
食品容器・包装資材におけるハラール対応のポイント~ハラールの基礎知識・国内外の動向・日本企業の具体策~
・食品容器・包装資材担当者の貴方へ
・ハラールの基礎、各認証団体の特徴、各国への対応策を学ぶ
・インドネシア品質保証制度とは?
セミナー趣旨
2024年10月17日施行でインドネシア国内のハラール認証制度が変わりました。一番大きく変わった点は、ハラール認証書をインドネシア国家組織 BPJPHが発行します。この点はマレーシア連邦政府イスラム開発庁(JAKIM)と同等になります。尚、認証適否の検査は、従来通りLPPOM MUIが行います。更にハラール品質保証制度も施行されて明確な基準が設定されました。この中に包装資材の認証も含まれるようになります。
国内では、食品用器具・容器方法のポジティブリスト制度が5年間の猶予期間を経て完全施行になりました。内容を見ていくと基材、添加剤に分離して説明されており、インドネシアハラール品質保証制度に重なる部分があります。既に包装資材の認証を取得する動きがあり、マレーシア、インドネシア、タイ、シンガポールでは、認証包装資材を選択する動きが活発化する様子が見えます。国内包装資材の技術は、世界トップクラスですので、これにハラール認証取得していれば、世界中で販売できる可能性が高まります。
本セミナーではこれらについて、徹底解説します。
習得できる知識
・ハラールとハラール認証についての基礎知識と取得後の運用方法、認証団体の選び方
・食品包装・容器に関するハラール認証取得の方法
・ハラール認証取得のための準備と取得後のビジネス展開プラン策定
・ハラール関連ビジネスを推進する際のポイント、留意点 など
セミナープログラム
1. ハラールとは
まず、イスラムの宗教的文化について、その商習慣も交えてお伝えします。各国ごとの違いや傾向についても概説します。
・ハラールは合法、ハラームは不法、判断できない場合はシュブハ
・イスラム法を法律としている国、政教分離している国
2. ハラール認証と各認証団体の概況
ここでは、ハラール認証がどのようなものかを説明するとともに、各認証団体が何を得意分野としているか、
どの認証団体を活用すべきか等について解説します。
・国内には相互承認されている認証組織がどのくらいあるか
・日本人のみの団体、外国人混合の団体
・ISO審査員資格保持者も揃っている団体
・日本語申請可能な認証団体は?
3. 食品容器・食品包装資材についてのハラール
容器・包装資材は、材料・素材の観点から樹脂・プラスチックや紙など様々なタイプが存在します。
どのような点に留意すべきか、解説します。
・樹脂に関して、基材は石油由来だが、どう判断するのか?
・問題になるのは主にコレ!
・水を使用する場合の留意点
・製造ラインの取扱い
4. イスラム諸国のごとの対応
国や地域ごとに法令・取り決めや、考え方の違いがあります。その点についても解説します
・意外なことにアジア地域が最も厳格、その理由は?
・他地域にないアジア地域ならではの特殊性
・インドネシア品質保証制度:その特殊性
5. まとめ:イスラム圏でのビジネスを成立させるためには
・インドネシアの具体的事例
・食品、飲料、薬品、化粧品:それぞれのポイント
・医療機器、包装資材も義務化される?
<質疑応答>
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
※各社ごとの「個別的な」質問(相談)については、他の受講者もいらっしゃいますので守秘義務に配慮すべく、
本セミナーでは受け付けないことにさせて頂きます。ご了承願います。
希望者は、本セミナー受講後に講師と日程調整をした上で、別日に1時間程度のオンライン面談が可能です。
(内容によっては、コンサル契約なしでは回答できない場合もございます。)
講義の内容についての一般的な質問は、セミナー時に是非、お願い致します。
■セミナー受講者の声(アンケートより)
「ポイントを押さえた説明で、わかりやすい内容でした。ありがとうございました」(レスポンシブルケア担当)
「ハラール包材の参入調査で参加しました。貴重な情報でした」(フィルム開発)
「非常にわかりやすく、ポイントがつかめた。自社に応用できそうです」(樹脂フィルム生産技術)
「大変有益でした。理解度も充分でした」(射出成形)
「自社製品(樹脂)のハラール性について検討するため受講しました。参加してよかったです」(食品容器の品質保証、法令調査)
セミナー講師
(株)フードテクニカル・ラボ 代表取締役 伊藤 健 氏
技術士(農業部門)
■ご略歴
NPO法人日本ハラール協会 元理事、元技術監査員
公益社団法人日本技術士会登録グループ食品技術士センター前会長
*昭和52年東京農業大学農学部畜産学科卒 食品企業数社を経て
平成2年、現(株)フードテクニカル・ラボ設立 / 技術士(農業部門)
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
50,600円(税込)/人