自民党「ロボット議員連盟」における AIロボティクス戦略の全体像と社会実装の方向性

フィジカルAI(AIロボティクス)
日本成長戦略の最重要投資領域

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    AIが現実世界でロボットや機械を自律制御する「フィジカルAI」の時代が到来し、政府はAIロボティクスを日本の成長戦略として位置づけた。2040年に約60兆円規模へ拡大が見込まれる多用途ロボット市場に対し、日本は世界シェア3割超・20兆円の獲得を目標に掲げている。日本は産業用ロボットや精密部品で世界をリードしてきたが、サービスロボット分野では米中に後れを取り、国家戦略も10年間更新されなかった。この危機を打開すべく2025年3月にロボット議連を設立し、提言活動を経て骨太方針への新戦略策定の閣議決定に至り、本年3月にはAIロボティクス戦略が策定された。本講演では、議連での議論と政策成果を報告するとともに、同戦略が示す日本の勝ち筋と社会実装の具体的課題を論じる。

    セミナープログラム

    1. フィジカルAI時代の到来――何が変わるのか
     (1) 生成AIからフィジカルAIへ――パラダイムシフト
       ① LLMの限界と「身体を持つAI」の必然性
       ② VLM・VLAの進展
     (2) 「フィジカル・インテリジェント・システム」という新概念
       ① AIモデル+コンピューティング+制御系+駆動系+知覚系の統合
       ② 競争力の本質は「統合力・運用力」にある
     (3) 2040年に約60兆円、巨大市場と開発競争の激化
       ① 米国:ビッグテック主導のソフトウェア・基盤モデル戦略
       ② 中国:国家主導の量産・低価格化モデル(150社超が参入)
       ③ 異業種プレイヤー(自動車・半導体等)の参入

    2. 最先端技術と米国のロボット最前線

    3. なぜロボットしかないのか――日本の社会課題
     (1) 人口減少・少子高齢化と構造的な人手不足の深刻化
     (2) エッセンシャルサービスの維持(介護・物流・建設・災害対応等)
     (3) DX・GXの同時実現と経済安全保障

    4. 日本の勝ち筋――「千載一遇の機会」をどう活かすか
     (1) 「規模」の競争から「統合力・運用力」の競争へ
       ① Web上のテキストデータ競争では出遅れた日本
       ② 現場データを核とした実装能力が問われる新局面
     (2) 日本の強固な基盤
       ① 世界有数の産業用ロボット産業と部品・素材サプライチェーン
       ② 現場実装を通じて蓄積された運用ノウハウと暗黙知
       ③ 高品質な現場データ――他国には簡単に模倣できない資産
     (3) 勝ち筋の再構成
       ① 供給側と需要側の取組を一体設計する新アプローチ
       ② データ獲得→モデル改善→横展開の循環を確立する

    5. ロボット議員連盟の取組みと政策成果
     (1) なぜ議連を立ち上げたか、10年放置された国家戦略
     (2) 視察で見えた現場の実態
     (3) 骨太方針2025への反映
     (4) AIロボティクス戦略の策定に至る経緯

    6. AIロボティクス戦略の全体像
     (1) 基本構想、対象範囲と3つの目標
       ① 国際競争力の確立(2040年に世界シェア3割超・20兆円)
       ② 世界に先駆けた社会実装
       ③ 持続的成長と社会課題解決
     (2) 戦略4本柱
       ① 設計開発・生産基盤の強化(SDR・サプライチェーン移行)
       ②  ロボット基盤モデルとデータ循環の枠組みの構築
       ③ 需要創出と導入環境の整備(制度・標準・安全性認証)
       ④  産学官の中核拠点(CoE)の整備
     (3) AIロボティクス実装ロードマップ
       ① 16分野の対象市場と短期・中長期の考え方
       ② 短期:「見廻る」「モノを動かす」等8つの共通タスクから先行
       ③ 中長期:「指作業」等の高度タスクへの段階的展開

    7. 社会実装の具体像と分野別展望
     (1) 製造業(多品種少量生産)・造船
     (2) 物流(倉庫・輸配送)・小売・宿泊業
     (3) 建設・土木・建築・インフラ保守
     (4) 介護・警備・廃棄物処理
     (5) 災害対応・警察活動・防衛――官需の戦略的活用
     (6) 農業・林業

    8. 関連質疑応答

    9. 名刺交換・交流会
    通常はお会いすることの難しい講師との直接対話や質疑応答に加え、業種・業界の枠を超えた受講者同士のネットワーキングから、実務に活きる情報や新たな連携のきっかけを得られる、JPIセミナーならではの貴重な機会です。

    セミナー講師

    自民党「ロボット議員連盟」
    事務局長
    参議院議員
    山田 太郎 氏

    慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程単位取得満期退学。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)、プライスウォーターハウスコンサルタント(現日本IBM)製造部門マネジャー、パラメトリック・テクノロジー・コーポレーション(PTC)Vice Presidentを経て、製造業専門コンサルティング会社ネクステック株式会社を創業、代表取締役社長として東証マザーズに上場。
    東京大学大学院工学系研究科非常勤講師、東京工業大学特任教授、早稲田大学大学院商学研究科(MBAコース)客員准教授等を歴任。
    2012年参議院議員初当選。2019年参議院議員再選(自由民主党・全国比例)。2021年デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官。2023年文部科学大臣政務官兼復興大臣政務官。2025年参議院議員3期目当選(自由民主党・全国比例)。
    現在、自由民主党環境部会部会長、ロボット議員連盟事務局長を務める。

    セミナー受講料

    1名:37,410円(税込) 特典:受講1名につき、同一法人より1名同行無料(要登録)

    ※地方公共団体所属の方は、2名まで11,000円(税込/会場・ライブ配信限定)
    ※割引適用後の受講料は請求書にてご案内いたします。

    主催者

    開催場所

    東京都

    受講について

    ● 会場受講(アーカイブ配信は含まれません)
    ● ライブ配信受講(アーカイブ配信は含まれません)
    ● アーカイブ配信受講

    ※会場受講・ライブ配信受講の方は、特別料金 18,500円(税込)にてアーカイブ配信を追加いただけます。


    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    16:30

    受講料

    37,410円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    関連記事

    もっと見る