
Vision Transformerの仕組みとBEV Perception
~物体検出、自己教師あり学習、BEV Perception等のコンピュータビジョン最前線~
セミナー趣旨
自己注意機構を活用したニューラルネットワークであるTransformerは、機械翻訳タスクでSoTAを達成し実用化を加速させている。このTransformerをコンピュータビジョンタスクに適用したモデルがVision Transformerであり、2019年以降、急速に応用と改良が加えられている。Vision Transformerは、CNNとは異なる新たな特徴表現獲得が可能となり、テクスチャノイズに対してロバストな認識が可能となっている。
本セミナーでは、Vision Transformerについて従来の手法と対比しながらその仕組みと特長について解説し、コンピュータビジョン応用として物体検出、セマンティックセグメンテーション、自己教師あり学習について紹介する。また、BEV PerceptionによるEnd-to-end自動運転技術の最前線についても紹介する。
セミナープログラム
1 Transformerの仕組み
1.1 Transformer
1.2 大規模言語モデル
2 Vision Transformerの仕組み
2.1 特徴表現獲得の変遷
2.2 VIsion Transformer(ViT)
2.3 ViTによる画像認識
2.4 ViTによる特徴表現獲得
2.5 ViTベースの物体検出、セマンティックセグメンテーション
2.6 ViTの自己教師あり学習
2.7 ViTの派生手法(Swin Transformer、ConvNeXtなど)
3 Vision and Languge Model(VLM)による知識獲得向
3.1 VLMとは
3.2 CLIPとオープンボキャブラリ認識
3.3 LLaVA
3.4 Vision-Language-Actionモデル(VLA)
4 TransformerによるBEV Perception
4.1 Bird’s-Eye-View(BEV)空間
4.2 BEVベースの3D物体検出:BEVFormer
4.3 BEVベースのE2E自動運転:UniAD、Para-Drive、EMMA
セミナー講師
藤吉弘亘(ふじよしひろのぶ) 氏
中部大学 工学部 情報科学科 / 大学院 工学研究科 情報工学専攻 教授(博士(工学))
<略歴>
1997年 中部大学大学院 博士後期課程了
1997〜2000年 米国カーネギーメロン大学 ロボット工学研究所 Postdoctoral Fellow
2000年 中部大学 講師
2004年 中部大学 准教授
2005〜2006年 米国カーネギーメロン大学 ロボット工学研究所 客員研究員
2010年 中部大学 教授
2014年 名古屋大学 客員教授
現在に至る
<学会>
電子情報通信学会、情報処理学会、ロボット学会、IEEE
<主な受賞>
ロボカップ研究賞(2005年)
情報処理学会論文誌CVIM優秀論文賞(2009年)
情報処理学会山下記念研究賞(2009年)
画像センシングシンポジウム優秀学術賞(2010, 2013, 2014年)
電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ論文賞(2013年)
<研究>
計算機視覚、動画像処理、パターン認識・理解の研究に従事
セミナー受講料
お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講について
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受講料
53,900円(税込)/人