
わかりやすく解説します。
セミナー趣旨
化学物質による災害は、年間450件程度発生しています。災害防止のためには、事業者
が取り扱っている化学物質の有害性や危険性を知る必要があります。化学物質の有害性や危険性を伝達するツールとして、ラベル・SDSがあります。しかしながらラベル・SDSに関する法律は、SDS3法と呼ばれる労働安全衛生法、特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化学物質排出把握管理促進法)や毒物及び劇物取締法があり、その対象物質や法令上要求される項目等が異なります。
本セミナーでは、SDS3法について、わかりやすく概要を解説するとともに、ラベル、SDSに関する日本産業規格であるJISやそれぞれを遵法するためのポイントも合わせて説明致します。
習得できる知識
・ラベル、SDSの基本
・ラベル、SDSに関する労働安全衛生法
・ラベル、SDSに関する化学物質排出把握管理促進法
・ラベル、SDSに関する毒物劇物取締法
・JIS Z 7253
セミナープログラム
1.ラベル、SDSの基本
1.1 ラベル、SDSとは
1.2 ラベル、SDSに関係する法令
1.3 化学品の分類および表示に関する世界調和システム
1.4 ラベル、SDSのJIS
2.労働安全衛生法
2.1 労働安全衛生法
2.2 労働安全衛生法とラベル、SDS
2.3 労働安全衛生法とラベル、SDSの対象物質
3.化学物質排出把握管理促進法
3.1 化学物質排出把握管理促進法
3.2 化学物質排出把握管理促進法とラベル、SDS
3.3 化学物質排出把握管理促進法とラベル、SDSの対象物質
4.毒物及び劇物取締法
4.1 毒物及び劇物取締法
4.2 毒物及び劇物取締法とラベル、SDS
4.3 毒物及び劇物取締法とラベル、SDSの対象物質
5.JIS Z 7253(化学品の危険有害情報の伝達)
5.1 概要
5.2 ラベル
5.3 SDS
<質疑応答>
セミナー講師
AGC(株) 経営企画本部 サスティナビリティ推進部 プロフェッショナル 博士(工学) 岡部 正明 氏
技術士(環境部門、総合技術監理部門)
■著作物
有害物等との接触災害対策指針 (社)日本化学工業会(1991年)
労働者の健康障害を防止するための化学物質のリスクアセスメントマニュアル 日本規格協会(2001年)
よくわかるSDS、ラベル作成実務入門 化学工学日報社(2013年)など
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
45,100円(税込)/人
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