自動車業界必須対応の海外環境関連法規制の理解
EU発の脱炭素・循環経済規制は自動車ビジネスの前提を変える
~化学物質、脱炭素、CEを軸に規制構造を読み解く実務講座~
セミナー趣旨
現在のEU環境規制は、単なる規制強化ではなく、産業構造そのものを再設計する政策パッケージとして機能しています。化学物質規制、循環経済義務、車両CO₂規制、製品カーボンフットプリント、CBAMによる炭素価格の外部化――これらはそれぞれ独立した制度ではなく、「製品」「サプライチェーン」「市場競争力」を同時に変える多層構造を形成しています。
本講座では、まず主要法規の条文構造を整理し、その後テーマ別に横断再編することで、規制の背後にある設計思想を解読します。個別対応ではなく、構造理解に基づく戦略的対応を可能にすることを目的とします。
習得できる知識
・EU自動車関連環境規制の全体構造と相互関係の理解
・カーボンフットプリント規制の三層構造の把握
・化学物質・再生材・DPP等の実務影響の理解
・CBAM・CO₂規制が経営戦略へ与える影響整理
・自社対応の優先順位と体制整備の方向性
セミナープログラム
1.EU環境政策の全体構造
1.1 EUグリーンディールとFit for 55
1.2 規制の階層構造(条約/規則/指令)
1.3 自動車産業が規制の中心となる背景
2.自動車関連主要法規の概説(法規別整理)
2.1 REACH規則の構造と義務体系
2.2 ELV規則案の規制強化動向
2.3 Euro 7規則の排出規制内容
2.4 EUバッテリー規則の全体構造
2.5 ESPR規則の適用拡張
2.6 CBAM規則の制度概要
3.テーマ①化学物質規制の横断整理
3.1 REACH規則におけるSVHC(Article 33)
3.2 認可制度(Annex XIV)と制限(Annex XVII)
3.3 ELV規則案における有害物質制限
3.4 バッテリー規則における制限物質規定
3.5 PFAS包括制限提案の影響
3.6 設計段階における材料選択への実務影響
4.テーマ②サーキュラーエコノミーの横断整理
4.1 ELV規則案における再生材含有義務
4.2 解体設計・回収義務の強化
4.3 ESPRにおけるデジタルプロダクトパスポート(DPP)
4.4 バッテリー規則における回収・再生材比率
4.5 トレーサビリティとサプライチェーン管理
5.テーマ③カーボンフットプリント・排出規制の横断整理
5.1 車両単位規制:CAFÉ規制のフリート平均CO₂制度
5.2 2035年目標と内燃機関車の将来
5.3 排出性能規制:Euro 7規則の新要件
5.4 製品単位規制:EUバッテリー規則のカーボンフットプリント宣言義務
5.5 素材単位規制:CBAM規則の組込炭素制度
5.6 「車両・製品・素材」三層構造の整理
5.7 自動車サプライチェーンへの影響分析
6.企業実務への落とし込みと対策の要点
6.1 経営層が把握すべき規制リスク
6.2 環境部門,技術・設計部門との連携強化
6.3 データ管理体制の構築
6.4 今後の改正動向と中長期戦略
(質疑応答)
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
国立大学法人信州大学 社会基盤研究所 特任教授 工学博士 市川 芳明 氏
■関連の学会・協会等でのご活動
IEC TC111(環境規格委員会)前国際議長、現CAGメンバ、
ISO TC/268/SC1 (スマートコミュニティインフラ)前国際議長、IEC ACEA(環境諮問委員会)日本代表、
ISO TC323(サーキュラーエコノミー)国際主査、
ISO TC207(環境マネジメント)エキスパート、CENELEC(欧州電気規格委員会)オブザーバー
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*「見逃し視聴あり」でお申込の場合、当日のご参加が難しい方も後日セミナー動画の視聴が可能です。
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
主催者
開催場所
全国
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