細胞培養による細胞農業の最前線と動物細胞培養(魚介類や植物)・微生物(藻類)細胞培養への応用可能性の検討~SDGs時代における、培養肉・培養魚肉・培養植物等の生産性向上を目指して~

ここまできた!「細胞培養/細胞農業」技術の2025年現在地!
世界的に食料生産・食料供給が不安定化する中で我々に何ができるのか?
新たなステージに突入しつつある本研究分野について、研究・現場の両側面から、おさえるべきポイントを徹底解説します!

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    セミナー趣旨

      生物は細胞で構成されています。これまで私達人類は、生物を育てることで食料を生産するという農業活動を行ってきました。細胞農業では、生物を構成する細胞を直接増やすことで農業生産活動を行う考え方です。
      現在、世界の農業は大規模化が進み、生産地と消費地が遠く離れ、資源の移動が起こることで資源の不均一化が起きつつあります。それを解決するためには、よりコンパクトに資源が循環する食料生産・消費・再資源化のシステムが必要です。細胞農業による食料の工業的生産が実現すれば、よりコンパクトかつ持続可能な食料生産を行う社会となると考えられます。本講座では近年注目が高まっている植物細胞農業についても紹介します。

    習得できる知識

    ・現在の農業生産が直面している課題が理解できる
    ・細胞農業がどのように行われるのかが理解できる
    ・細胞農業が関連する業界分野が見えてくる
    ・細胞農業が実現するにあたる課題がわかる

    セミナープログラム

    1. 世界の食料生産の課題
     ・気候変動/食料需要の増加
     ・温室効果ガス排出
    2. 細胞培養による食料供給の可能性
     ・細胞農業開発の歴史的経緯
     ・細胞農業製品の実例(フォアグラ、クロマグロ、うなぎ、コーヒー、チョコレート等々。)
     ・スタートアップ企業の事業化計画
    3. 細胞性食品の一般的な作り方
     ・生物細胞、バイオリアクター、培養液
     ・製造コスト
     ・実用化(商品化)に必要な技術要件
     ・低価格化の方法
     ・培養の効率化
     ・大規模/普及用の細胞培養
     ・各種研究事例の紹介
    4. 細胞農業の環境影響
     ・食料生産の環境影響の現状
     ・環境影響評価の方法:ライフサイクルアセスメント(LCA)


    *途中、小休憩を挟みます。


    ■講演中のキーワード
    ・細胞農業
    ・培養肉
    ・細胞培養
    ・細胞性食品
    ・植物細胞農業 

    セミナー講師

     非営利活動法人日本細胞農業協会 代表理事 東北大学大学院農学研究科 環境適応植物工学研究室 助教 博士(農学)
     五十嵐 圭介 氏

     非営利活動法人日本細胞農業協会 東京農工大学大学院農学府農学専攻 森林経営学研究室 修士2年
     竹中 夏史 氏

    五十嵐 圭介 氏
    ■ご経歴
    2015年 Shojinmeat Projectに参入
    2017年 東北大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 博士課程 修了
    2017年 株式会社リバネス 入社
    2019年 株式会社リバネス 退社
    2019年 インテグリカルチャー株式会社 入社
    2019年 非営利活動法人日本細胞農業協会 設立
    2022年 インテグリカルチャー株式会社 退社
    2022年 東北大学大学院農学研究科 環境適応植物工学研究室 助教 就任
    ご専門および得意な分野・ご研究
    博士号取得時の専門は植物分子遺伝学。イネの大量生産を目指し、ハイブリッドライス作出基盤の基礎研究を行った。
    食料生産の資源循環の効率化・コンパクト化がこれからの社会には必要であると感じ、
    細胞農業の研究の中でも中心となる培養肉の研究開発を行っていた。東北大学に就任後、細胞農業の中でも植物領域の開拓を開始した。
    本テーマ関連学協会でのご活動
    2018年 株式会社リバネスにて小中学生向け細胞農業実験教室の講師を担当
    第2回細胞農業会議(2019年3月開催)の運営
    2019年 第3回アグリプラットフォームコンソーシアムミーティングにて講演
    サイエンスアゴラ2019 シンポジウムのパネルディスカッション登壇
    2021年 第3回細胞農業会議開催
    2022年 第4回細胞農業会議開催
    2023年 第5回細胞農業会議開催
    2024年 第6回細胞農業会議開催

    竹中 夏史 氏
    ■ご経歴
    2020年 東京農工大学 農学部 入学
    2021年 インテグリカルチャー株式会社 インターン 入社
    2023年 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 研究生 入所
    2024年 東京農工大学 農学部 卒業
    2024年 東京農工大学 農学府 入学
    ■ご専門および得意な分野・ご研究
    専門は環境学。一方で、インテグリカルチャー株式会社と東京女子医科大学に所属し、細胞農業の開発研究の最先端に携わる。
    その経験を活かしながら、国内外の細胞農業従事者たちと共同し、主テーマである細胞農業の環境影響評価の研究に取り組む。

    セミナー受講料

    【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

    【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円

    *学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

    受講料

    46,200円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    46,200円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    生物・細胞技術   生産工学   地球温暖化対策技術

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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    生物・細胞技術   生産工学   地球温暖化対策技術

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