やるべきことはすべてやってきた。それでも、なぜ「正しい(と言われる)研修」は現場に通じないのか

~成功前提の固定化を問い直す、2026年・パワハラ対策再設計の分岐点~

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    セミナー趣旨

    「やるべきことは、すべてやってきた」。パワハラ対策として、研修は実施している。法改正にも対応している。内製化も進め、外部専門家の知見も取り入れている。それでもなお、パワハラ問題が減らない(逆に増えている)と感じる瞬間はないでしょうか。

    その違和感は、やり方の不足ではなく、「前提」の問題である可能性があります。

    日本企業は長年、「正確性」を競争優位の源泉として発展してきました。同質性の確保、誤差の最小化、前例の尊重。この成功体験は、確かに会社を強くしました。しかし、その前提が固定化したとき、減点型の評価、逸脱への過度な警戒、沈黙の合理化といった構造が生まれます。

    パワハラ問題が「無自覚」「未発見」「未発覚」という形で残存する背景には、この構造的前提が横たわっている可能性があります。

    本セミナーは、即効性のある手法(Doing)の提示を目的とするものではありません。

    むしろ、組織の前提(Being)を問い直し、設計思想そのものを再考するための時間です。パワハラ研修のやり方を磨き続けるのか。それとも、過去の成功前提を一度横に置き、再設計するのか。

    2026年は、組織運営のあり方が静かに分岐する年になるでしょう。その判断を、人事として誰よりも先に引き受ける覚悟が問われています。その選択に向き合う3時間になります。

    受講対象・レベル

    人事部門、労務部門、コンプライアンス部門、総務部門など関連部門のご担当者様

    セミナープログラム

    1.本セミナーの目的と問題提起
    (1)なぜ、パワハラ対策は「やっているのに効かない」のか
    (2)人事が直面する“努力しても通じない”という構造的違和感
    (3)本セミナーのゴール:やり方の改善ではなく「前提の再設計」

    2.労務管理の本質から問い直す
    (1)経営の効率化と人間性の尊重の調和と併存
    (2)「強くする」と「壊さない」は両立できるのか
    (3)パワハラ対策を“禁止教育”で終わらせない視点

    3.成功を支えてきた“正確性”という前提
    (1)日本企業の強みとしての正確性(成功体験)
    (2)正確性が生み出す前例主義・減点主義・模倣安全
    (3)無自覚と未発見・未発覚が生まれる構造

    4.なぜ内製化しても限界を感じるのか
    (1)教材・事例・法解釈を高度化しても効かなくなる理由
    (2)PDCAが効かなくなる構造(前提が固定されたまま回る)
    (3)アンラーニング(成功前提を一度横に置く)という視点

    5.パワハラ問題を「指導技術」だけで捉えない
    (1)叱り方・言い方の問題に閉じると再発は止まらない
    (2)沈黙が合理的になる組織の危うさ(言わない/言えない構造)
    (3)単発研修では変わらない理由(知識ではなく行動条件の問題)

    6.「組織能力」という観点で再定義する
    (1)前提を整える力
    (2)対話を成立させる力
    (3)判断を実装する力
    (4)関与を持続させる力

    7.評価制度と意味づけ構造の再設計
    (1)減点型評価が生む心理的構造(失敗回避・沈黙・萎縮)
    (2)挑戦・育成・改善を評価に織り込む設計の考え方
    (3)成果と過程の意味づけを再定義する必要性(「正しさ」の更新)

    8.2026年型・再設計の5つの視点
    (1)リーダーシップ
    (2)コミュニケーション
    (3)エンゲージメント
    (4)ディシジョン・メイキング
    (5)タイムマネジメント(単発から「流れ」へ)

    9.パワハラ対策を“教育施策”から“組織設計”へ
    (1)研修をイベントで終わらせないための設計思想
    (2)事前・当日・事後の一貫設計
    (3)内製化を「次のステージ」へ引き上げるための優先順位

    10.まとめ:2026年の分岐点
    (1)やり方を磨き続けるか
    (2)成功前提を問い直すか
    (3)人事が担う「構造転換」の役割と、明日からの打ち手

    11.オンラインセミナーの最後に


    ※※※本セミナーは、より実用的で最新の情報をお届けするため、開催日直前まで講師にて内容のアップデートを行っております。そのため、当日までにプログラム内容の一部が変更となる可能性がございます。ご参加予定の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、より良いセミナーにするための対応となりますので、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


    ※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
    ※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
    ※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

    セミナー講師

    湯澤社会保険労務士事務所 代表・社会保険労務士
    株式会社プロセスデザインコンサルティング 代表取締役
    湯澤悟 氏

    中央商科短期大学証券学科卒業。民間企業(一成証券株式会社(現 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)、コンビ株式会社(ベビー用品メーカー)、株式会社ほっかほっか亭(現 株式会社プレナス)にて、約10年間の人事部勤務。2002年8月1日 湯澤社会保険労務士事務所開業。2008年4月1日株式会社プロセスデザインコンサルティング創業。これまでに24,000件超の高難度労務問題を「腑に落ちるアドバイス」で解決に導く。
    2013年以降、大手上場企業等を中心に、パワハラ、人権・コンプライアンス研修を実施。登壇回数は800回超、総受講者数は53,000人(経営層、管理職層が中心)を超える。有限会社グローイングと管理職教育用Web適性検査「パワハラ傾向振り返りシート」を共同開発。

    セミナー受講料

    1名につき 
    会員 38,500円(本体 35,000円)  一般 41,800円(本体 38,000円)

    ※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
    (所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
    ※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
    ※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

    主催者

    開催場所

    全国

    受講について

    視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
    ※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。


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    開催日時


    13:30

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

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