高分子の難燃化技術の体系と最近の動向
★難燃剤の選び方,配合と使い方,UL94・LOIに対応した評価のポイント
★再生樹脂の難燃/バイオマス・植物由来樹脂の難燃/ノンハロやノンリンなどの規制対応
★難燃化技術におけるAI活用,EV内装や電池の難燃化技術の動きなど
日時
【Live配信】2026年5月25日(月) 10:30~16:30
【アーカイブ(録画)配信】2026年6月3日まで受付(視聴期間:6月3日~6月13日まで)
セミナー趣旨
火災は,急激に進行する酸化反応である。非平衡下の科学が未だ研究段階のため,高分子材料の難燃化技術を科学の形式知だけで開発できない。形式知で解決できない問題は,経験知や暗黙知まで動員して解決することになる。一方,高分子材料の難燃性評価では,高分子材料の用途に適合した難燃化規格を定めることにより,この問題を解決している。
科学で未解明な現象が多い難燃化技術について,本セミナーでは,高分子の耐熱性の研究と難燃性について最初に概説する。そして,熱分析手法を用いた難燃性樹脂の開発事例を説明し,新たな難燃化技術を開発するときのヒントを示す。そして,2022 年に施行された法律により再生材の活用が本格化している実情を踏まえ,再生材の難燃化技術の製品化事例まで解説する。
高分子の難燃化技術は,典型的なトランスサイエンス(注)問題でありその問題解決にデータサイエンスは有効な手法の一つである。AIに対する関心の高さを考慮し,Python を用いたディープラーニングによる解析結果を説明するとともに,トランスサイエンス問題を含む材料について新しい開発手法を提案する。 また,タグチメソッドが普及している実情を考慮し,開発時に使用したPythonプログラムコードあるいはタグチメソッド解析プログラムコードを生成するプログラムを希望者には配布いたします。これは現在の生成系AIがタグチメソッドについて正しい解析コードを出力できない問題への配慮です。
(注)科学で問うことができるが,科学で答えることのできない問題。
受講対象・レベル
1. 高分子材料開発に関わる技術者及び品質管理担当者
2. 製品組み立てメーカーの技術者
3. 日本の再生材事業者
セミナープログラム
1.火災と高分子
1.1 高分子の難燃化技術研究の歴史
1.2 事例:フェノール樹脂の難燃性
1.3 高分子の耐熱性と難燃性
2.難燃性の評価試験法
2.1 高分子材料の用途と評価試験法
2.2 極限酸素指数法
2.3 UL94 評価試験法
2.4 その他の評価試験法
3.高分子の難燃化手法
3.1 高分子の難燃化メカニズム
3.2 ドリップ型難燃化手法
3.2.1 再生 PET 樹脂射出成形体
3.3 炭化促進型難燃化手法
3.3.1 ホスファゼン変性ポリウレタン発泡体
3.3.2 ホウ酸エステル変性ポリウレタン発泡体
3.4 難燃化手法とプロセシング
4.難燃化技術とデータサイエンス
4.1 データサイエンスとAI
4.2 オブジェクト指向と難燃化技術
4.3 タグチメソッド概説
4.4 難燃性コンパウンドの工程問題解決事例
5.難燃化技術と環境問題
5.1 環境問題の変遷概論(3R から 4R へ)
5.2 各種法規制と難燃化技術
5.3 難燃性半導体ベルトの LCA
6..難燃化技術の特許出願動向
【質疑応答】
セミナー講師
(株)ケンシュー 代表取締役 工学博士 倉地 育夫 氏
【元・コニカミノルタ , 元・ブリヂストン】
セミナー受講料
1名につき55 ,000円(消費税込,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
主催者
開催場所
全国
受講について
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