化学物質規制の調査実演/手順紹介と勘どころ<会場受講orオンライン選択可>
セミナー趣旨
世界の化学物質生産量は、2020年から2060年の間に4倍に増えると予想されています。「化学物質の世界的枠組み(GFC)化学物質と廃棄による害のない地球のために」の取組みを通して、化学物質が大気、土壌、淡水、海洋へ放出される環境汚染から人々の健康と環境を守るため、政府と産業界は化学物質規制を実施する責任を共有するようになりました。
化学物質規制によって何が起こっているかを常に把握して、製品管理や社内プロセスをアップデートすることにより、問題に素早く対応することが可能になります。
化学物質規制の調査先や関連情報をもっと知りたい担当者に、体系的で信頼性の高い調査先、関連情報のウェブサイトや解説書などを紹介するとともに、価値ある情報を効率よく選び取り、活用する方法についてわかりやすく解説します。
受講対象・レベル
・ 主要な化学物質規制と概要を把握したい方
・ 規制の調査先や関連ウェブサイトをもっと知りたい方
・ 効率的な検索や機械翻訳に興味のある方
・ 集めた情報を整理して活用したい方
習得できる知識
・ 主要な化学物質規制と概要
・ 規制の調査先や関連ウェブサイト
・ 効率的な検索や機械翻訳を使った情報収集の方法
・ 集めた情報を整理して活用する方法など
セミナープログラム
1. これだけは押さえておきたい法規制1-1 <国内・海外>主要な化学物質規制と概要
1-2 個々の規制について、自社との関連性や重要度を判断するには?
2. 調査テクニック/調査コンサルタント
2-1 グーグル検索(条件を絞った検索や類似検索など)
2-2 PDFとしてダウンロードした現地語の法規制等を機械翻訳する方法
2-3 最新規制情報がキャッチできる登録お勧めメルマガ
2-4 主な調査コンサルタント/化学物質関連データベース
3. 日本
- 法令等の調査/関連ウェブサイト/省庁問合せ先 -
3-1 (法令等の調査実演)化審法、安衛法、化管法、毒劇法、家庭用品規制法
3-2 関連ウェブサイト、解説書など
・化学物質環境実態調査、化学物質ファクトシート、市民ガイドブック
・GFC、安衛法新規制、職場の化学物質管理、化学物質管理セミナーなど
3-3 GHS/SDS関連ウェブサイト
・GHS概要、事業者が実施すること、分類ガイダンス、分類判定の情報源
・GHS分類とラベル・SDSによる情報伝達の概説、GHS分類結果
・GHSにおける混合物の有害性分類の考え方、化学物質対策に関するQ&A
・SDS作成ガイド、リスク評価の基本的な考え方と手順のガイドブック
・SDS「項目14 輸送上の注意」国連番号・国連分類の調査
3-4 化学物質リスクの低減と化学物質管理の構築に向けた支援サイト
・化審法関連、化管法関連、NITE-CHRIP(調査実演)、GHS(ラベル、SDS、NITE-Gmiccs)
・SDS・ラベル作成の参考文書、国連GHS文書、GHS学習コンテンツ
・政府のGHS分類結果に関するFAQ、GHS関連問い合わせ先一覧・リンク集
・化学物質のリスク評価、動物実験代替法、世界の化学物質管理、eChemPortal
・化学物質のリスクコミュニケーション(事例、解説書)、講演資料、報告書
・リンク集、お問合せ・FAQなど
3-5 リコール情報(化学物質関連)
・消費者庁ウェブサイト、NITE SAFE-Lite
3-6 化学物質リスクの理解と自律的管理の構築に向けた支援サイト
・労働災害事例(有害物等との接触)、化学物質の更新情報
・新規化学物質関連の手続き方法、安衛法名称公表化学物質(化学物質の検索)
・GHS対応モデル(ラベル・SDS)、GHS対応モデルラベルの作成法、GHSとは
・強い変異原性が認められた化学物質、がん原性に係る指針対象物質
・リスク評価実施物質、化学物質による災害事例、がん原性試験実施結果
・変異原性試験(エームス・染色体異常)結果、中期発がん性試験結果
・有害性・GHS用語解説、化学物質のリスクアセスメント実施支援
・アスベスト(石綿)情報、安衛法濃度基準値・標準測定方法、がん原性物質一覧
・皮膚等障害化学物質・保護具等の使用義務物質リスト
・化学物質関係リーフレット
・事業者が自律的な化学物質管理を進めるための情報サイト
3-7 規制物質を入力して関連法規制が分かるウェブサイト
4. 欧州
- 関連主要法令の調査/関連ウェブサイト/法令変更の確認方法 -
4-1 欧州全体
・欧州委員会の化学物質関連審議の内容や実施日情報等の調査例
・EC番号の調査例
・EN規格の最新版の確認と現在使用可能かどうかの調査例
・EUの化学物質オンライン検索ツール EUCLEFの活用例
・Have your say制度の活用方法
4-2 REACH
・SVHCの調査/更新確認例(候補物質の使用用途の調べ方)
・Annex XIV(認可対象物質)の調査例
・Annex XVII(制限対象物質)の調査例(制限条件等)
・REACH-IT、IUCLIDについて
・UK REACH-CLS物質/HSE(英国健康安全庁)ウェブサイト関連情報の取得例
4-3 RoHS 追加物質や適用除外のウォッチ等
4-4 成形品をEUへ輸出するとき、最低限チェックしておきたい規制とその調べ方
4-5 罰則関連の調査例
4-6 RoHSやREACHの違反事例の調べ方
5. 米国
- 関連主要法令の調査/関連ウェブサイト/法令変更の確認方法 -
5-1 米国全体
・OSHAウェブサイトから取得できる情報
・ACGIHによる許容濃度値の調査例
5-2 TSCAインベントリ物質リストにアクセスする方法など
5-3 Prop65関連の調査例
6. 東アジア/東南アジア/オセアニア
- 各国主要法規制の調査例 -
6-1 中国、台湾、韓国、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン
6-2 シンガポール、ミャンマー、カンボジア、ラオス、インド、オーストラリア
7. 国際関連
7-1 POPs条約関連の調査例
7-2 PFAS関連の調査例
7-3 プラスチック規制関連の調査例
8. 調査目的からサイトを検索して情報を得る流れ
8-1 新たな規制物質や規制の動向など
9. 情報収集・整理・分析・共有・活用(会議、研修などにおける情報の活用例)
9-1 情報収集・分類・体系化など
9-2 因果関係・傾向・根拠となる洞察など
9-3 関係者間で情報共有、異なる視点や知見、情報バイアス/見落とし、共通理解へ
10. その他最新情報の提供
11. 質疑応答
セミナー講師
CiP(製品含有化学物質)アドバイザー 地頭園茂 氏■ご経歴
1990年頃から製品含有化学物質(Chemicals in Products:CiP)の調査回答や工場監査などに従事し、
CiP情報管理の効率化やシステム化を担当。
現在はCiP(製品含有化学物質)アドバイザーとして、産業界における効率的なCiP情報管理の普及などを行っている。
■ご活動
グリーン調達調査共通化協議会(JGPSSI)委員。アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)AIS作成技術委員・
普及委員・事業企画委員・管理ガイドライン作成技術委員・ツール委員。
日本電線工業会環境専門委員。経済産業省貿易投資円滑化支援事業専門家。
国際標準 IEC/TC111委員・VT62474国内委員。JAMP AIS作成技術委員会委員長。
chemSHERPA成形品ツールワーキング主査。アーティクルマネジメント実務者講座公認講師などを歴任。
■主な著書・共著
『各社の化学物質管理』
『製品含有化学物質のリスク管理、情報伝達の効率化』
『製品含有化学物質管理の仕組み構築とその実務』
『世界の化学品規制・ルールの解釈とその違反回避のための実務』
『中国化学物質規制対応マニュアル』
セミナー受講料
【会場受講/オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【会場受講/オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
【会場受講ご選択の方】
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料(紙媒体)は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
【オンライン受講ご選択の方】
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
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受講料
50,600円(税込)/人






