
~高分子の表面・界面の性質や構造といった基礎から解説!~
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
高分子の表面・界面の性質・構造や評価法、高分子の接着の原理と基礎、接着性の評価法、界面構造と接着性、界面構造の各解析手法と事例、各表面処理技術と接着性への影響など、最新の研究内容を含めて解説します。
日時
【Live配信受講】 2025年7月22日(火) 13:00~16:30
【アーカイブ受講】 終了翌営業日から7日間[7/23~7/29]を予定
※動画は未編集のものになります。
※視聴ページは、終了翌営業日の午前中にはマイページにリンクを設定する予定です。
セミナー趣旨
高分子の接着を理解するうえで、高分子の表面・界面の性質や構造を理解することは必須となるため、高分子表面の基礎からその親疎水制御に関する原理と応用を解説し、高分子の界面に関してもその構造・物性を説明します。特に界面の評価は、接着を特徴づけるうえで非常に重要となります。そのため、界面の基礎や評価手法を紹介した後に、本講演のメインである接着の基礎から原理、そしていかに制御するかを擬態的な研究事例を交えながら「なぜ、ものとものがくっつくのか?」に対して、最先端の研究を紹介しながら説明をします。
接着の原理や理解はいまだ発展途上であり、現在進行形で研究が日々進んでおります。一方で、接着技術は工業的にも期待度が高く、さまざま検討がなされるものの原理や制御が難しいこともあり、多くの課題が残っています。本講演での接着の原理を理解することで、それらの課題解決に向けた足がかりとなる技術・知見を習得できます。
受講対象・レベル
高分子材料の接着に関して、基礎的な内容から最先端の表面処理技術や評価法までを取り上げ、幅広い内容になります。大学学部の授業の高分子の知識があれば、十分な理解できる内容となります。
習得できる知識
・高分子の表面・界面の基礎
・高分子の接着の原理
・高分子の接着界面の構造評価手法
・高分子の表面処理手法
・高分子の表面処理と接着性の相関
セミナープログラム
2.高分子表面の分子設計
3.高分子の界面の基礎
4.高分子界面の評価手法
5.高分子の接着の原理と基礎
6.高分子の接着性の評価法
7.高分子の接着界面の構造と接着性
8.高分子の接着界面の構造の評価手法
9.高分子の接着界面のラマン分光を使用した構造解析の例
10.高分子の接着界面のX線CTを使用した構造解析の例
11.プラズマ処理による接着性への影響
12.電子線処理による接着性への影響
13.ポリオレフィンのプライマー処理の影響
14.ポリエーテルエーテルケトンの化学的表面改質
15.同種高分子接着界面の評価と接着性
16.結言
□質疑応答□
セミナー講師
2015年3月 京都大学大学院工学研究科 高分子化学専攻 博士後期課程 修了および博士(工学)取得
◆職歴・研究歴:
2014年4月~2015年3月 日本学術振興会特別研究員DC2
2015年4月~2021年9月 神戸大学大学院工学研究科 助教
2021年10月~現在 同所属 講師
HP:https://www.research.kobe-u.ac.jp/eng-cx6/
セミナー受講料
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受講について
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
≪配布資料≫
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、マイページよりダウンロード可となります
受講料
49,500円(税込)/人
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