〜なぜLDESを重要視すべきか? 技術開発の現在地と将来展望〜
開催日 2025年11月28日(金)
セミナー趣旨
太陽光や風力などの変動性再生可能エネルギーの導入が進むに従い、それを平準化して利用するために必要な、エネルギー貯蔵技術の重要性が高まっています。特に、約8〜10時間以上の連続した電気出力を可能とする長期エネルギー貯蔵システム(LDES)の技術開発は、将来の再エネ導入量拡大の鍵と考えられています。
わが国では、2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画でLDESの導入を目指すことが明記されました。また、長期脱炭素電源オークションでは今年度からLDESが入札対象となる予定であり、まさに2025年は日本におけるLDES元年と言えます。
本講演では、LDESの重要性や背景、技術概要に加え、国内外の具体的な開発動向及び導入事例を紹介します。
セミナープログラム
1.再生可能エネルギーの導入状況
2.エネルギー貯蔵技術とは、及びその役割
3.各種エネルギー貯蔵技術の種類
4.長期エネルギー貯蔵技術システム(LDES)の重要性、及び各国の施策
5.各種LDES技術の紹介
6.LDES技術の開発動向、及び導入事例、及び今後の見通し
セミナー講師
一般財団法人エネルギー総合工学研究所 カーボンニュートラル技術センター 部長代理
川村 太郎(かわむら たろう) 氏
2003年に北海道大学大学院工学研究科博士後期課程修了。
2003年から、産業技術総合研究所にてメタンハイドレート資源開発、ガスハイドレート産業利用(ガス分離、冷熱利用)の研究に従事。
2012年から、中外テクノス(株)にてCCSフィールドでのCO2測定技術開発に従事。
2015年から、現研究所にて、エネルギー貯蔵技術、未利用熱の有効利用技術などに関する調査・研究に従事。
セミナー受講料
1名につき 33,990円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
収録時間 2時間5分 テキストデータ(PDF形式)つき
■セミナーオンデマンドについて
<1>お申込み後2営業日以内に、ご登録いただいたメールアドレスへ
Vimeoの視聴用URL・PASSと資料(PDFデータ)をお送り致します。
<2>動画は視聴案内日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
受講料
33,990円(税込)/人
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