中国の輸出管理及び対抗措置としての経済制裁に関する実務

●中国税関による行政法執行や刑事法執行案件も増加しており、中国企業及び外国企業の双方が中国の輸出管理及び対抗措置に関するコンプライアンスリスクに直面しています。
●中国の輸出管理及び対抗措置の基本制度及びその域外適用の効力を整理する。
●会場受講時にご質問いただいた方には、講師が執筆を担当しました『中国商事法研究第3巻 中国会社法逐条解説』を贈呈いたします。

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    セミナー趣旨

      近年、中国では輸出管理及び対抗措置に関する立法及び法執行が強化されており、外国の軍事エンドユース・エンドユーザーに対する禁輸措置や再輸出・再移転規制も実施されています。また、中国税関による行政法執行や刑事法執行案件も増加しており、中国企業及び外国企業の双方が、中国の輸出管理及び対抗措置に関するコンプライアンスリスクに直面しています。本セミナーでは、中国の輸出管理及び対抗措置の基本制度及びその域外適用の効力を整理するとともに、越境サプライチェーンにおけるリスクポイントを特定し、これに対応する貿易コンプライアンス対策を提言いたします。

    受講対象・レベル

    税関・貿易コンプライアンス担当者、企業法務、サプライチェーン管理担当者、その他関心をお持ちの方

    必要な予備知識

    書籍「Contemporary Export Control Law of China」(趙徳銘著・Springer出版・2024/03(英語)を一読すると更に理解が深まる。

    習得できる知識

    中国輸出管理及び対抗措置の基本制度、中国貿易コンプライアンス実務、税関調査への対応方法等

    セミナープログラム

    1. 輸出管理及び対抗措置に関する立法の現状
    ・中国輸出管理立法の枠組み(「輸出管理法」及び附属法規の構造)
    ・管理リスト(両用品目、軍需品目、核及び関連品目)とその動的調整メカニズム
    ・「エンドユーザー/エンドユース」規制ルール
    ・信頼できないエンティティリスト制度及び輸出管理との整合性
    ・「反外国制裁法」、「外国の法律及び措置の不当な域外適用の阻止に関する弁法」等の「対抗措置」に関する立法体系の外観
    ・日本企業が注意すべきポイント:日本・米国の類似制度との違い
    2. 輸出管理及び対抗措置の法執行動向
    ・商務部、税関等複数機関による連携法執行メカニズムの発展動向
    ・「事後処罰」から「事前規制+事中審査」への転換
    ・ハイテク分野(半導体、先進製造、AI関連)における規制の重点
    ・中継貿易、第三国経由に対する審査の厳格化
    ・対抗措置の共同法執行(特定国/企業に的を絞った措置など)
    ・日本企業が注意すべきポイント:法執行の透明性、裁量の余地及びコンプライアンス確保における不確定性
    3. 中国輸出管理における域外適用
    ・「輸出管理法」中の域外適用条項の法的基盤と解説
    ・国外主体(日系企業の海外子会社を含む)への適用可能性
    ・「再輸出」、「移転」行為の規制ロジック(米国EARとの比較)
    ・国外取引における中国原産技術/品目に関するコンプライアンス義務
    ・他国の輸出管理(特に米国、日本)との衝突、協調について
    ・日本企業が注意すべきポイント:グローバルサプライチェーンにおける「多重管轄」リスク
    4. 輸出管理に関する行政及び刑事法執行事例
    ・典型的行政処罰事例の類型(許可未取得、虚偽申告など)
    ・「エンドユース/エンドユーザー」関連の処罰事例
    ・中継貿易を通じた規制回避に対する処罰事例
    ・刑事責任追及基準(不法経営罪など)について
    ・行政処罰と刑事責任追及の連携メカニズム
    ・日本企業が注意すべきポイント:処罰の基準、重大処罰事由及びコンプライアンス確保のため汲み取るべき教訓
    5. 中国企業及び外国企業が直面するリスクポイント
    ・製品分類と管理品目該当性判断上のリスク
    ・グループ内における技術移転(データや図面、ソフトウェアの越境移転を含む)に伴うコンプライアンスリスク
    ・販売店、代理店及び外部取引先がもたらす間接的リスク
    ・越境サプライチェーンにおける「再輸出」、「中継輸送」に関するコンプライアンス上の落とし穴
    ・日本企業が注意すべきポイント:本社と中国子会社間におけるコンプライアンス業務及び責任の分担
    6. 貿易コンプライアンス対策
    ・輸出管理コンプライアンス体制の構築
    ・製品と技術の分類管理メカニズム(リストとの照合と継続的アップデート)
    ・取引先及び取引のバックグラウンドチェック・DD調査制度(エンドユースに関する声明の管理を含む)
    ・社内における審査及び許可証管理手続の設計
    ・従業員研修と高リスク職位(営業、物流、研究開発)に対する重点管理
    ・日本企業が注意すべきポイント:日本本社のコンプライアンス体制との整合性及び統一的グローバルマネジメント


    *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。


    ■講演中のキーワード
    中国の輸出管理・経済制裁、行政・刑事処罰事例分析、
    サプライチェーン・コンプライアンス、中国企業及び外国企業の法的リスク

    セミナー講師

     北京市環球法律事務所 国際貿易チーム パートナー弁護士   趙 徳銘(Zhao Deming)氏
     北京市環球法律事務所 日本業務チーム コンプライアンスチーム パートナー弁護士    劉 淑珺(Liu Shujun)氏

    ■ご略歴
    <趙徳銘氏>
    趙弁護士は、中国税関及び貿易コンプライアンス(中国・外国輸出管理及び経済制裁を含む)
    リーガルサービス分野の先駆者の一人として、多数の多国籍企業クライアントから広く高い評価を受けています。
    これまでに、Asian Legal Businessより「Client Choice – Top 20 Lawyers in China」の表彰を受け、
    また、Chambersより「Highly recommended lawyer, Band 1 (China), Customs, Export Controls,
    and Economic Sanctions」(2021年~2026年)として推薦されています。
    趙弁護士の詳細な略歴については、環球法律事務所のホームページをご参照ください。
    英語版:https://www.glo.com.cn/en/Professionals/DemingZhao.html
    日本語版:https://www.glo.com.cn/jp/Professionals/DemingZhao.html

    <劉淑珺氏>
    劉淑珺弁護士は環球法律事務所日本業務チームの責任パートナーであり、主要勤務地は北京です。
    劉弁護士は20年近くにわたって、中国に進出する日系企業及び日本に進出する中国企業の両方に対し、
    外商投資、M&A、労働、外為法、国際貿易、紛争解決等の幅広いリーガルサービスを提供しているほか、
    主に独占禁止法及び不正競争防止法、コンプライアンス及び危機処理業務に注力しています。
    2021年にはLEGALBANDにおいて「Top 15 Compliance Versatile Practitioners」、
    「China Top 15 Female Lawyers」に選出されたほか、複数年連続でChambers Globalや
    The Legal 500 Asia-Pacific等において独占禁止法/競争法分野の特別推薦弁護士に選出されています。
    また、労働法分野でも複数回The Legal 500の推薦を受けています。
    劉弁護士の詳細な略歴については、環球法律事務所のホームページをご参照ください。
    英語版:https://www.glo.com.cn/Professionals/ShujunLiu.html
    日本語版:https://www.glo.com.cn/jp/Professionals/ShujunLiu.html
    ■ご専門および得意な分野・ご研究
    趙徳銘氏:輸出管理及び経済制裁、貿易コンプライアンス及びリスクマネジメント、
    税関・政府調査対応、税関事件刑事弁護、税務、M&A、海事・海商、航空・物流、保険、訴訟・仲裁業務等。
    劉淑珺氏:独占禁止法・不正競争防止法、M&A、コンプライアンス及びその他企業一般法務
    ■本テーマ関連学協会でのご活動
    趙徳銘氏:中国法学会税関法研究会理事

    セミナー受講料

    1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
    学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    主催者

    開催場所

    神奈川県

    受講について

    • 感染拡大防止対策にご協力下さい。
    • セミナー会場での現金支払いを休止しております。
    • 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
    • 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
    • 希望者は講師との名刺交換が可能です。
    • 録音・録画行為は固くお断り致します。
    • 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
    • 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
      場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    50,600円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

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