原作映像化に潜む法的リスクと対応策

【制作現場の“知らなかった”をなくす】

〜“もめない映像化”を実現するための契約と交渉〜 

開催日 2025年 5月23日(金)

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セミナー趣旨

昨今、テレビドラマや映画といった映像作品が、小説や漫画・マンガを原作として製作されるケースが多くなっています。映像作品がヒットすれば、原作となった小説や漫画・マンガの認知度向上・売上増加も期待できるため、基本的には、関係者の利害は一致することが通常です。もっとも、昨年以降に話題となった「セクシー田中さん」の件で大きな注目が集まったように、原作を映像化するに際しては、原作者との調整が必要不可欠です。もちろん、このような問題は今に始まったものではありません。

そこで、今回の講義では、過去に問題となった具体的な事例の内容を踏まえつつ、著作権及び著作者人格権の観点のほか、フリーランス法の施行や下請法の改正動向等を含め、原作を映像化するに際しての法的着眼点について検討します。

セミナープログラム

1.実例の紹介・検討
 (1)テレビドラマの場合:「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」事件
 (2)映画の場合:「やわらかい生活」脚本事件
 (3)映画の関連事案:「天上の花」脚本事件

2.原作使用許諾契約の実務
 (1)原作使用許諾契約の必要性
 (2)原作使用許諾契約の成立時期
 (3)翻案権と同一性保持権との関係
 (4)同一性保持権の解釈論
 (5)クリエイティブ・コントロールの帰趨

3.交渉を円滑に進めるために
 (1)問題の所在 ? 原作者は何を気にしていたか
 (2)交渉における着眼点 ? 過去事案の整理

4.あり得べき実務の構築に向けて
 (1)改変の対象に応じた取扱い
 (2)改変の方法に応じた取扱い
 (3)原作者との協議の時期及び方法
 (4)関係者の交渉力・利害状況・利害対立への配慮

セミナー講師

柳田国際法律事務所 パートナー弁護士
奥田 洋平(おくだ ようへい) 氏

平成19年(2007年) 東京大学法学部卒業
平成21年(2009年) 東京大学法科大学院修了
平成22年(2010年) 弁護士登録(東京弁護士会)
令和 元年(2019年) ハーバード・ロースクールLL.M.課程修了

論文として「使用料規程に基づく損害額の算定」『多様化する知的財産権訴訟の未来へ・清水節先生古稀記念論文集』(日本加除出版、2023年)

セミナー受講料

1名につき 33,550円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)

受講について

収録時間 1時間59分 テキストデータ(PDF形式)つき

■セミナーオンデマンドについて 
<1>お申込み後2営業日以内に、ご登録いただいたメールアドレスへ
   Vimeoの視聴用URL・PASSと資料(PDFデータ)をお送り致します。
<2>動画は視聴案内日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。


 

受講料

33,550円(税込)/人

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時

オンデマンド

受講料

33,550円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

サービスマネジメント一般   知的財産マネジメント一般   企業法務

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