拡散接合の基礎・最新技術動向と接合部評価の実際
~拡散接合の適用、装置、接合機構、接合改善策、接合の検査・評価~
受講可能な形式:【会場受講】
拡散接合を知り尽くした第一人者が総合的に解説
微細接合、精密接合、異種金属接合を材料を溶融することなく実現するために
拡散接合の原理、メリット・デメリット、自社製品や開発プロセスへの適用での課題とその対策
固相状態で接合する基本原理、拡散接合技術の基本原理、材料学的因子と施工因子の影響、拡散接合部の評価法
拡散接合法の縮図であるパワー半導体の接合技術も解説
セミナー趣旨
本セミナーでは、固相接合における拡散接合の位置づけの紹介に始まり、拡散接合の動向(論文、適用例、研究者、企業)、拡散接合の適用例(現状、適用のポイント、時代的変化)、拡散接合装置、拡散接合の接合機構、接合改善策、接合のポイント等を説明します。拡散接合のみならず、各種固相接合法での接合の基本原理を説明し、また固相接合部の特性を支配する金属学的因子、施工因子の観点からそのポイントの説明と、パワー半導体の接合法は、各種接合法の縮図であることを紹介する。
また、実用化に際しての重要な接合部の評価法について、接合前・接合中での評価のポイントと接合後の機械的、金属学的、非破壊的(超音波、X線)等の適用例の現状を説明します。理解を深めるため、拡散接合を適用した実物の紹介の他、動画を交えて解説します。 また、個別的な質問にも対応します。
受講対象・レベル
主に
・機械・金属加工技術者
・熱交換器・冷却装置技術者
・半導体製造装置技術者
・パワー半導体実装技術者
習得できる知識
・固相状態で接合する基本原理
・拡散接合技術の基本原理、材料学的因子と施工因子の影響
・拡散接合部の評価法
セミナープログラム
1-1.拡散接合とは
1-1-1.実用化している溶接・接合
1-1-2.拡散接合定義
1-1-3.大学での実験室(動画)
1-2.最近の接合技術動向
1-2-1.研究報告数の推移
1-2-2.最近5年間の学会口頭発表
1-2-3.新技術説明会での特許出願
1-2-4.科研費の推移
2.拡散接合の適用例
2-1.伝統工芸での接合
2-1-1.木目金の接合
2-1-2.伝統工芸截金での金箔の接合
2-2.30年前の傾向・適用例
2-2-1.同種金属の拡散接合実用例
2-2-2.異種金属の拡散接合実用例
2-2-3.拡散接合製品とその接合条件
2-2-4.拡散接合の導入のポイント
2-3.最近の傾向・適用例
2-3-1.拡散接合型コンパクト熱交換器
2-3-2.ベーパーチャンバーの開発
2-3-3.製鉄所の熱交換器
2-3-4.マイクロポンプの接合
2-3-5.クリッププレート(iPod)
2-3-6.各種展示会
3.金属を接合するには
3-1.理想的な接合実験
3-2.金属の固相接合開始温度は
3-3.加圧力と接合温度との関係
4.拡散接合装置について
4-1.市販の拡散接合装置
4-2.拡散接合装置の現状
5.拡散接合部の面積の増加過程
5-1.接合面積の数値計算
5-2.実測値と数値計算との比較
5-3.接合面粗さの影響
6.接合表面皮膜の挙動
6-1.真空中加熱での表面組成変化
6-2.真空中加熱での残留ガス
6-3.破面の介在物の組成
6-4.材料の接合性は酸素固溶度に依存
6-5.Al合金中のMgが接合性を決定
6-6.同種金属接合でのポイント
7.接合部の空隙内のガスの挙動
7-1.空隙内残留ガス分析装置
7-2.接合部空隙内の残留ガス
7-3.どんな接合雰囲気が良いか
8.接合面での結晶方位差の影響
8-1.モリブデンの接合の場合
8-2.粒移動しても欠陥が
9.異種金属の接合
9-1.金属間化合物相厚さと継手強さ
9-2.銅中の酸素量の影響
9-3.異種金属の接合の問題点・改善策
10.金属とセラミックスの接合
10-1.金属とセラミックスの反応
10-2.熱応力緩和策
11.液相拡散接合
11-1.液相拡散接合過程
11-2.液相拡散接合による補修
12.接合の改善策(清浄化法)の技術動向
12-1.イオン衝撃法
12-2.イオン衝撃による新機能クラッド材料
12-3.シリコンウェハーのイオン活性化接合
12-4.相対すべりの効果
12-5.ハロゲン化・蟻酸処理効果
13.接合の改善策(密着化法)の技術動向
13-1.接合部への変態の影響
13-2.変態超塑性を利用した成形と接合
13-3.水素誘起変態を用いた低温接合
13-4.微結晶金属薄膜で低温接合
13-5.接合面の残留歪で低温接合
14.パワー半導体の組み立て
14-1.高密度化、効率化傾向
14-2.パワー半導体組み立て技術
14-3.液相拡散接合(TLP接合)
14-4.金属粒子焼結接合
15.熱膨張を利用した加圧接合
15-1.接合時の最適な加圧法
15-2.熱膨張加圧法
15-3.熱膨張加圧の有利性
16.拡散接合部の機械的・金属学的評価
16-1.接合前後の評価
16-2.引張り試験形状
16-3.接合部の評価はSEMで
16-4.接合部の破面評価
16-5.接合面積割合40%で気密達成
17.拡散接合部の非破壊検査
17-1.超音波の反射量と空隙サイズ
17-2.モデル欠陥内蔵接合部の超音波探傷
17-3.検出可能空隙径は1mm。
17-4.異種金属部の超音波探傷
17-5.ガスタービンの非破壊試験法(動画)
17-6.ステンレス鋼積層接合部のX線CT
18.拡散接合が発展するには
18-1.拡散接合部の特異性
18-2.金属箔の積層接合
19.技術相談(希望者のみ)
20.拡散接合製品例の紹介展示
木目金、排気ガス用金属担体(KC)、マイクロ熱交換器(WELCON),
金属箔積層接合体(東北特殊鋼、アロン社、WELCON)、Alハニカム、
補修タービンブレード、各種ベイパーチャンバー(アルファ等)、
ディスクローター(シマノ)等
セミナー講師
WELLBOND 代表 工学博士 大橋 修 氏
※元東京理科大学客員教授
略歴
1966年 科学技術庁金属材料技術研究所(現在;物質材料研究機構)入所。
1996年 新潟大学自然科学研究科へ出向。
2009年 新潟大学退官後、WELLBOND設立。東京理科大学客員教授。NIMS客員研究員。現在に至る。
拡散接合に関わる研究を、科学技術庁金属材料技術研究所で30年間。そして新潟大学で13年間。
その間、アルミ、ステンなど各種材料の溶接・接合に関わる多くの知見を習得。
「基礎的な研究」から 「ものつくりを目指した研究」等を実施。退官後も、古代の接合法から、
先人の知恵を解きほぐし、「熱膨張を利用した簡単接合法」を開発。
専門
接合、材料科学
セミナー受講料
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
※本セミナーは会場での「当日現金払い」「当日クレジットカード払い」は承っておりません。
主催者
開催場所
東京都
備考
配布資料
製本資料(会場にて配布)
※講義の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
主催者より
弁当などの昼食の用意はありませんのでご注意ください