New! 深層学習と適応フィルタ:2つの概念の理解と使い分け

~それぞれの長所短所を明らかにしながら、実際の応用における”うまい使い分け”について解説~ 

 

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    セミナー趣旨

     深層学習の登場から約10年が経ち、今その発展は継続されています。一方で、問題点や限界もわかったきたことで、これからは同じ、あるいは類似する“学習”をアルゴリズムとする、適応フィルタとの使い分けが必要とされると考えられます。そこで、この2つの概念、深層学習と適応フィルタを別々に整理し、それぞれの長所短所を明らかにしながら、実際の応用における”うまい使い分け”について解説を試みることにします。
     本セミナーでは、内容の理解を深めて頂くことを前提に、まず人工知能(AI)について網羅的に解説します。ここまでのAIの歴史について概観しながら、その性質について特に得意・不得意とするものを、例を用いて示します。そして、AIをニューラルネットワークと捉え、これまでのニューラルネットワークの技術的な進展を説明します。その進展の中で、今日使われる技術のポイントになったものを、応用面から捉え、大きく通信と音(特には音声)への利用例として紹介します。
     続いて、適応フィルタについて解説します。1つの技術を紹介することに限定せず、複数の有力な適応処理方法の紹介を心がけます。また、具体的な応用例を紹介します。そして、特に音と通信への応用を取り上げ、ニューラルネットワークと適応フィルタの利用の仕方を解説し、双方の利用の仕方と得られる結果の違い、長所・短所を示します。さらに、音声強調問題において、深層学習の最先端研究事例を示しながら、適応フィルタとの処理方法との違いを明らかにし、比較検討を行います。これまでの深層ニューラルネットワークと適応フィルタの研究を振り返り、今現在で言えること、そして今後の研究テーマとして考えられることにまで言及する予定です。

     

    セミナープログラム

     1 AIとは
      1.1 人工知能の広がり
      1.2 人工知能と得意・不得意
      1.3 アンドロイド
      1.4 生成AI

     2 ニューラルネットワークの概念
      2.1 神経細胞
      2.2 発火
      2.3 脳処理
      2.4 人工ニューラルネットワーク

     3 ニューラルネットワークの進展
      3.1 Adaline
      3.2 多層パーセプトロン
      3.3 深層ニューラルネットワークム
      3.4 線形予測係数

     4 学習方法
      4.1 教師あり学習
      4.2 半教師あり学習
      4.3 教師なし学習

     5 適応フィルタ
      5.1 LMSアルゴリズム
      5.2 最急降下法
      5.3 最適解
      5.4 ウィナーフィルタ

     6 適応アルゴルズム
      6.1 LMSアルゴリズムの改良
      6.2 RLS
      6.3 RLSの改良
      6.4 アフィン射影
       …、等

     7 適応フィルタの応用
      7.1 エコーキャンセラ
      7.2 ノイズキャンセラ
      7.3 信号強調器
       …、等

     8 通信路等化
      8.1 通信路等化の概念
      8.2 トレーニングとトラッキング
      8.3 非線形通信路等化
       多層パーセプトロン、ラジアル基底関数、…、等

     9 音への利用
      9.1 気導音声と骨導音声
      9.2 骨導音声の品質改善
       骨導・気導変換、…、等

     10 音声強調
      10.1 深層学習を用いる先端研究
      10.2 適応フィルタを用いる先端研究

     11 まとめ
     

    セミナー講師

    島村徹也(しまむらてつや) 氏    
    埼玉大学大学院 理工学研究科 数理電子情報部門 教授(工学博士)  
    <経歴> 
       1986年 慶應義塾大学 理工学部 卒業。
     1991年 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 博士課程修了、工学博士。
     1991年 埼玉大学 工学部 情報工学科 助手。
     1995年 ラフバラ大学(イギリス) 客員研究員。
     1996年 ベルファーストクイーンズ大学(イギリス) 客員研究員
     1998年 埼玉大学 助教授。
     2007年 埼玉大学 教授。  
    <学会、等>   
    IEEE, アメリカ音響学会、日本音響学会、電子情報通信学会、信号処理学会、電気学会 会員。現在、信号処理学会編集長。  
    <専門>   
    ディジタル信号処理とその音声、画像、通信への応用など。論文・著書多数。これまで20社を超える企業との共同研究を実施するなど、産学連携に力を入れている。2019年より「AI時代の画像処理技術研究会(埼玉大学産学官連携協議会)」の代表を務め、年に複数回の研究発表会を主導している。

     

    セミナー受講料

    お1人様受講の場合    53,900円[税込]/1名      
    1口でお申込の場合    66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)

    受講について

    ★本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、
     お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。

    ★インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。
     講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

    ★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。


     

    受講料

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    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    機械学習・ディープラーニング   AI(人工知能)

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