使用済みリチウムイオン電池からの資源分離・高純度回収と リサイクル技術の最新動向【LIVE配信・WEBセミナー】
★2025年11月27日WEBでオンライン開講。株式会社GSユアサ 鹿島 理 氏、株式会社エマルションフローテクノロジーズ 長縄 弘親 氏、LiSTie株式会社 星野 毅 氏の3名が使用済みリチウムイオン電池からの資源分離・高純度回収と リサイクル技術の最新動向について解説する講座です。
■注目ポイント
★リサイクルに関する法制度や経済性の課題、回収量や回収技術の実態について解説!
★Co/Ni分離精製の要となる溶媒抽出を革新する新技術、エマルションフローによるLIB水平リサイクルに向けた取り組みを紹介!
★量子科学技術研究開発機構(QST)が発案した超高純度リチウム回収技術であるイオン伝導体リチウム分離法(LiSMIC)を紹介し、その技術的優位性と社会実装への取り組みについて解説!
セミナー趣旨
■本セミナーの主題および状況
★高い性能を持つリチウムイオン蓄電池は、用途を飛躍的に拡大させている一方で、多様な金属原料を使用するため、レアメタル価格の高騰や国際的な資源争奪と言う課題も浮かび上がっており、それを解決するためにも国内での資源循環の確立を求める声が高まっている。
★リチウム資源の需要が急速に拡大する中、持続可能な調達とリサイクルの確立が求められている。
★廃LIBに含まれるレアメタルを、LiBの素材として再度高純度で再生する水平リサイクルが強く求められているが、Co/Niの分離精製における技術的な課題が阻んでいる。
■注目ポイント
★リサイクルに関する法制度や経済性の課題、回収量や回収技術の実態について解説!
★Co/Ni分離精製の要となる溶媒抽出を革新する新技術、エマルションフローによるLIB水平リサイクルに向けた取り組みを紹介!
★量子科学技術研究開発機構(QST)が発案した超高純度リチウム回収技術であるイオン伝導体リチウム分離法(LiSMIC)を紹介し、その技術的優位性と社会実装への取り組みについて解説!
習得できる知識
第1部
①蓄電池リサイクルに関連する法令の基礎知識
②蓄電池のリサイクルシステムと実績、処理工程の基礎知識
③リサイクル技術の基礎知識 ④市場実態と対応する制度の施行状況に関する基礎知識
第3部
・世界のリチウム市場の現状と将来予測
・最新のリチウム回収技術
・LiSMICの競合技術との比較。持続可能なリチウム調達の最新動向とビジネスチャンス
セミナープログラム
【第1講】 使用済みリチウムイオン電池のリサイクルの現状と課題
【時間】 11:00-12:15
【講演主旨】
高い性能を持つリチウムイオン蓄電池は、ドローンやEV等、その用途を飛躍的に拡大させている。一方で、多様な金属原料を使用するため、レアメタル価格の高騰や国際的な資源争奪と言う課題も浮かび上がっており、それを解決するためにも国内での資源循環の確立を求める声も高まっている。本セミナーでは、リサイクルに関する法制度や経済性の課題、回収量や回収技術の実態について解説を行う。
【プログラム】
1.蓄電池の処理工程の概要
2.リサイクル技術の現状
3.蓄電池の生産量と回収量
4.LIBリサイクルの経済性
5.リサイクル市場の実態と課題
6.リサイクル関連法令とEU電池規則
【質疑応答】
【キーワード】 リチウムイオン蓄電池、リサイクル、資源循環、回収技術、資源有効利用促進法、3R、EU電池規則
【講演ポイント】 本セミナーでは、リチウムイオン電池を中心に、蓄電池に関する法規制や処理工程、リサイクルの経済性、市場動向、EU電池規則対応など、蓄電池に関係する業務を行うものであれば押さえておきたい電池のリサイクルの基礎知識を紹介する。
【第2講】 エマルションフロー法による廃LiBからのNi/Coの分離精製と水平リサイクル
【時間】 13:00-14:15
【講演主旨】
カーボンニュートラルの実現に向けてEVの急激な普及が見込まれる昨今、LIBなどででは、レアメタルのリサイクルは不可欠である。このような現状を踏まえ、廃LIBに含まれるCo、Niなどのレアメタルを、再度、LIBの素材として高純度 (99.99%) で再生する、いわゆる、水平リサイクルが強く求められているが、Co/Niの分離精製における技術的な課題が、これを阻んでいる。
本講演では、Co/Ni分離精製の要となる溶媒抽出を革新する新技術、エマルションフローによるLIB水平リサイクルに向けた取り組みを紹介する。
【プログラム】
1.レアメタルリサイクルの社会的背景
1-1 解決したい社会問題(世界の問題)
1-2 解決したい社会問題(世界の中の日本の問題)
1-3 脱炭素社会でのレアメタル問題
2.リチウムイオン電池(LIB)リサイクルでの理想と現実
2-1 レアメタルの水平リサイクル(理想)
2-2 レアメタルリサイクルの理想と現実
3.ブラックマスからのCo/Ni分離精製のコア技術 〜エマルションフローによる技術革新〜
3-1 溶媒抽出の原理
3-2 従来の溶媒抽出技術の課題
3-3 溶媒抽出技術の課題を解決するには
3-4 溶媒抽出技術の革新=エマルションフロー
3-5 エマルションフローの技術的な優位性
4.リチウムイオン電池(LIB)の水平リサイクルに向けた取り組み
5.エマルションフローがもたらす新しいコンセプト
6.集中型リサイクルと分散型リサイクル
7.レアメタルを取り巻く最近の情勢
【質疑応答】
【第3講】 超高純度リチウム回収技術LiSMICによる資源循環と安定調達
【時間】 14:30-15:45
【講演主旨】
リチウム資源の需要が急速に拡大する中、持続可能な調達とリサイクルの確立が求められています。本講座では、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)が発案した超高純度リチウム回収技術であるイオン伝導体リチウム分離法(Li Separation Method by Ionic Conductor;LiSMIC)を紹介し、その技術的優位性と社会実装への取り組みについて解説します。
LiSMICは、様々なリチウム含有源からワンパスで超高純度リチウムを回収できる技術で、リチウム資源を循環させてエネルギー問題の解決に貢献するものです。この超高純度リチウムは、EV用の大型リチウムイオン電池(LIB)だけでなく、核融合の燃料製造にも必須なものですが、2040年には需要と供給のバランスが崩れると予測されています。本講座ではLiSMICの社会実装を通じ、リチウム資源循環に貢献するだけでなく、究極的には海水からのリチウム回収による国内での安定資源調達の可能性についても考察します。
【プログラム】
1.リチウムイオン電池市場の動向と課題
2.超高純度リチウム回収法LiSMICの原理と特徴
3.社会実装を目指すリチウム回収装置【LiSMICユニット】
4.今後の展望
【質疑応答】
【キーワード】
電気自動車(EV)、核融合燃料、リチウムイオン電池(LIB)、リサイクル、資源循環、持続可能な社会、海水リチウム回収
【講演ポイント】
当社が開発を進めるリチウム回収装置【LiSMICユニット】は、従来法より圧倒的にリチウム選択率が高く且つ低環境負荷で、海外塩湖での生産拡大、LIBリサイクル、将来的にはほぼ無尽蔵のリチウムが含まれる海水からの回収を目指します。
セミナー講師
第1部 株式会社GSユアサ 産業電池製造部 品質管理Gリーダー 鹿島 理 氏 第2部 株式会社エマルションフローテクノロジーズ 取締役CTO 長縄 弘親 氏
第3部 LiSTie株式会社 代表取締役 星野 毅 氏
セミナー受講料
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
55,000円(税込)/人





