自動車内装材における高意匠・触感材料の開発とその評価

レザーから加飾フィルム、また評価手法や要求特性など、
自動車内装材における高意匠・触感材料の開発とその評価を学ぶ!


★コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化など、内装材に関しても大きく変わるであろう「CASE」時代の自動車材料開発!
★自動車の加飾を含む内装の見栄えや、触感を対象に、感性工学を活用し、評価視点を明確にし、定量的に捉える!
★質感の向上を目指した開発手法とそれを用いた製品の開発事例!

セミナー講師

第1講 京都女子大学 家政学部 教授 博士(工学)  榎本 雅穗 氏
第2講 TPEテクノロジー(株) 代表取締役 西 一朗 氏
第3講 MSイノベーション企画 代表 佐々木 信 氏
第4講 マツダ(株) 車両開発本部 車両実研部 
           クラフトマンシップ開発グループ マネージャー 福井 信行 氏

セミナー受講料

55,000円(税込、テキスト費用を含む)

セミナープログラム

第1講 自動車内装材開発に向けた人工・合成皮革の触感表現と評価
【10:30-11:45】
講師:京都女子大学 榎本 雅穗 氏

著作・受賞・経歴
専門は,ポリウレタン樹脂,人工皮革や合成皮革等の被服材料およびそれを用いた繊維加工,透湿防水布帛における水分移動,染色加工です.また、長年企業で「人工皮革・合成皮革とポリウレタン樹脂」に関する研究ならびに商品開発に携わってきました。
主な著書
「人工皮革・合成皮革」一般社団法人日本繊維製品消費科学会2014年11月発行

講演主旨
 本講演では、合成により作られる人工皮革,合成皮革,PVCレザーを取り上げ,その製造方法,構造,性能と特徴に関して,それぞれの違いを解説すると共に,触感表現のための表面加工方法と表面処理剤などに使用される材料について解説する.さらに,これらによって得られる表面の触感表現に関して,PVCレザーを用いた検討で得られた風合い数値化の具体例について紹介する.

プログラム
1.人工皮革,合成皮革, PVCレザー
 1-1 天然素材・合成素材による皮革とは
 1-2 「合成皮革」と「人工皮革」法律による区分別け
 1-3 人工皮革とは(従来型と環境対応型)
 1-4 合成皮革とは(従来型と環境対応型)
 1-5 塩ビ(PVC)レザーとは
2.ポリウレタン樹脂と表面処理剤
 2-1 ポリウレタン樹脂とは
 2-2 ポリウレタン系表面処理剤
3.合成皮革表面における触感表現数値化の検討
 3-1 試料調製
 3-2 年齢別触感評価
 3-3 表面摩擦特性
 3-4 接触角測定および表面自由エネルギー

【質疑応答 名刺交換】


第2講 自動車内装表皮材のトレンドと製造技術
【12:30-13:45】
講師:TPEテクノロジー(株) 西 一朗 氏

著作・受賞・経歴
自動車、住宅インテリア表皮材メーカーで海外メーカーの技術指導、開発部長、工場長を経験。
2006年6月TPE テクノロジー株式会社設立。
主な業務は国内、韓国、中国、タイのメーカーのプラスチック技術コンサルタント

講演キーワード
自動車内装材の未来

講演主旨
 米国カリフォルニア州ではZEV(Zero Emission Vehicle)プログラム,EUではCO2排出量規制、中国でも深刻な大気汚染対策のため内燃機関からの脱却(EV化)が進められている。今後はPHEV,EV,FC(Fuel Cell-燃料電池:水素発電)が増加する。自動車内装材も燃費に寄与するため軽量化が重要な観点となっている。ウレタンレザーは高強度のため薄肉化が可能で,軟質塩ビや本革の約半分の重量で規格をクリアーする。
 高級車は本革が主流であったが中国での需要急増により供給不足になっている。また米国ではアニマルフリー化の風潮が強くなり,EVのテスラーモータース車も本革からウレタンレザーに代えている。
 シリコーンレザーやポリエステルエラストマー(TPEE)レザーも登場しているので紹介する(サンプル回覧予定)操作がタッチパネル化されてインストルメントパネルの構造が大きく変化している。中国では無臭で未来感のある内装が要求されている。またカーシェアリング対応として豪華さより汚れ対策が重要になってくる。今後自動車内装材がどのような変化をしていくのかを考察していく。

プログラム
1.自動車内装材の動向
2.ウレタンレザー(合成皮革:スキン層付き,人工皮革:スエード)の動向
3.自動車シート用ウレタンレザー
 3-1 合成皮革(スキン層付き)  
  (1)溶剤タイプコーティング法−ハイソリッドタイプによる工程削減
  (2)水性タイプコーティング法−発泡層の形成方法
  (3)ホットメルトコーティング法−発泡層の形成方法
 3-2 人工皮革(スキン層無し:スェード)−環境に優しいマイクロファイバー

4.自動車インパネ・ドアトリム材用ウレタンレザー
 4-1 パウダースラッシュ成形用ウレタンビーズ
 4-2 スプレー成形用液状ウレタン
 4-3 注型成形用反応型ウレタン(PURIM)
 4-4 ウレタンレザー貼り込み

5.非ウレタン系レザー
 5-1 シリコーンレザー(サンプル回覧予定)
 5-2 ポリエステルレザー(サンプル回覧予定)

【質疑応答 名刺交換】


第3部 自動車内装材と加飾技術
【13:55-15:10】
講師:MSイノベーション企画 佐々木 信 氏

講演主旨
 自動車内装材の開発と進化はまさに加飾技術の開発と進化であり自動車内装材は一般内装よりも優れた外観本物感、新規性、更に自動車の耐候性、耐熱性、耐摩耗性、触感等多くの要求がされて進化きました。
今回はこの自動車内装材の進化を加飾技術の開発と進化からまとめてみました。

プログラム
1.はじめに
2.自動車内装材と加飾技術
3.加飾の意義
4.自動車内装材に使用されている加飾方法
 4-1 インモールドデコレーション
 4-2 フイルムインモールド
 4-3 カ―ルフイツト(水圧転写)
 4-4 ホットスタンプ(転写箔)
 4-5 TOM成型
 4-6 三次元曲面印刷
 4-7 インモ∸ルド塗装
 4-8 メッキ
 4-9 UVインクジェット
 4-10 3Dデジタルシボ
 4-11 テキスタイル
 4-12 ソフト表面塗装
 4-13 レーザー加工
 4-14 本木表現
 4-15 ソフト表面フイルム加飾 
5.まとめ

【質疑応答 名刺交換】


第4部 感性工学を用いた自動車内装の質感開発
【15:30-16:45】
講師:マツダ(株)福井 信行 氏

講演趣旨
 近年、自動車の内装に対するお客様の期待が高まり、質感の向上が自動車メーカーの重要な課題となっている。しかしながら、質感は人の感覚や感性で感じられるため、具体的な設計仕様として表しにくい。そのため、質感のメカニズムの解明と現象の定量化に取り組むことが必要となってくる。本セミナーでは、自動車の加飾を含む内装の見栄えや、触感を対象に、感性工学を活用し、評価視点を明確にし、定量的に捉えることで、質感の向上を目指した開発手法を解説する。また、これらの知見に基づいた弊社製品の開発事例を紹介する

プログラム
1.自動車内装質感向上の取り組み事例
 1-1 質感向上の取り組み紹介
 1-2 内装質感に関する価値観分析と触感への期待
2.内装材の表面質感
3.ステアリングの触感
 3-1 研究事例1
 3-2 研究事例2
4.アームレストのソフト感研究事例
5.マツダ車への織り込み事例紹介

【質疑応答 名刺交換】