国内外におけるGX政策と企業がとるべき戦略
セミナー趣旨
デンマークは再生可能エネルギーの導入を、単なる環境政策ではなく、国家競争力を高める産業・安全保障戦略として一貫して位置づけてきた。本講演では、同国がなぜ脱炭素を経済成長と両立させることができたのかを、政策設計と市場制度の観点などから分析する。
特に、電力を起点に産業・燃料・エネルギー利用を横断的に統合するエネルギー転換の考え方に注目し、洋上風力を中核とした産業エコシステム、電力システム運用、合意形成の制度設計、さらに水素やPower-to-Xを含む次世代戦略を概観する。その上で、日本のエネルギー政策および産業政策に対する示唆を提示する。
セミナープログラム
1.脱炭素は国家競争力になり得るのか
(1)デンマークが直面した制約条件
① 1970年代の化石燃料資源の乏しさ
2. 再生可能エネルギー政策の戦略的位置づけ
(1)環境政策から国家戦略への転換- デンマークのGXグリーントランスフォメーションを牽引する政策
① カーボンニュートラル・カーボン吸収国に向けた長期目標
② 気候変動法Climate Law
③ 産業政策・安全保障政策としての再エネ
④ 長期目標の明確化と政策の一貫性
3.洋上風力を中核とした産業エコシステムの形成
(1)洋上風力の戦略的意義
① 電源確保を超えた産業基盤
② 国際競争力を持つ分野への集中
4.電化を起点とした産業横断型エネルギー転換
(1)電力を中心としたエネルギーシステムの構想
① 再生可能電力の最大活用
② 電化による効率性向上
(2)「セクターカップリング」概念の再整理ー産業・燃料との統合
① 電化戦略、電力市場
② 電力・ガス・熱・燃料分野の連携
③ 水素・Power-to-X戦略・CCS
5. 関連質疑応答
6. 名刺交換・交流会
通常交流の難しい講師及び受講者間での名刺交換・交流会で人脈を広げ、事業拡大にお役立ていただいております。
セミナー講師
公益財団法人自然エネルギー財団
上級研究員
田中 いずみ 氏
1998年 カリフォルニア大学バークレー校 天然資源学部 環境科学・政策・マネージメント科卒業
1999年~2002年 株式会社東芝の研究所で環境技術の研究に従事
2002年~2013年 スウェーデン大使館で持続可能な発展分野の政策分析及び政策・学術分野においての
日本との交流促進に従事
2008年 在籍中に東北大学 環境科学研究科卒業
2014年~2024年 デンマーク王国大使館 上席商務官(エネルギー・環境担当)でデンマーク企業の日本進出・
市場拡大を支援
2025年~ 公益財団法人自然エネルギー財団 上級研究員として、洋上風力発電など自然エネルギーの
開発促進を担当、秋田県大潟村応援大使、2030SDGsゲーム公認ファシリテーター
セミナー受講料
1名:37,350円(税込) 2名以降:32,350円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
主催者
開催場所
東京都
受講について
【会場またはライブ配信受講】
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
【アーカイブ配信受講】
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。