タイ分子の基礎と分子制御、高次構造制御、評価と応用
~タイ分子に視点を置いた結晶性高分子の基礎から応用~
◆タイ分子の制御が高分子材料製品の機械的強度、耐久性を左右する ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)の性能向上にタイ分子を増やすという観点から、結晶構造の制御、分子構造設計がどのように関連しているかを説明
結晶性高分子の結晶構造、非晶構造、タイ分子の求め方、配向度の評価方法、フィルムの透明性と構造、加工と結晶化過程、分子構造と構造分布、、、
日時
【ライブ配信】 2026年5月21日(木) 13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2026年6月9日(火) まで受付(視聴期間:6/9~6/22)
受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
セミナー趣旨
その制御が材料・製品の機械的強度、耐久性を左右する。世界で最も大量に使用されている汎用樹脂であるポリエチレンとポリプロピレンを取り上げ、それらの性能向上のために、タイ分子を増やすという観点から、結晶構造の制御と、それを決定する分子構造設計がどのように関連しあっているかを解説する。
例えばタイ分子の相対濃度を増大させるためには、結晶構造の均一化が重要であるが、そのためには分子構造の狭化が必要である。その一環として組成分布の狭化、短鎖分岐の種類(コモノマーの選択)、連鎖長分布の制御などが重要である。さらに、非晶相のタイ分子を定性・定量するための、IR、Ramanなどの分光法、ESR、力学物性、統計的手法などの各種評方法について説明する。またインフレーションフィルム加工、Tダイ押出しフィルム加工、射出成形などの加工による高次構造形成、その構造に基づく物性の異方性や光学的性質などについて解説する。上記の項目の理解をベースに、さらなる高性能化への分子構造設計の指針等について述べる。
受講対象・レベル
主にプラスチック・ゴム製品の研究開発、設計、成形、生産管理、生産技術、品質管理、技術営業に携わる方が受講対象
習得できる知識
・結晶性高分子の結晶構造
・分子構造と構造分布
・結晶構造と構造分布(ラメラ厚み分布)
・タイ分子の評価方法(IR、Raman、統計的手法、等)
・配向度の評価方法
・結晶構造分布と機械的強度、熱伝導性
・フィルムの透明性と構造
・加工と結晶化過程、配向性
セミナープログラム
1-1 はじめに
・石油化学の基礎
1-2 ポリオレフィン製造技術
・高圧法低密度ポリエチレン
・Zigler-Natta触媒(HDPE, LLDPE、PP)
・メタロセン触媒、等
1-3 分子構造のキャラクタリゼーション手法
1-4 結晶構造の基礎(結晶系、球晶構造、ラメラ晶、配向結晶等)
1-5 分子構造の結晶構造への反映
2.タイ分子と分子構造、結晶構造
2-1 ポリエチレン、ポリプロピレンの分子構造とその分布
2-2 ポリエチレン、ポリプロピレンの結晶構造とその分布
2-3 分子構造、結晶構造、タイ分子と機械的強度、熱物性
2-4 タイ分子と高次構造
2-4-1 タイ分子の概念の確立
2-4-2 高分子説の提唱からラメラクラスター理論まで
2-4-3 房状ミセル構造からラメラ晶 (fold結晶)へ
2-4-4 実験的定性・定量法(ESR、IR、弾性率)
2-4-5 理論的取り扱い(統計的手法、熱力学的手法、速度論的手法)
2-4-6 IR法やRaman法によるタイ分子の評価と結晶構造
2-4-7 タイ分子と機械的強度、耐久性能
3.タイ分子の視点から高性能化の分子設計
3-1 加工性と機械的強度の両立
3-2 長期耐久性材料のタイ分子の分子設計と製造方法(高性能パイプ、大型ブロー容器等)
3-3 分岐PE/直鎖PEブレンド系の結晶化と高次構造形成
3-4 高分子加工プロセスと高次構造形成、タイ分子濃度
3-4-1 インフレーションフィルム(球晶構造とrow構造)
3-4-2 Tダイ押出しフィルム(球晶構造とシシケバブ構造)
質疑応答
セミナー講師
元京都工芸繊維大学 シニアフェロー
略歴
1978年 住友化学(株)入社。ポリオレフィンの材料・製品開発、市場開拓に従事
2011年 同・先端材料探索研究所 所長、理事
2016年 京都工芸繊維大学・長もちの科学開発センター 特任教授
SHテクノリサーチ 代表
2019年~2025年3月 京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科 非常勤講師
専門
高分子構造・物性、高分子工学、研究開発マネジメント
活動
高分子学会フェロー(2010年~)
セミナー受講料
49,500円
1名分無料適用条件
2名様以降の受講者は、申込み前にE-Mail案内登録をお済ませください。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は代表者にS&T会員マイページにて発行します(PDF)。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
3名で74,250円 (3名ともE-Mail案内登録必須) ※4名以上も1名追加ごとに24,750円を加算
| テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 |
1名申込み: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
定価:本体36,000円+税3,600円
E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みの際、備考欄に【テレワーク応援キャンペーン希望】と記載のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
主催者
開催場所
全国
備考
配布資料
PDFデータ(印刷可・編集不可)
※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。
オンライン配信
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)