PPWR(EU包装および包装廃棄物に関する規則)の動向と日本企業が行うべき対応

日本企業は何をどのように対応したらよいのか? 

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    セミナー趣旨

      世界の環境政策をリードするEUは、2025年2月11日に包装および包装廃棄物規則(PPWR)を発効し、2026年8月12日からEU全域で適用する。この新規則は、包装廃棄物の削減を目指し、全ての包装はリサイクル可能、リサイクル材含有率、リユース目標値、デポジット制導入、PFASの使用禁止、堆肥化と生分解性プラの推進等の多彩な施策が織り込まれている。細則等は未定が多いが、順次具体策が決まる予定である。また、国際プラスチック条約の審議は2025年8月に再開されるが、問題ある製品としてPSトレー類が規制対象となっており、日本は大きな影響を受けることが予想される。この審議においてもEUの施策が織り込まれている。
      本講では、このEU規則の経緯と背景、具体的な目標値、事業者の責任、登録制度、業界の反応、加盟国の先進的事例、及び日本への影響と日本企業の行うべき対応に関し紹介する。

    習得できる知識

    ・廃棄プラスチック量と輸出量
    ・世界の循環型経済戦略・国際プラスチック条約
    ・EUの包装廃棄物戦略と新規則、事業者の責任、加盟国の現状
    ・日本のプラスチック処理の現状と課題
    ・プラスチック資源化に向けた技術開発状況

    セミナープログラム

    1.プラスチックを取り巻く環境
    2.世界の廃棄プラスチック量と輸出量

       ・バーゼル条約の影響
    3.国際的な資源リサイクル戦略とプラスチック条約
       ・国連、UNEP、EU、米国、日本、中国、アジア
    4.EU包装材及び包装廃棄物規則の概要
     1)EUのCircular Economy戦略
     2)EUの6つの政策課題:グリーンディール政策
     3)EU規則 2022/1616(再生プラの安全性強化):処理施設登録状況
     4)政策パッケージ第1弾(2022.03)
     5)「包装及び包装廃棄物規則」(PPWR:2025.02発効)
       ・背景と経緯、規則の全体構成
       ・リサイクル可能な設計、リサイクル材の最低含有率、リユースの目標値、発生の最小化、デポジット制の導入、
                QRコード化、堆肥化可能包装、食品包装用向けPFASの使用禁止、多層製品の対応、事業者の義務、
                適合性評価と証明書、拡大生産者責任、関連業界の反応
       ・今後の細則審議予定
     6)バイオベース、生分解性、堆肥化可能プラスチック
       ・背景、文書の概要、生分解性とバイオの定義、工業堆肥化、ステークホルダーの反応
     7)日本への影響と対応、寄せられたパブコメの例
    5.今後のリサイクル設計基準と加盟国の先進的事例
       ・CEFLEXガイドライン、仏、独
    6.国際プラスチック条約の審議状況(国連環境総会
       ・第5回会議までの審議状況と主な論点、各国の姿勢
       ・問題ある製品の規制に関する議長案(PSやPVC包装材料等)、食品包装向けBPA使用禁止
       ・審議再開(8月4~14日、ジュネーブ)に向けた動き
    7.日本企業の行うべき対応
       ・登録制度と適合性評価への対応、拡大責任者責任(EPR)の影響
       ・国際プラスチック条約における「問題ある製品」と経産省・業界の対応
       ・プラスチック資源循環促進法、SDGs、COP28、リサイクルの現状、
                厚労省の再生プラスチック指針改正、資源化に向けた技術開発状況(ケミカルリサイクル等)
    8.まとめ:モッタイナイは世界のアイコトバ、プラスチックはよみがえる
    <質疑応答>

    セミナー講師

     日本包装專士会 元会長    西 秀樹 氏

    ■本テーマに関する業界団体でのご活動歴など
    ・日本包装技術協会 包装管理士講座 講師
    ・日本食品包装協会 包装学校 講師
    ・日本包装專士会 元会長(元三菱ケミカル)

    セミナー受講料

    【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円

    【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

    *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

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    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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    13:00

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    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

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    キーワード

    食品包装   高分子・樹脂材料   省資源

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