ロボティクス&フィジカルAIの最前線 ~50兆円市場で日本の製造業が"SimReady"な製品や部品で世界シェアを獲るための技術と経営戦略~

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    セミナー趣旨

    NVIDIA CEOのジェンセン・フアンが「次はフィジカルAIだ」と宣言し、世界の産業構造は激変の時を迎えつつあります。フィジカルAIはAIが画面の中から飛び出し、現実世界のロボットや工場を動かす時代が来ることを意味します。

    この50兆ドルの巨大市場において、日本の製造業にはかつてないチャンスが訪れています。ただし、従来の「高品質なモノ」を作るだけでは勝てません。世界の設計開発はNVIDIA Omniverseを中心としたデジタルツイン空間(仮想空間)へ移行しており、そこでシミュレーション可能な「SimReady(シミュレーション対応)」な部品でなければ、採用候補にすら挙がらない時代になるからです。

    本セミナーでは、フィジカルAIの最前線と技術スタックを解説し、日本の製造業がグローバルサプライチェーンに食い込むための「デジタルツイン戦略」を提示します。さらに、社内でフィジカルAI対策室を立ち上げるための具体的な予算獲得ロジック、人材要件、そしてインドやイスラエルなど海外パートナーとの連携手法まで、経営と現場の両面から勝ち筋を徹底解説します。

    受講対象・レベル

    精密部品・産業用機械メーカーの経営企画・新規事業担当者、製造業のR&D部門、設計開発部門のリーダー・マネージャー、DX推進室、デジタルツイン推進担当者、海外販路開拓を目指す営業・マーケティング責任者の方など

    セミナープログラム

    1. 【市場潮流】ジェンセン・フアンが言った「50兆ドル市場」の中身
     ●ジェンセン・フアンのフィジカルAIの定義
     ●ロボティクスとして実現するフィジカルAI
     ●日本の製造業に大きなチャンスがある自社製品と優れたAIデバイス「NVIDIA Jetson Thor」を組み合わせて
      実現するフィジカルAI
     ●日本企業に向くフィジカルAIの主なユースケース

    2. 【ルールチェンジ】部品選定は「Omniverse」の中で。仮想で選ばれリアルで購買
     ●カタログスペックから「デジタル挙動」へ:購買プロセスの完全デジタル化
     ●設計者は「ドラッグ&ドロップ」できない部品を選ばない
     ●「SimReady(シミュレーション対応)」という新常識
     ●事例:Omniverse内で採用された部品が、そのままリアルな工場ラインに採用される流れ

    3. 【技術解説】「SimReady」アセット構築の技術的要件
     ●CADデータだけでは不十分:3D形状に「物理法則」を実装する
     ●NVIDIA Isaac SimとPhysX 5.0:摩擦、重力、剛性、衝突判定の再現
     ●世界標準フォーマット「OpenUSD」の基礎知識と重要性
     ●自社のモーターやギアが、仮想空間で動くとはどういうことか

    4. 【経営戦略】デジタルツインで選ばれる製品/部品へのビジネスモデル転換
     ●「モノ売り」から「デジタルアセット+モノ売り」へのビジネスモデル変革
     ●デジタルツインへの参入は「最強のグローバルマーケティング」である
     ●シミュレーション空間での採用実績を、リアルの受注につなげるKPI設定
     ●経営者は何を決断すべきか?経営企画室は何を支援すべきか?

    5. 【組織・予算】「フィジカルAI対策室」の立ち上げと社内座組
     5-1. 既存組織では100%失敗する「3つの壁」
     ●①「IP(知的財産)保護」の壁(設計部門の抵抗)
     ●②「品質保証(QA)」の壁(日本企業の真面目さ)
     ●③「誰の財布か?」の壁(予算の押し付け合い)
     5-2. 社内座組:「フィジカルAI対策室」のミッションと権限
     5-3. 人材ポートフォリオ:異能の「3名体制」で作る
      1.ドメインエキスパート(熟練設計者・実験担当)
      2.USDエンジニア(テクニカルアーティスト/AIエンジニア)
      3【最重要】プロジェクトリーダー(翻訳者)
     5-4. 予算獲得のロジック:「R&D費」ではなく「デジタル資産構築費」
     ●NGのロジック: 「研究開発費(R&D)をください」
     ●OKのロジック: 「『デジタルショールーム』への設備投資、および『デジタル製品』の開発費です」

    6. 【外部連携】世界のエコシステムと接続するグローバル座組み
     ●自前主義の限界と「餅は餅屋」のパートナーシップ戦略
     ●各国の強みを活かした開発体制の構築
      ○アメリカ:最新AI戦略とロードマップ策定
      ○ドイツ:インダストリー4.0準拠と産業標準化
      ○イスラエル:高度なセンシング技術とアルゴリズム
      ○インド:大規模なUSDモデリングと実装リソース(TCS、Wipro等の活用)
     ●NVIDIAパートナーエコシステムへの入り方


    ※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
    ※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
    ※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

    セミナー講師

    インフラコモンズ代表 リサーチャー AI×経営ストラテジスト
    今泉大輔 氏

    インフラコモンズ代表/リサーチャー/AI×経営ストラテジスト
    ITmediaオルタナティブブログ内:経営者が読むNVIDIAのフィジカルAI / ADAS業界日報 by 今泉大輔 を20年以上にわたって書き継いできた。月間2万PVの専門ブログに成長

    青森県弘前市出身。早稲田大学教育学部英語英文科中退。
    2003年〜2010年、米シスコシステムズ ビジネスコンサルティング部門リサーチャーとして勤務。
     - 金融、流通、電力、自動車業界の経営層に向け、経営戦略レポートを多数作成。
    2010年前後、サイバーエージェントから資金調達を受け、現在のスポットコンサルティングの原型となるサービスを立ち上げ。
    2011〜2017年、再生可能エネルギー・インフラビジネスに従事。
     - 太陽光・木質バイオマス・石炭火力の国内案件形成、アフリカ(タンザニア)天然ガス事業のアレンジメントを担当。空港民営化や都市交通インフラの海外事例リサーチも実施。

    セミナー受講料

    1名につき 
    会員 38,500円(本体 35,000円)  一般 41,800円(本体 38,000円)

    ※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
    (所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
    ※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
    ※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

    受講について

    視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
    ※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。


     

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:30

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    情報マネジメント一般   AI(人工知能)   メカトロ・ロボティクス

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