安衛法の改正を受け、化学物質の自律的管理がすべての企業で求められています。
本セミナーでは、法令対応から教育・体制構築まで、現場で実践できる方法を具体的に解説します。 

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    セミナー趣旨

      令和4年に化学物質について労働安全衛生法の大きな改正があり、事業規模を問わず、企業で製造または取り扱う化学物質の自律的な管理が求められている。
      令和7年現在、各企業社内の安全衛生管理部署が中心となり、化学物質の適切な取扱いについて統一的にリスクアセスメント等を学び、製造や取り扱う化学物質のリスクの洗い出しや対策の体制を整えつつあるが、令和8年になる現在も、人的、経済的資源等の制約で化学物質の自律的管理が企業内で思うように進んでいない状況である。特に、特別則で規制を受けている以外の化学物質について、不適切な取扱いをしてしまったが故の重篤な労働災害は未だに多く発生している。
      本セミナーでは、化学物質のリスクアセスメントにおける対応の仕方、化学物質の管理に関する適材適所の人選や組織の例、また、基本的なSDSの読み方、そしてSDSや使用環境からの厚生労働省支援ツールを活用したリスクアセスメントの手順の流れの概要を実習を通して学ぶこと、そしてリスクが明確になった化学物質について、人的資源、経済的資源を考慮した対応事例を挙げ、経営者や総務、安全衛生担当からのトップダウンを期待した、自社で取り扱う化学物質を安全に管理できる方法を解説する。

    受講対象・レベル

    化学物質を取り扱う企業・事業所の経営層、安全衛生担当者、総務・管理部門の方など、社内の化学物質管理に携わる方

    必要な予備知識

    PCでエクセルが使えること(厚生労働省のリスクアセスメント支援ツールを説明するため)

    セミナープログラム

    1.はじめに(最初に化学物質管理者を選任しましょう!)
    2.化学物質管理者と保護具着用責任者について
      2-1 化学物質管理者とは
      2-2 化学物質管理者の職務とは
      2-3 保護具着用管理責任者とは
      2-4 管理者に関わる人的資源の要件
    3.化学物質の自律的管理に関する法規制の背景
      3-1 労働災害発生による企業の責任と損失
      3-2 労働災害の発生推移
      3-3 労働災害の増加傾向の主要因(年齢別、業種、企業規模別等)
      3-4 化学物質による労働災害の状況
      3-5 化学物質に関する法改正の背景
      3-6 労働災害における企業の損失計算の例(経営損失)
    4.化学物質の自律的管理について
      4-1 化学物質の自律的管理って何をしなければいけないの?
      4-2 管理者選任の例(人的資源)
      4-3 化学物質管理としての労働安全衛生法令
      4-4 自律的な化学物質管理への移行
    5.SDS(セーフティデータシート)概論
      5-1 SDSの構成
      5-2 SDSの各項目
      5-3 SDSのどこに重点を置いて見るべきか
      5-4 CAS番号について
      5-5 SDSの取扱いの留意点
    6.リスクアセスメント概論
      6-1 化学物質のリスクアセスメント
      6-2 リスクアセスメントの対象物質
      6-3 実施手順、実施時期、実施対象の選定、情報の入手等
      6-4 リスクの見積り
      6-5 リスク低減措置の検討と実施と結果の周知
    7.リスクアセスメント実施例(CREATE SIMPLEを用いた簡単な実習)
      7-1 CREATE SIMPLEの特徴
      7-2 実習例
    8.化学物質のリスクアセスメント結果からの対策
      8-1 経済的資源を考慮した化学物質対策の例
      8-2 化学物質のリスクアセスメントに対する補助金の活用の例
    9.化学物質を原因とする災害発生時の対応
      9-1 災害発生時の措置
      9-2 主な局所的健康影響と対応の例
      9-3 災害発生の伴う一次救命と救急手当の例
      9-4 応急手当(ファーストエイド)
    10.参考資料


    *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

    セミナー講師

     技術士・労働安全コンサル事務所ヤマモト 代表  山本 幸仁 氏
     技術士(化学部門)

    ■ご略歴
    1984年 帝人株式会社入社
    フィルムコーティング、光ディスク成形加工、ブルーレイディスクカバーフィルム等の技術開発、
    製造、品質管理、所内労働安全衛生管理に従事
    1998年 技能士(2級プラスチック成形)取得
    2012年 技術士(化学)取得
    2015年 早期退職
    2015年 東京製綱株式会社技術開発本部研究所 部長職
    金属/樹脂複合ワイヤロープの技術開発、炭素繊維複合材料ケーブルの研究開発、所内労働安全衛生管理に従事
    2016年 労働安全コンサルタント(化学)取得
    2022年 日本労働安全衛生コンサルタント会所属
    2023年 定年退職
    2024年 技術士・労働安全コンサル事務所ヤマモト 開業
    2025年 日本工業大学専門職大学院技術経営専攻卒業(技術経営修士(MOT))
    ■ご専門
    プラスチック成形加工(射出成形、押出成形、コーティング、製造技術、品質管理、分析、等)
    労働安全衛生 化学物質管理専門家 作業環境管理専門家
    ■本テーマ関連学協会でのご活動
    (一社)日本労働安全衛生コンサルタント会茨城支部所属 
    企業依頼の各種安全衛生に関する講師、企業内安全衛生診断対応
    (一社)茨城県労働基準連合会委託講師
    建設業労働災害防止協会茨城県支部委託講師
    化学物質管理者、保護具着用管理責任者、及び各種技能講習の講師 リスクアセスメント、
    リスクマネジメント、衛生管理者受験準備講習の講師、指導等
    その他、企業から依頼を受けて成形加工等の技術開発、製造技術指導、助言

    セミナー受講料

    【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

    【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

    *学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

    受講料

    50,600円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    50,600円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    環境マネジメント   化学技術一般   リスクマネジメント

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    10:30

    受講料

    50,600円(税込)/人

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    環境マネジメント   化学技術一般   リスクマネジメント

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