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熱電変換とは何かからはじめ、
現在抱えている課題と将来展望についてまで一日で学ぶ
講師
名古屋大学大学院 工学研究科化学システム工学専攻 准教授 伊藤 孝至 先生
■ ご略歴:
1985年3月 名古屋大学大学院工学研究科博士課程前期課程修了
1992年6月 博士(工学)(論文博士)(名古屋大学)
1985年10月 名古屋大学大学院工学研究科・助手
2002年4月 名古屋大学高効率エネルギー変換研究センター・助教授
2004年4月 名古屋大学エコトピア科学研究所・助教授(後准教授)
2012年4月 名古屋大学大学院工学研究科・准教授
現在に至る
■ ご専門および得意な分野・研究:
熱電変換材料工学,粉末冶金学
■ 本テーマ関連学協会でのご活動:
日本熱電学会評議員(2012年~現在)
排熱発電コンソーシアム会長(2015~2018年)
排熱発電コンソーシアムアドバイザー(2018年~現在)
粉体粉末冶金協会理事(2014~現在)
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■ はじめに
熱電変換材料は、温度差を与えると電力を生み出したり、電気を流すことで冷却や発熱したりする大変ユニークな材料です。このような材料がもたらす熱電変換現象やその活用方法について、基礎から応用(熱電発電)まで詳しく解説します。
■ ご講演中のキーワード:
熱電変換材料,ゼーベック効果,ペルチェ効果,熱電発電,ペルチェ冷却,
熱電モジュール,熱電発電システム
■ 受講対象者:
本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
■ 必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ないですが、一般向けの書籍「環境調和型新材料シリーズ 熱電変換材料」(日本セラミックス協会・日本熱電学会編・日刊工業新聞社・2005/10)などを一読すると更に理解が深まります。
■ 本セミナーで習得できること:
・熱電変換の基礎知識
・熱電変換の活用方法
・熱電変換材料・モジュールおよび熱電発電システムの開発事例
セミナー内容
■ ご講演プログラム
1. 熱電変換現象
1) 熱電変換の歴史
2) ゼーベック効果
3) ペルチェ効果
4) トムソン効果
5) 熱電変換でできること
2. 熱電変換材料
1) 熱電変換材料に重要な物性
2) 性能の指標と変換効率
3) 有望な各種熱電変換材料
a) Bi2Te3系化合物
b) 亜鉛アンチモナイド化合物
c) (充填)スクッテルダイト化合物
d) クラスレート化合物
e) ホイスラー型化合物
f) マグネシウムシリサイド化合物
g) 高マンガンシリサイド化合物
h) Si-Ge系合金
3. 熱電発電素子・モジュール
1) 熱電発電素子の構造
2) 熱電発電モジュールの構造
3) モジュール製造に関連する接合技術
4. 熱電発電システム
1) 熱電発電システム開発の歴史
2) 熱電発電システムの具体例
a) カスケード型熱電発電システム
b) 宇宙での熱電発電システム
c) 体温による熱電発電システム
d) 温泉による熱電発電システム
e) 自動車廃熱による熱電発電システム
5. 熱電変換の課題と将来展望
1) 熱電変換の課題
2) 熱電変換の将来展望
受講料
46,440円(税込)/人
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