
経済産業省「AI契約チェックリスト」のポイントと盲点を徹底解説
開催日時 2025年09月10日(水) 13:30 - 16:00
セミナー趣旨
生成AIの普及に伴い、企業におけるAI技術の利活用が進む中で、契約・法務面での対応が重要な検討課題となっています。AIを活用したサービスの提供や開発にあたっては、契約書の設計やリスク管理において、従来とは異なる視点が求められる場面が増えてきています。
本セミナーでは、経済産業省が公表した「AIの利用・開発に関する契約チェックリスト」を中心に、生成AIを活用する際に留意すべき契約上のポイントを整理し、個人情報保護、セキュリティ、規約改定などの法的論点についても解説します。また、チェックリストでは十分に触れられていない実務上の課題についても取り上げます。
セミナープログラム
1.AIの利活用を巡る規制状況
(1) AIとは
(2) 何故生成AIなのか
(3) 生成AIに関する規制動向
2. 経産省「AIの利用・開発に関する契約チェックリスト」の解説
(1) 契約チェックリストの位置づけ
(2) 対象読者
(3) 対象サービス
(4) チェックリストの内容
(5) 留意事項の解説
① チェックリストを踏まえた対応
② インプット提供に関する留意点
③ 開発型に関する注意点
④ 個人情報保護法に関する留意点
⑤ セキュリティに関する留意点
⑥ 規約改定に関する問題点
3. 契約チェックリストでカバーされていない問題
セミナー講師
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業
ニューヨーク州弁護士
パートナー・弁護士
松下 外 氏
2006年東京工業大学工学部情報工学科卒業(機械学習・AIを研究)、2009年東京⼤学法科大学院修了、
2016年米国New York University School of Law修了(LL.M. in IBRLA)。
理系のバックグラウンドを活かし、特許を含む知的財産、IT、AI・データ等の先端技術関連案件に注力。
国際仲裁等の国際的紛争解決案件も積極的に取扱う。
AI・データ・知財関連の政府関連委員会等の構成員・委員を務めており、主なものとして、以下のものがある。
・経済産業省「AI・データ契約ガイドライン検討会作業部会」構成員(2017-2019)
・経済産業省「AI人材育成のための企業間データ提供促進検討会」委員(2020-2021)
・水産庁「水産分野における優良系統の保護等に関する検討会」委員(2022-2023)、
・経済産業省「『データ連携のためのモデル規約』の策定に向けた専門家会合」委員(2023-2025)
・経済産業省「AI利活用に伴う契約時の留意事項の検討会」 主査(2024-2025)
近時の著作として『ガイドブックAI・データビジネスの契約実務〔第2版〕』(共著・商事法務、2022)、
『生成AIの法的リスクと対策』(共著・日経BP、2023)等がある。
セミナー受講料
1名:37,300円(税込) 2名以降:32,300円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
37,300円(税込)/人
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
リスク管理におけるCRMとは?3つのCRMに学ぶ未来志向のリスク管理術
【目次】 【この記事で分かること】 リスク管理の鍵を握る3つの「CRM」の正体 顧客情報を守るCRM(Customer Rela... -
AIの無断学習とは?クリエイターの著作権は守られるのか【日米欧の法規制を比較解説】
【目次】 近年、目覚ましい発展を遂げているAI技術は、私たちの生活や働き方を根底から変えつつあります。中でも、テキストや画像を生成す... -
レピュテーションリスクとは?企業と個人の信頼を守るためには、解説と事例
【目次】 現代社会において、企業や個人にとって「信頼」は最も重要な資産の一つです。しかし、このかけがえのない信頼を一瞬にして失墜させ... -
フィジカルAIとは?定義、仕組み、応用例から未来の課題まで徹底解説
【目次】 これまでのAIが主にデジタル空間でのデータ処理や情報分析に特化していたのに対し、フィジカルAIは現実世界と直接インタラクシ...