
ぬれ(撥水/撥油・親水性)の基礎と液体の滑落性を向上させるための表面設計と最新開発動向
― ”正しい” ぬれ評価法と制御技術、国内外の最新研究開発動向、 "実用的" な表面処理技術のトレンド ―
■ぬれの基礎から(超)撥水/撥油性、(超)親水性、高滑落性付与技術および最新研究開発動向までを解説!
当社人気書籍「超撥水・超撥油・滑液性表面の技術(第2巻)」や「超親水・親油性表面の技術」でも執筆協力を頂いている産総研の穂積氏を講師にお迎えしてのセミナーです。
日時
【会場】 2025年5月16日(金) 10:30~16:30
【Live配信】 2025年5月16日(金) 10:30~16:30
受講可能な形式:【会場(アーカイブ配信付)】or【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
セミナー趣旨
受講対象・レベル
・表面処理,表面改質技術に従事している方
・各種基材表面への(超)撥水・撥油性,(超)親水性付与技術を研究している方など
習得できる知識
・ぬれに関する基礎的な知識と理論
・ぬれ(静的/動的)評価技術の正しい知識
・実用的な表面処理((超)撥水/撥油性,(超)親水性,高滑落性付与)技術および国内外の最新の研究開発動向
セミナープログラム
1.1 Youngの式
1.2 表面張力の定義
1.3 表面自由エネルギーとは?
1.4 Wenzelの式(凹凸表面におけるぬれ)
1.5 Cassieの式(複合表面におけるぬれ)
1.6 CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
1.7 既存理論を否定する研究事例
1.8 3相接触線の重要性
1.9 これまでのぬれ性評価法とその問題点
1.10 静的接触角とぬれ性との関係
2.動的ぬれ性の考え方と測定・制御方法
2.1 動的ぬれ性とは?
2.2 動的ぬれ性制御の重要性
2.3 動的接触角
2.4 動的接触角の測定方法
2.4.1 Wilhelmy法とその特徴
2.4.2 転落法とその特徴
2.4.3 拡張収縮法とその特徴
2.5 接触角ヒステリシスの定義
2.6 自然界における高/低接触角ヒステリシス表面(ハスの葉やバラの花弁)
2.7 接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
2.8 接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
2.9 Liquid-like表面とは
2.10 接触角ヒステリシスと滑落性の関係(Kawasaki/Furmidgeの式)
3.(超)撥水/撥油処理の国内外の最新研究開発動向
3.1 バイオミメティクス(生物模倣技術)とは?
3.2 (超)撥水/撥油性を得るための指針
3.3 これまでの(超)撥水/撥油性表面の問題点・課題
3.4 最近の(超)撥水/撥油性の定義
3.5 (超)撥水/撥油処理の最新研究開発動向
3.6 SLIPS(Slippery Liquid-Infused Porous Surfaces)の特徴・設計・課題
4.液体の滑落性に優れた機能表面の作製事例
4.1 自己組織化単分子膜の成膜方法とその特徴
4.2 ポリマー薄膜/ポリマーブラシの成膜方法とその特徴
4.3 有機-無機ハイブリッド皮膜の成膜方法とその特徴
4.4 離しょうゲルの成膜方法とその特徴
4.5 親水性と滑水性を兼ね備えた透明皮膜の成膜方法とその特徴
5.(超)親水処理の最新研究開発動向
5.1 (超)親水性を得るための指針
5.2 これまでの(超)親水性表面の問題点
5.3 (超)親水性処理の最新研究開発動向
5.4 (超)親水性を利用した防曇処理
5.4.1 曇りのメカニズムとぬれ性制御の重要性
5.4.2 これまでの防曇処理の研究事例
5.4.3 防曇処理の最新研究開発動向
5.5 魚類体表の多機能性を模倣したバイオミメティック超親水性皮膜
5.5.1 作製方法
5.5.2 多機能性(防曇性,自己修復性,抗菌性,水中超撥油性)
5.5.3 大面積成膜技術
6.現状の課題と最近のトピックス
傷が長期間にわたって自己修復する超撥水性材料の開発
7.まとめ
□質疑応答・名刺交換(会場限定)□
セミナー講師
略歴
平成11年4月1日 工業技術院名古屋工業技術研究所入省
平成18年4月1日〜平成19年3月31日 経済産業省製造産業局非鉄金属課 ナノテクノロジー・材料戦略室勤務 産業技術企画調査員
平成19年 University of Bristol(英国),客員研究員
平成19年 University of Massachusetts Amherst(米国),客員教授
令和1年4月1日~ 愛知工業大学連携大学院,教授
令和4年4月1日~ 高分子学会バイオミメティクス研究会,運営委員長
令和5年4月1日~ 現職
専門
表面化学、材料プロセス工学、薄膜工学
所属学会
アメリカ化学会、高分子学会、日本化学会、表面技術協会、無機マテリアル学会
セミナー受講料
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55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
定価:本体50,000円+税5,000円
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2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)
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定価:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
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※他の割引は併用できません。
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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。
受講について
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受講料
55,000円(税込)/人