セミナー趣旨
燃焼時にCO2を排出しないアンモニアの燃料としての利用については低炭素化に向けた有力な手段の一つと認識されているが、そのためには現状の製造プロセスにCCUS等によりCO2を処理したブルーアンモニアや再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニアの製造技術の開発とその低コスト化が課題である。
冷熱の利用、ATRプロセス、低温・低圧アンモニア、CO2高圧回収という要素技術を組み合わせたプロセスを考案し、従来法と比べ高効率でブルーアンモニアを製造できるとの評価を得たことから、本プロセスを小規模ながら最大限実証可能な試験計画を立案した。
本実証試験は、当社のアセットを有効利用しつつ、ブルー水素の製造からその利用までを一貫して実証するというものであり、当社の低炭素ソリューション分野の中長期的な目標の達成のための重要な取り組みと位置付けている。
セミナープログラム
1. 当社の概要と低炭素ソリューション事業への取り組み
2. ブルーアンモニア製造法とその課題
(1) アンモニアの特徴と燃料としての利用
(2) 原料となる水素の製造法による分類
(3) 従来の製造プロセス+CCUS
(4) 高効率なブルーアンモニア製造プロセスの概念
3. 柏崎市でのブルー水素・アンモニア製造・利用一環実証試験
(1) 実施場所について
(2) 実証試験のシステム概念図
(3) プロセス構成
(4) 東柏崎ガス田概要
(5) 今後に向けて
4. 関連質疑応答
5. 名刺交換・交流会
通常交流の難しい講師及び受講者間での名刺交換・交流会で人脈を広げ、事業拡大にお役立ていただいております。
セミナー講師
株式会社INPEX
低炭素ソリューション事業本部 技術推進ユニット
副ジェネラルマネージャー
古座野 洋志 氏
1996年3月 早稲田大学理工学部資源工学科卒業
1996年4月 帝国石油株式会社入社し新潟県内油ガス田の埋蔵量評価および増産計画立案等に従事。
2000年4月 ベネズエラ石油(株)出向しベネズエラ陸上でのガス田再開発計画の立案や南米での新規事業の参入検討等に従事(2001年~2006年はベネズエラ駐在)
2006年10月 帝国石油(株)海外事業本部にて南米での既存事業への技術サポート、新規事業への参入検討等を担当(2008年10月に経営統合により国際石油開発(株)アメリカ・アフリカ事業本部に所属変更)
2014年7月 技術本部に異動し、海外プロジェクトでの石油・天然ガス生産に関する技術サポートを担当。
2018年1月 インドネシアに駐在し、アバディLNGプロジェクトのPre-FEEDにて坑井、洋上生産設備および陸上のLNGプラントに跨る設計の統合・最適化を担当。
2020年3月 オーストラリアに駐在し、イクシスLNGプロジェクトの追加開発に係るコンセプト選定を担当。
2021年9月 水素・CCUS事業開発本部(2025年4月より低炭素ソリューション事業本部に改編にて本実証試験等、新潟県内での実証試験を担当。
セミナー受講料
1名:37,280円(税込) 2名以降:32,280円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
【会場またはライブ配信受講】
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
【アーカイブ配信受講】
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
受講料
37,280円(税込)/人
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