セミナー趣旨
近年、巨大地震や感染症、サイバー攻撃など、企業を取り巻くリスクは多様化・複雑化し、それらが連続的に重なる複合災害への対応が急務となっています。こうした状況に対応するため、単一災害に限定しない、あらゆる脅威に対応する共通基本機能を策定し、迅速な意思決定と柔軟な災害対応を可能にする枠組みとして「オールハザード型 BCP」が注目されています。
本セミナーでは、オールハザード型 BCPの特徴と導入のポイントを解説し、災害時における役員・管理職の判断力強化、組織のガバナンス維持、従業員の安全確保を実現するための実践的な知識・スキルを提供します。事業継続力の向上、社会的信頼の確保、そして従業員の心理的安心の醸成、企業の持続可能性を高める第一歩として、ぜひ本セミナーをご活用ください。
受講対象・レベル
BCP・危機管理担当者の方、経営企画部門の方、総務・管理部門のリスクマネジメント担当の方など
セミナープログラム
◆最新情報を織り込んでいるため、プログラムが一部変更となる場合がございます。
1. 災害の多様化と複合化
1.1 予測される連続巨大災害 1.2 異なる種類の複合災害 1.3 従来型 BCP の限界
2. BCP の基本概念
2.1 BCP の構成要素
2.2 BCP の変容
2.3 サステナビリティと BCP
2.4 BCP が果たすべき機能とは
2.5 BCP-DX が必要な背景
3. オールハザード型 BCP とは
3.1 オールハザード型 BCP の定義
3.2 従来型 BCP とオールハザード型 BCP の比較
3.3 オールハザード型 BCP の設計理念
3.4 オールハザード型 BCP が必要な企業の特性
3.5 オールハザード型 BCP のメリットとデメリット
4. オールハザード型 BCP の構築ステップ
4.1 オールハザード型 BCP マネジメントシステム
4.2 基本方針の策定
4.3 リスクの評価と脆弱性分析
4.4 リスクマトリクスの作成と優先度設定
4.5 事業影響度分析
4.6 RTO/RPO の設定
4.7 依存関係の把握
4.8 BCP 戦略の策定
4.9 資源確保の検討
4.10 代替手段の検討
4.11 BCP プロセスと成熟度評価
4.12 オールハザード型 BCP 計画書の策定
4.13 教育・訓練
4.14 継続的改善
5. オールハザード型 BCP 対策本部の運用
5.1 事務局の役割
5.2 対策本部の機能
5.3 対策本部の組織体系
5.4 オールハザード型 BCP 訓練の考え方
6.オールハザード型 BCP を成功に導くための要素
6.1 経営陣によるリーダーシップ
6.2 リソース確保のための優先度設定
6.3 災害種の選定と拡張
6.4 守りから攻めへの転換
6.5 オールハザード型 BCP 内部監査
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
タレル株式会社 プリンシプルBCP研究所 所長
林田朋之 氏
北海道大学大学院修了後、富士通株式を経て、米シスコシステムズ入社。独立コンサルタントとして、大企業、中堅企業のIT、情報セキュリティ、危機管理、震災および自然災害、新型インフルエンザ等のBCP、危機管理などのコンサルティング業務を実施。BCP 講師としてNHK ニュース等に出演。現在、プリンシプル BCP 研究所所長として、企業の危機管理、BCP、情報セキュリティ、AI システムおよび IT システム等のコンサルティング業務、セミナー講演および研修講演に従事。現在、リスク対策ドットコムにて企業BCPのコラムを連載中。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
41,800円(税込)/人
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