
モノづくり企業にこそ知ってほしい資源循環における「選別プロセス」のいろはと核心
~リサイクル高度化に向けた選別プロセスの最適化と戦略的取組み~
受講可能な形式:【Live配信】のみ
── 単に“作って売って終わり”では通用しない時代に ──
いま、生産者こそがライフサイクル全体を見据える時代に入っているのではないでしょうか。
これまで以上に、使用後の製品がどのように回収され、再資源化されるかまでを考えることが求められています。
本セミナーでは、これまで生産側(いわゆる動脈企業)からは見えづらかった、「選別プロセス」に焦点を当て、廃製品を再生原料へと変え、資源循環を実現していく鍵となる技術として、その本質を丁寧に解説します。
【キーワード】選別技術、リサイクル、都市鉱山、資源循環、再生原料、レアメタル、プラスチック
日時
【Live配信受講】 2025年8月7日(木) 10:30~16:30
セミナー趣旨
本講では、専門知識のない受講者に対して選別技術の基本的な考え方を、今後、資源循環開発に携わる受講者に対して将来の技術課題をお伝えし、金属・素材の資源循環実現に向けた技術開発の役割と在り方を展望する。
【講師より】
選別対象の廃製品は多様で、それぞれ課題が異なります。事前に興味の対象をお伝えいただければ、出来る範囲で講義内容をそれに寄せたいと思います。
習得できる知識
リサイクル高度化のため選別技術について、その基本的な考え方と技術構造的な課題の知識が得られます。
予備知識は必要ありません。新たに資源循環の課題に取り組む企業において、廃製品を破砕・選別して素材産業の原料として提供するため、リサイクル工場での選別がどうあるべきか基礎を習得できます。
セミナープログラム
・選別技術高度化の必要性
・リサイクルにおける選別の特殊性
・未来の高度選別のためのパラダイムシフト
2. 省エネ・低コストにエントロピーの縮小を図る -選別技術の役割-
・リサイクルにおける選別はカオスとの戦い
・タート~ゴール 選別はどこを分担するか?
3. 選別工程の戦略的取組み -試料調整-
・まずは単体分離させる
・粉砕工程は細粒化工程にあらず
・やみくもに微粒子化しない
4. 選別工程の戦略的組み立て -万能な選別機は存在しない-
・選別技術の種類と適応粒子サイズ
・個別選別装置の分類
・集合選別装置の特徴と機能分類
・自社の選別工程を最適化する
5. 選別工程の評価 –からくりを理解する-
・単体分離と選別精度は掛け算的に効く
・選別結果~選別の良否を正しく理解~
・選別工程を組む際の心得
6. 個別対象物の選別高度化 -将来に向けた技術開発の難しさ-
・選別の対象となり得るもの
・将来需要見込みの難しさ
7.15年前の開発経緯を振り返る -選別技術開発の教訓-
・選別技術の革新に向けた模索
8. 情報利用と選別の自動化 -個別技術から総合システムへ-
・情報・計算による選別自動制御の先駆け
・報利用とAI化による無人選別工場の開発
9. 都市鉱山開発の未来地図 -選別技術開発の展望-
・自動・自律制御による選別最適化と低コスト化の両立に向けて
・都市鉱山開発の拠点整備
□質疑応答□
セミナー講師
(国研)産業技術総合研究所 首席研究員 博士(工学) 大木 達也 先生
<ご経歴>
早稲田大学 理工学部 助手を経て、通商産業省 工業技術院 入省。2001年、産業技術総合研所に改組。現在、同所 環境創生研究部門・副研究部門長。
この間、2014年に SUREコンソーシアム (戦略的都市鉱山研究拠点) を設立し会長に就任。現在95機関加盟。
<ご専門>
・都市鉱山開発工学
・資源処理工学
<ご研究・ご業務>
天然鉱山、リサイクルにおける物理選別技術(固体粒子の選別)の研究に従事。独自開発装置の製品化、リサイクル選別システムの概念設計、民間からの技術コンサルティングや国家プロジェクトの立ち上げ等を実施。特にレアメタルリサイクル技術開発が活発化した2006年以降、特許実用化14件、受託・共同研究104件、技術相談300件以上(2020年度まで)を実施してきた。
また、国研・大学・企業の中堅研究者を対象に、未来の物理選別技術開発の指導者育成を目指して、SUREアカデミーを主催している。
【紹介ページ】https://staff.aist.go.jp/t-oki/
【Webページ】https://unit.aist.go.jp/env-mri/sure/index.html
セミナー受講料
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