリマー中に分散するナノファイバーの形態解析
(株)東レリサーチセンター 増田 昭博 氏 
【講座趣旨】
 セルロースナノファイバー分散液や、ポリマー中に分散されたセルロースナノファイバーの形態観察に必要な装置および原理を紹介し、さらに詳細な試料作製方法、セルロースナノファイバーの観察事例とさらに、三次元観察結果からの定量解析事例についても解説します。

1.セルロースナノファイバーの形態観察に有効な装置について
 1-1 TEM,3DTEM,SEM,X線CTの原理について

2.試料作製方法
 2-1 ミクロトーム法の原理と特徴
 2-2 電子染色法について

3.ポリマーへの電子染色の適用事例
 3-1 PP/PA
 3-2 PA/PB/PPO
 3-3 PLAアロイ

4.セルロースナノファイバーの観察事例
 4-1 ネガティブ染色法TEM

5.ポリマー/セルロースナノファイバーコンポジットの観察事例
 5-1 PLA/セルロースナノファイバー
 5-2 天然ゴム/EVA/セルロースナノファイバー
 5-3 PP/セルロースナノファイバー

6.セルロースナノファイバーの定量解析事例
 6-1 セルロースナノファイバーの長径解析
 6-2 セルロースナノファイバーの配向解析

【質疑応答】