
水素が関与する金属の損傷、水素脆化プロセス、様々な水素脆化特性の評価法、解析手法、新規水素可視化法、水素脆化の抑制など
水素脆化の基礎、水素が関与する金属材料の損傷、提唱されている水素脆化機構、水素脆化特性の評価手順と様々な評価方法、水素の挙動を理解するための電気化学的な方法や新規な水素可視化法、水素侵入抑制や応力・組織制御などの耐水素脆化特性の向上までを詳しく解説します。
日時
【Live配信】2025年5月30日(金)10:30~16:30
【アーカイブ配信】:6/2~6/8を予定
受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
セミナー趣旨
このセミナーでは、ボルトや自動車用鋼板など、使用環境中での腐食により取り込まれる水素の影響を考慮した水素脆化特性の評価法や、水素の挙動を理解するための電気化学的な方法や、新規な水素可視化法などの技術、また耐水脆化特性の向上に関して解説する。
受講対象・レベル
鉄鋼材料等の金属材料のメーカーあるいはそれを用いた製品を製造するメーカー等産業に関わる方や、国研、大学、試験研究機関等に従事され、水素脆化に関しての課題、あるいは興味、関心を持たれる方。大学院の学生など初学者も対象とする。予備知識としては、材料科学に関する基礎的な知識を持たれていることが望ましい。
習得できる知識
水素脆化に関する基盤的な知見と、これまでに用いられてきた、あるいは現在提案されている評価法について知るとともに、水素脆化特性の研究や試験に用いられる基盤的な手法や新規な解析手法についての知識を得る。また、水素脆化を抑制するための方策についての情報を得る。
セミナープログラム
1.はじめに
1.1 水素脆化とは
1.2 水素脆化の定義
2.水素が関与するさまざまな金属材料の損傷と研究の歴史
2.1 水素が関与する損傷
2.2 水素脆化研究の歴史
3.水素脆化プロセス
3.1 水素侵入
3.2 提唱されている水素脆化機構
4.水素脆化特性評価法
4.1 暴露試験
4.2 水素チャージ法
4.3 水素脆化特性評価法の変遷
4.4 定荷重試験、低ひずみ速度引張試験および通常速度引張試験
4.5 様々な水素脆化特性評価法
5.解析手法
5.1 水素量の定量
5.2 電気化学的水素透過法
5.3 観察手法
5.4 水素可視化法
6.耐水素脆化のために
6.1 水素侵入の抑制
6.2 応力の制御
6.3 組織制御
7.おわりに
□質疑応答□
セミナー講師
東北大学 金属材料研究所 教授 博士(理学) 秋山 英二 氏
専門:腐食科学,電気化学,材料科学
東北大学金属材料研究所助手,オハイオ州立大学博士研究員,金属材料技術研究所研究員,物質・材料研究機構研究員,マックスプランク鉄鋼研究所JSPS長期在外若手研究員,物質・材料研究機構主任研究員,主幹研究員,東北大学金属材料研究所教授.
セミナー受講料
※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
定価:本体50,000円+税5,000円
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2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)
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1名申込みの場合: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
定価:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。
<1名分無料適用条件>
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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
受講について
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
配布資料
- PDFテキスト(印刷可・編集不可)
受講料
55,000円(税込)/人
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