化学実験室における安全管理の要点 薬品・器具・装置の取り扱いおよび事故事例と安全対策
日常業務に潜む実験操作・装置・器具・薬品取り扱いのリスクと事故防止策
受講可能な形式:【会場受講】のみ
化学実験室に求められる安全管理の要点を、設備、取り扱い物質・器具、事故防止・被害低減、人の行動の観点から総合的に解説。
・実験室に必要な設備とその適切な設置、管理
・薬品・試薬の危険性・有害性を理解した安全な取り扱い
・ガラス器具、実験装置の事故事例に基づく注意点
・災害・事故防止と初期対応・被害最小化の要点
・ヒューマンエラーによる事故防止策
新任者の教育、中堅技術者の知識確認、安全衛生担当者やマネジメント職の指導の参考として、現場で「なぜ事故が起きるのか」「どうすれば防げるのか」「万が一発生したときの対処」を理解するために、今日から現場で見直せる安全管理のポイントを整理します。
セミナー趣旨
受講対象・レベル
一般的な化学分析,機器分析,合成反応,高圧ガスや加熱の操作などを行う実験者・検査者あるいはそれらのマネッジメントに携わる化学系の実務経験者や安全管理者
習得できる知識
現在,皆さんが活動されている化学系の実験室において火災や火傷・怪我,慢性・急性の疾病,不慮の事故など身体へのリスクを低減するための設備(ハード面)と心構え(ソフト面)について,これまでの事故や失敗の事例を挙げながら述べて行きます。また,欧米の安全管理と比較しながら私たち日本人に共通する強みや弱みについても皆さんと考えていきます。
上記の内容を理解していただき日常の皆さんの安全に対する取り組みをもう一段ステップアップさせて,実験室におけるリスク低減が業務改善活動(産業界の国際語:KAIZEN)のように日々の活動として実践的・創造的にできるようになります。
セミナープログラム
• 消防・防火設備
• 避難経路
• 実験台と床および備品
• 高圧ガスボンベの固定
• 局所排気設備
• 緊急設備の視認性(海外との比較)
• 作業環境測定で第二・第三管理区分となった場合の改善
2.薬品・試薬の取り扱い(安全や環境リスクの管理)
• 試薬の安全データシート(SDS)活用
• 毒劇物と保護具
• 誤飲時の応急処置
• 致死量の概念の理解
• 混触による発火・爆発
• 未知の物質(反応中間体など)の取り扱い
• 作業環境中の酸による健康被害の検査と濃酸類保管場所
3.ガラス器具や実験装置の安全な取り扱い(頻発する事例を中心にして)
• 部品交換や修理時の注意
• 電気火災(トラッキング現象)防止
• ガラス管、ゴム栓、 ホールピペットの取り扱い
4.火災をはじめとした化学実験室のリスクと対策(チェックリストによる安全啓発活動)
• 火災の早期発見・早期処置
• 防火訓練や消火訓練
• 消防・防火設備
• 見落としがちな死角
• 火災発生時の対応
• 有毒ガス発生や延焼時の対応
5.事故事例にみる安全管理の実際と重要性(ヒューマンエラーの防止)
• 個人の癖(内的必然性)
• 「安全そうに見える危険な操作」の事例
• ヒヤリハット事例と教育・訓練
• 新しい実験や高濃度試薬の注意点
• 深夜や休日などの時間帯の注意点
• 適切な安全保護具
□ 質疑応答 □
講演の中で簡単な課題などを投げかけてディスカッションしたり,あるいは皆さんからの疑問・質問に答えながら進めていきたいと思います。
セミナー講師
【専門】
物理化学,環境化学,吸着化学,表面化学,反応工学,触媒化学,安全工学,技術者倫理
【紹介】
北海道大学理学部化学科卒・化学専攻(修士)1985年修了,出光興産(株)入社(研究所,製油所などで16年以上勤務),1998年博士(工学),2000年 技術士(化学),2001年 千葉大学工学部(応用化学系)助教授,2008年 教授,2011年 カナダ・ローレンシャン大学客員研究員(約半年間カナダで共同研究),2026年3月 千葉大学を定年退職予定,千葉大学名誉教授,引きつづき千葉大学非常勤講師(安全工学,環境倫理),日本大学生産工学部非常勤講師(技術者倫理)
受賞歴:2010年 炭素材料学会論文賞
セミナー受講料
55,000円
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
1名分無料適用条件
2名様以降の受講者は、申込み前にE-Mail案内登録をお済ませください。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にS&T会員マイページにて発行いたします(PDF)。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)
3名で82,500円 (3名ともE-Mail案内登録必須) ※4名以上も1名追加ごとに27,500円を加算
主催者
開催場所
東京都
備考
配布資料
製本テキスト(当日会場でお渡しします)
※昼食付